高浜原発：ＭＯＸ燃料不適合品問題　「情報公開を」市民団体が県に申し入れ　／福井

　関西電力の高浜原発３、４号機のプルサーマル計画で使うウラン・プルトニウム混合酸化物（ＭＯＸ）燃料に不適合品が見つかった問題で、原発に批判的な「グリーン・アクション」や「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」など３市民団体は８日、県に対し、関電に徹底した情報公開を要請するよう申し入れた。
　団体のメンバー８人が、県庁で原子力安全対策課の桜本宏課長に「９９年に発覚した同原発のＭＯＸ燃料検査データ不正問題を踏まえ、すべての情報を公開するよう関電に要請してほしい」と求める要望書を提出。桜本課長は「今回は関電と燃料製造会社が情報公開について一定の努力をしており、品質保証体制も適切に機能したと考える」と回答した。【大久保陽一】

９月９日朝刊

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