格差社会が招いた米大乱射事件
今日は、米大乱射事件の犯人の情報が入ったので、それについてと長崎市長射殺事件と安倍との怪しい関係について書きたい。
なぜか、伊藤一長長崎市長(61)を射殺した指定暴力団山口組系水心会幹部、城尾哲弥容疑者(59)もテレビ朝日に犯行を予告するような手紙を送ったそうだが、ヴァージニア工科大乱射事件の犯人チョ・スンヒ(23)も最初に寮で2人を射殺した後、2度目の乱射を始める前にNBCという米国のテレビ局に声明文や自分の写真やビデオを送っていた。
NBCニュースのサイトに行って、*一番上の犯人の写真をクリックすると犯人がNBCに送った写真のスライド・ショーが見られる。そこには、今回の乱射事件の被害者が目にしたであろうショッキングな光景、チョ・スンヒが銃を構える写真に始まり、NBCに送った小包の封筒の写真、自分のくびにナイフをあてたり、頭に銃をあてて自殺する姿を想像させるような写真、テーブルの上に並べた銃弾の写真などがある。
*翌日見たら、犯人の写真はなくなっていたので、その代わりに”FULL COVERAGE: VIRGINIA TECH MASSACRE”のリンクをクリックしてね。
”VIDEO GALLERY”をクリックするとニュースで、彼が自分を録画したビデオを紹介している。それを聞くと、チョ・スンヒは自分の思い通りにいかない世の中に苛立ち、怒りを感じていたようだ。精神異常者だったとの噂があったり、あまり人とのコミュニケーションがなかったので、英語が話せないという噂もあったが、このビデオを見る限り、8歳の頃から米国で暮らしているだけあって英語は韓国訛りがあるが、かなり流暢にしゃべっている。特に、金持ちと貧しい自分の間にある大きな格差に憤りを感じていたようだ。
チョ容疑者から米NBCテレビに送り付けられた動画の発言内容(4月19日 毎日新聞 mixiより)
お前たちには、今日(の惨劇)を避ける1000億回のチャンスと方法があったんだ。だがお前たちは私の血を流すことを決めた。お前たちは私を追い詰め、たった一つの選択肢を私に与えた。決めたのはお前たちだ。いまお前たちの手は二度と流し落とせない血に塗られるんだ。
私はやらなくたってよかったんだ。去ってもよかった。逃げられたかもしれない。だが私はもう逃げない。私のためでなければ、私の子どもたち、兄弟姉妹のだめだ。彼らのためにやったんだ。
お前たちは私を苦しめるために愛したんだ。お前たちは私の頭の腫瘍を愛し、私の心にある恐れを愛し、私の魂を引き裂き、哀れな1人の少年の人生を消し去った。ありがとう、お前たちのおかげで私は、弱く無防備な人々を奮起させるため、キリストのように死ぬ。
顔につばを吐きかけられ、のどまでゴミを押し込まれる気持ちがわかるか。自分自身の墓を掘る気持ちを知っているか。舌が耳から耳まで切り裂かれるのがどんな気持ちか、わかるか。生きたまま火をつけられるのがどんな気持ちか、わかるか。屈辱を与えられ、十字架に突き刺され、お前たちの楽しみのために、血を流しながら死ぬまで放置される気持ちが、わかるか。
お前たちは人生で少しの痛みも感じることはない。お前たちは私たちの人生に、みじめな気持ちを味わわせることを望んでいる。なぜなら、お前たちにはそうする力があるからだ。お前たちは望む物をすべて持っている。お前の高級車も、金のネックレスも、投資ファンドもたくさんだ。ウオツカもコニャックも、お前たちのぜいたくざんまいも、たくさんだ。お前たちはすべてを持っている。時が満ちた時、私はやった。やらざるをえなかった。
だから、格差社会というのは、恐ろしいのだ。底辺にいるものが上部にいるものに対して嫉妬したり、怨んだりする結果、社会がすさみ、犯罪が多発するようになる。今回の事件も米国での格差社会が招いた結果と言っても言い過ぎではないであろう。
NBCニュースのサイト
一方、カナダのニュースでも、長崎市長が暴力団に撃たれたニュースを見た。そこに、見たくなかったのに、画面いっぱいに安倍の顔が映し出され、インタビューされていたが、とてもそつない表情で、全く他人事のような冷たい話し方。「捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む。」と言ったのか、「選挙期間中、選挙運動中の凶行は民主主義に対する挑戦であり、断じて許すわけにはいかない。こうした暴力を断固として撲滅をしていかなければならないと思う。」と言ったのかどちらかよく聞いていなかったのでわからなかったが、全く心がこもっていなかった。
長崎市長銃撃事件直後に出した安倍のコメントに野党から批判が出たそうだが、やはり、誰もが同じように感じていると思う。その時に目をしばたかせていたのをみて、こいつ、「なにかやましいことがあるな。」と直感した。たとえば、人はうそをつくときには、まばたきをこまめにすることがある。実際は、全く逆のことを思っているのに、心の中の思いとは全く別なことを口にしているときなど。人はいくら無表情でも、心の中は隠せないのだ。長崎市長を撃った犯人が所属していた「水心会」と「安晋会」のつながりもあるようだし・・・・。
長崎市長銃撃事件で、警視庁も注目する安倍首相秘書トラブル(4月19日 アクセスジャーナル)
あまりにも自民党が長く政権を維持しているために、暴力団や警察との癒着がかなり深いものになり、迷宮入りの事件や凶悪な事件の多いこと!日本は右翼化、暴力団国家にむかってまっしぐらであるにもかかわらず、それを増長し、何の対策も打たない現在の政府には、怒りを感じている国民が多い。国民のこの怒りをエネルギーに変えて、ぜひとも参院選で政権交代を実現させようではないか!
伊藤一長市長の死が無駄になることなく、世界で核廃絶や言論の自由を弾圧する暴力の撲滅が実現し、これからの日本を変えるきっかけとなることを願いながら、市長のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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