北朝鮮製武器、上海で積載 UAEで拿捕のバハマ船籍船【ソウル共同】北朝鮮製武器を積んでイランに向かっていたバハマ船籍の貨物船がアラブ首長国連邦(UAE)で拿捕された事件で、韓国の聯合ニュースは10日、武器が入ったコンテナ10個は6月末に中国・上海で積み込まれていたと報じた。コンテナ輸送を請け負ったイタリアの業者が明らかにした。 北朝鮮が中国を経由地にして武器を輸出している実態を示している。今回の拿捕について中国が情報提供などで協力したかどうかは明らかになっていないが、国連安全保障理事会の北朝鮮に対する制裁決議履行で中国の役割が問われそうだ。 業者によると、コンテナを積んだ北朝鮮の貨物船が5月30日に南浦港を出港し6月1日に中国の大連港に到着。その後コンテナは中国の貨物船により上海に移送され、同29日にバハマ船籍のオーストラリアの貨物船がコンテナを受け取った。 UAE当局は7月22日、停泊中の同船を検査し、コンテナからロケット弾などとされる武器を発見、押収した。コンテナは南浦港で積まれた時点から封印されており、書類には「オイルポンプ」と記されていたという。 【共同通信】
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