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1割が「虐待した」=少年院職員アンケート−法務省

9月10日20時40分配信 時事通信

 法務省は10日、広島少年院暴行事件を受け、少年院に勤務する全職員に対し行ったアンケート結果を発表した。それによると、1割以上の職員が「少年に対し、暴力などの虐待をした経験がある」と回答した。
 調査は6月、2432人を対象に無記名で実施。暴れた相手を押さえるなどの職務上認められた行為を除く虐待経験について、「ある」と答えた職員は10.2%に上った。
 虐待内容は、暴力のほか「胸ぐらをつかんだ」「物を投げた」「(トイレに行くなどの)正当な申し出を拒否した」などが挙げられた。
 一方、在院中の少年(3428人)への記名式アンケートでは、2.1%が「暴力を振るわれたことがある」と回答。「死ね」などの暴言については、11.6%が経験があるとした。 

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最終更新:9月10日20時40分

時事通信

 

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