県立病院の運営や経営効率化について提言などを行う県立病院経営効率化アドバイザリー会議が10日、南部合同庁舎であった。小川和美病院事業統括監は現在、嘱託や臨時任用(臨任)となっている5年目以降の研修医を本年度中に正職員にする方向で検討していることを明らかにした。また、労働基準法に基づき時間外労働の限度などを決める労使協定「36協定」の本年度中の締結に向け作業を進めていることも報告した。
7月23日現在、県立6病院全体で5年目以降の研修医は32人で、うち9人が臨任、23人が嘱託。これらの研修医を院長の推薦があれば、正職員化していく方向。
県立病院では専門研修中の研修医も現場での診療に当たり「労働力」となっているが、その処遇の悪さが問題となっていた。
嘱託医の報酬は日額2万1000円で勤務日数は20日以内のため、基本給は月42万円。病院事業アドバイザーの伊関友伸氏は「3〜5年目の研修医は一線で働けるので、他病院なら正規で雇い年収1000万円を超える。月42万円は低すぎる」と指摘した。
臨任の場合、給与水準は正職員と変わらないが、1年ごとの契約のため次年度の身分保障がない。
次の記事:下水道料450万誤徴収 沖縄...>> 今日の記事一覧
今月の記事一覧
最近の人気記事
Photo History
琉球新報掲載写真でつづるオキナワの歴史
しんぽう囲碁サロン
世界中の囲碁ファン会員と対局
ライブカメラ
琉球新報泉崎ビルに設置したライブカメラ
りゅうちゃん商店
ウェブサイトからも購入可能に!
ちょBit
新報パーソナルアド
ウイークリー1
沖縄県内・県外就職・求人情報ニュースサイト
琉球新報の本
琉球新報の本がネットでも購入できます
週刊レキオ
生活情報満載の副読紙。毎週木曜お届け
新報カルチャーセンター
130講座 学ぶ楽しさがいっぱい
新報ローカルブログ
ミニコミ紙連動のローカル情報
〒900-8525 沖縄県那覇市天久905
紙面・記事へのお問い合わせは、読者相談室までどうぞ。
電話098(865)5656 (土日祝日をのぞく平日午前10時〜午後4時)
©The Ryukyu Shimpo
本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。