好物のピオーネを手にする中広(左)と片山三次ピオーネ生産組合長=広島市中央卸売市場
ボクシング・日本スーパーフライ級王者の中広大悟(28)=広島三栄=が10日、広島市内で行われた三次ピオーネ黒真珠プレゼントキャンペーンの抽選会に参加。次戦は年内に現タイトルの防衛戦に臨む方向であることを明らかにした。来年の世界再挑戦をにらんでいる。2度目の防衛成功後、ようやく方向性が見えた。「まだ正式ではないけど、12月に防衛戦をやります。その後に世界でやってみたい」と自身の意思を打ち明けた。
本来なら8月29日の地元・三次での防衛戦で挑戦者の本田秀伸にスッキリ勝って、世界へ挑むつもりだった。しかし、結果は判定2-0の辛勝。納得がいかなかった。「日本できっちり勝ってという気持ちが強かった」。新谷会長と話し合った末に出した結論だった。
「自分のボクシングを修正する機会を与えてもらった」と本田戦の結果を前向きにとらえる。10月から本格的に始動する。世界再挑戦のために、3度目の防衛戦は区切りの一戦にするつもりだ。
(2009年9月10日)