JTB、事前登録で自転車を自在に乗降可能なシステムの社会実験を開始
2009/09/08
JTB首都圏は9月7日、環境省からの委託により、地球に優しく健康にもよい次世代型の交通手段として期待される「コミュニティサイクル」の社会実験を、10月1日から11月3日にわたり東京・大手町・丸の内・有楽町エリアで実施することを発表した。
コミュニティサイクルとは、事前登録すれば、誰でも貸し出し拠点(エコポート)にある自転車を低料金で自由に利用可能な交通システム。同システムは、ヨーロッパの主要都市部において、公共交通を補完するとともに低価格で利用できる交通手段として、1日数十万人に利用されるなど広く普及している。
今回の社会実験は、放置自転車や自転車が安全に走行できる道路環境整備など、日本特有の課題への対応を含めた、日本型コミュニティサイクルを構築するための第一歩となる。
実験エリアは東京都千代田区大手町・丸の内・有楽町地区の「丸の内仲通り」を中心とした地域で、実験エリア内に約300メートル間隔で5ヵ所程度のエコポート(85台分)が設置される予定。
初回登録料は1,000円で、借りる際の料金は最初の30分は無料で、30分以降10分100 円、3時間以降5分100円となっている。
同システムでは、非接触ICカード(FeliCa)・FeliCa 搭載携帯電話・専用カードによる個人認証が行われ、クレジットカードによる決済とすることで自転車の盗難を防止するほか、情報通信システムにより台 数管理、再配置を実施する。
実験開始に先立ち、9月24日から、同社丸の内支店とトラベルゲート有楽町支店の2ヵ所で利用者の事前登録を開始する。また、利用促進を図るため、大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会会員などに、法人会員の募集も行う。
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