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のりピーろう城?「もうしばらく我慢」

 警視庁は10日、日食を見るために家族で旅行に行った鹿児島県奄美大島で覚せい剤を使ったとして、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で女優・酒井法子被告(38)を追送検した。11日にも追起訴され、一連の事件の捜査は終結する見通し。追起訴後は保釈される可能性もあるが、酒井被告が「落ち着いたころに出たい」と、保釈申請をしないととれる供述をしていることも明らかになった。

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 東京・南青山の自宅マンションでの覚せい剤所持容疑に続き、酒井被告が奄美大島への“シャブ旅行”中の使用容疑でも追送検された。送検容疑は7月30日ごろ、奄美大島のホテルで覚せい剤を使用した疑い。

 捜査関係者によると、すでに酒井被告は奄美大島での覚せい剤使用を認めており、夫の高相祐一容疑者(41)も「島内のレイブパーティーで覚せい剤を拾い、酒井被告と使った」と供述。奄美大島での使用は、酒井被告が高相容疑者の逮捕現場から逃亡する4日前だったことから、警視庁は「(6日間にわたる逃亡は)覚せい剤を抜くためだった」という供述を裏付けるものと見ている。

 酒井被告は使用容疑で11日にも追起訴され、1カ月間以上に及んだ清純派アイドルの“シャブ転落騒動”は捜査は終える見通しだ。

 追起訴後は保釈される可能性もあるが、日本テレビによると酒井被告は「今出ても騒がれて、息子にもすぐ会えないから、もうしばらく我慢して、落ち着いたころに出たい」などと供述しているという。麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴された押尾学被告(31)が1日に保釈された際のマスコミとの4時間以上にわたる“カーチェイス”は記憶に新しいところ。酒井被告が保釈後の騒動を考えての発言と見られる。

 だが、そもそも保釈は、証拠隠滅や逃亡の恐れがないことが大原則。逃亡にいたってはすでにシャブ抜きのための大逃走で“前科1犯”。さらに、毛髪検査をごまかすために髪を染めて切り、データを隠すために携帯電話を破壊した疑いがもたれるなど、すでに証拠隠滅も大バーゲン状態だ。当然、検察側は、酒井被告が保釈請求をしても反対の意見を出す方針。

 酒井被告は自宅で覚せい剤を所持した罪で8月28日に起訴され、自宅で7月上旬に覚せい剤を使用した疑いでも追送検されている。初公判は10月26日に東京地裁で開かれる予定。






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