WBC世界バンタム級王者長谷川穂積選手(28)が所属する真正ボクシングジムが、賃料など計約1400万円の支払いと神戸市内にあるジムの明け渡しを求められ、不動産管理会社から提訴されていたことが10日分かった。神戸地裁で開かれたこの日の口頭弁論で、同ジムの山下正人会長(47)は「契約の際、ジムの後援会長を務める管理会社役員に『半額でいい』と言われた」と主張。この役員は「支払いを待っただけだ」と述べた。
訴状によると、管理会社は07年8月、保証金600万円、賃料月額63万円でジムと契約。当初からいずれも半額ほどしか支払われず、今年1月に提訴した。
山下会長は「何も悪いことはしていない。裁判の結果を受け入れる」と話し、神戸市内の別の場所へ移転を予定していることも明かした。
(2009年9月10日)