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福島県立医大院生を逮捕 覚せい剤使用の疑い 警視庁

 警視庁渋谷署は10日までに、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、福島県立医大大学院医学研究科2年で医師の吉野勝治容疑者(28)=福島市=を逮捕した。渋谷署によると容疑を認めている。

 逮捕容疑は8月下旬〜9月4日、東京都内や周辺で覚せい剤を使用した疑い。同署は入手経路などを追及する。吉野容疑者は以前にも覚せい剤取締法違反容疑で逮捕、起訴されており、厚労省は2008年10月から2年間の医業停止命令を出していた。

 渋谷署などによると、吉野容疑者は9月4日午前、体調を崩して渋谷区の病院を受診。言動に不審な点があり、病院側が「覚せい剤使用が疑われる」と通報した。同署が尿検査を実施、覚せい剤が検出されたため、同日午後に緊急逮捕した。

 県立医大によると、吉野容疑者は2〜4日、千葉市内で行われた検査機器の技術研修に参加すると大学に連絡していた。

 同大は10日、福島県庁で記者会見し、「覚せい剤使用が大きな社会問題になる中、本学の大学院生が逮捕され申し訳ない。退学も含めて適正に処分する」と話した。6日に両親から連絡があり、事件を知ったという。

 吉野容疑者は福島県出身。県立医大を卒業後、東京都杉並区の病院での研修医を経て同大大学院に入り、基礎医学研究に携わっていた。


2009年09月11日金曜日

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