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北「150日戦闘」 記念日へ経済再建、後継者実績作りも
このニュースのトピックス:北朝鮮
【ソウル=水沼啓子】北朝鮮当局は住民らに対し、国家総動員態勢で経済再建を進める「150日戦闘」への参加を指導している。今月9日の建国記念日や10月10日の朝鮮労働党創建記念日を目標にしているとみられる。故金日成主席の後継者に内定した金正日総書記が1970年代に指揮した「70日戦闘」などにならい、金総書記の後継者との情報もある三男、正雲氏が「150日戦闘」で実績作りをしているとも指摘されている。北朝鮮で戦闘とは闘争や運動を意味する。
「150日戦闘」が北朝鮮メディアに初めて登場したのは、5月4日付の党機関紙「労働新聞」。運動の開始時期は明らかになっていないが、北朝鮮の報道から、4月25日よりも前に始まったとみられている。
「労働新聞」には、「150日戦闘」が、故金主席の生誕100周年となる2012年に、「強盛大国を建設するための闘争を左右する」と、その意義が強調されている。
北朝鮮では、これまでも短期間に集中して生産性を高める活動を展開してきたが、70年代の「70日戦闘」や「100日戦闘」、80年代の「200日戦闘」などが代表的。韓国メディアによると、今回の「150日戦闘」では、住民らに対する思想統制や風紀取り締まりも強化しているという。
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