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【格闘技】亀田兄弟夢はベガス防衛戦 奄美大島合宿を打ち上げ2009年9月11日 紙面から
内藤戦は査定試合や! 亀田3兄弟の長男興毅(22)、次男大毅(20)、三男和毅(18)が10日、鹿児島・奄美大島での合宿を打ち上げた。11月に都内でWBC世界フライ級王者内藤大助(35)=宮田=に挑戦する興毅は、「内藤戦はラスベガスでやるための査定試合。だから勝ち方にこだわる。大毅と二人でベガスでしたいな」と兄弟ラスベガス防衛戦の夢を語った。「世紀の一戦」は、興毅がWBCランクに入り次第、早ければ来週中にも正式発表される。 ナメてはいない。同じボクサーとしてリスペクトしている。興毅は内藤戦について淡々と語り始めた。 「もちろん認めてるで。5回も防衛しているし、ポンサクレックにも勝っている。決して弱い王者とは思ってない。でもな、いい意味のステップや」 すでに内藤戦の先を見据えていた。ボクシングを始めた小学6年生の時からあこがれ続ける舞台がある。モハメド・アリ、マイク・タイソン、シュガー・レイ・レナードらスーパースターが名勝負を繰り広げたリング。ボクシングの本場ラスベガスだ。 「ベルト取ってな、海外に行きたい。(暫定王者)ポンサクレックと統一戦の後、(エドガル)ソーサとアメリカでやりたいな。内藤戦だけ見ていたら練習がおろそかになってしまう。自信あるからな。勝ち方やな。ええ勝ち方したい」 ラスベガス進出のため、自らに圧勝ノルマを課した。 夢は兄弟そろってのベガス防衛戦だ。兄弟同時王者といえば、クリチコ(ウクライナ)、マルケス(メキシコ)、ギャラクシー(タイ)がいる。いずれ劣らぬ名王者。そこに「カメダ」の名も刻みたいという。 「大毅とな、兄弟でベルト持って行ったらかっこええやろ。侍やな。これからは海外や。世界戦なのに日本人とばかりやっていたらアカンやろ。英語も勉強せな」 興毅の目は、内藤戦を飛び越えて海外に向いている。 (森合正範)
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