2009年9月10日 19時35分更新
先月、台風9号などによる大雨で岡山県などで相次いだ農業関連の被害について、国は、復旧にかかる自治体の費用を財政面で支援する「激甚災害」に指定することになりました。
台風9号などの影響で先月8日から11日にかけて続いた大雨では、岡山県をはじめ兵庫県や徳島県など、西日本を中心に農業関連の被害が相次ぎました。
内閣府のまとめによりますと、農業関連の被害はあわせておよそ50億円に上るとみられていて、このうち岡山県内では、▼水田や畑など農地の被害が4億2000万円、▼用水路や農道など、農業施設の被害が2億8000万円、▼林道の被害は3000万円で、あわせて7億3000万円と見込まれています。
国は、こうした農業関連の被害について復旧にかかる自治体の費用を財政面で支援する「激甚災害」に指定することを決めました。
「激甚災害」の指定は、11日の閣議で正式に決まることになっています。