2009年9月10日 19時35分更新
岡山県議会は10日から各会派による代表質問が始まり、石井知事は民主党を中心とした新たな政権が誕生することについて、「今後の国の政策の動向を見ながら地方の声を反映した制度設計が行われるよう働きかけていく」と述べました。
県議会は10日から各会派による代表質問が始まり、午後は、「民主・県民クラブ」の議員が質問に立ち、民主党を中心とする新政権の発足が、県の行政に及ぼす影響について考えをただしました。
これに対して石井知事は「衆議院選挙の結果は、厳しい経済情勢のなか将来にわたる不安が払拭されないなか、国民の多くが政権交代を求めたものと考えている」と述べました。
そのうえで石井知事は、「県がすでに進めている施策について、国と地方の信頼関係を損ね、地域社会に混乱と不安を招くことがないよう、国に対して地方の実態に即した判断を求めていきたい。また、新政権が今後打ち出す政策については動向を注視しながら、地方の声を十分反映した制度設計が行われるよう働きかけていきたい」と述べました。
また、石井知事は、緊急経済対策を柱とした総額297億9000万円あまりの補正予算案について、「経済危機対策を迅速かつ的確に推進することで1日も早く経済を回復基調に乗せることを目指し、経済危機の克服に全力をあげていく」と述べました。