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「がん絶対治る」と人参売った容疑 会社社長ら逮捕
2008年9月26日 「絶対にがんが治る」などと効能をうたって高麗人参(にんじん)茶を販売したとして、大阪府警は26日、健康食品販売会社「ファミリーネットワーク」社長、今関光一容疑者(37)=大阪府泉佐野市湊2丁目=ら3人を薬事法違反(医薬品の無許可販売)の疑いで逮捕したと発表した。いずれも容疑を否認しているという。 被害者側の弁護士は「同社は特定の宗教団体と関連がある」と主張しており、府警は関連について調べる。 ほかに逮捕されたのはいずれも元従業員で、今関容疑者の妻の厳銀貞(オム・ウォンジュン)(36)と榎元満紀(48)=同府和泉市幸2丁目=の両容疑者。 生活環境課によると、今関容疑者らは医薬品販売業などの許可を受けていないのに07年3月〜今年3月、大阪府岸和田市の女性(67)ら3人に「飲めばがんが治る」などとうたって、高麗人参茶が50〜300グラム入った瓶計15個を、計約106万円で販売した疑いが持たれている。 被害者の60代女性によると、ファミリーネットワーク社は「これを言うと薬事法に引っかかるけど、絶対にがんは治る」とうたって購入を勧めていたという。 女性は07年3月、がんを患っていた長女のため、同社が開いた健康フェアで店員に相談。1年分の高麗人参茶を約300万円で買った。その後、「体温を上げて免疫を高める」という約90万円のサウナや、「風水を良くする」という約270万円の置物を購入したという。 女性は同年11月、厳容疑者に勧められ、自己啓発セミナーに参加。約10回受講したが、セミナー側が特定の宗教団体と関連があると認めたため弁護士に相談した。 長女は数カ月高麗人参茶を飲み続けたが、今も闘病中。女性は「自分の不安につけ込まれたのかと思うと、悔しい」と話した。 http://www.asahi.com/health/news/OSK200809260031.html 「がん治る」とニンジン茶 薬事法違反で元社長ら逮捕 大阪府警 2008年9月26日 医薬品販売の許可がないのに「がんが治る」とうたい、韓国産高麗人参茶を販売したとして、大阪府警生活環境課と貝塚署は26日、薬事法違反(医薬品の無許可販売)の疑いで、同府泉佐野市湊の健康食品販売会社「ファミリーネットワーク」元社長、今関光一容疑者(37)のほか元従業員の嚴銀貞容疑者(36)と、元従業員の榎元満紀容疑者(48)を逮捕した。 同社は平成16年春ごろから、訪問販売や健康セミナーで高麗人参茶を販売。府警は同社の背後関係や資金の流れなどについて捜査を進める。 調べでは、今関容疑者らは19年3月〜今年3月、医薬品販売の許可がないにもかかわらず、同府岸和田市で開催した健康セミナーなどで、府内のお年寄り3人に「高麗人参茶を飲めばがんが治り、再発もしない。絶対にがんは治る」などと医薬品としての効能をうたい、韓国産の「一和高麗人参濃縮茶」計約5キロを計約100万円で販売した疑い。 被害者の代理人弁護士によると、同社は「高麗人参茶を飲めば体内の白血球が増え、放射線治療で弱った体を回復させる」などと勧誘。代金の支払いの際は、被害者を銀行まで連れて行き、同社の口座へ振り込ませていたという。 被害者の1人は産経新聞の取材に対し「がんを患った家族が心配でだまされてしまった。実際に効果はなく病気もよくなっていない」と話している。 http://www.sankei-kansai.com/2008/09/26/20080926-002563.html 統一協会では「一部の信者が勝手にやったこと」とでも釈明するかも知れませんが、一和高麗人参茶、サウナ、風水関連商品は統一協会系の企業が輸入、製造、販売している商品であり、統一協会が組織的に関与している事は疑いようがありません。 記事によれば今関光一容疑者ら3人は「これを言うと薬事法に引っかかるけど、絶対にがんは治る」と言って販売し、セミナーにも勧誘(伝道)していました。 統一協会の教理では、家族や知人に嘘をついてでも、文氏に献金することは「善」とされていますから、今関容疑者らは嘘を自覚していたかも知れません。 しかし販売の為の方便ではなく、本当に癌が治ると信じて売った可能性もあります。 なぜなら統一協会では末端の食口には下記のように教えているからです。 一 ルーシェルによる疾病(1) 地上には数えられないほどたくさんの病気があります。そしてその病名もまた多いのです。 ところでルーシェルは、どのようにして人間が病気にかかるようにして、どのようにして死の境地にまで追いやるのでしょうか。例を挙げてみましょう。 がんは地上で最も恐ろしい病気であり、その種類も様々です。 胃がんという病気はなぜ生じるのでしょうか。人間にとってとても重要な器官が胃腸です。 人体構造の中で何一つ重要でない器官はありませんが、特に胃腸は口から入った食べ物を消化し、保管するところです。 ところが人体構造で多くの栄養を保管し、供給する胃腸が壊れると、人体構造には深刻な問題が生じるだけでなく、生命の維持にも莫大な支障をきたすのです。 そうなれば人体構造への栄養供給が不均等になり人体が衰弱し、病原菌に対する抵抗力がなくなります。 胃がんという病気は大体過食によって胃腸を酷使することから生じる病気です。 食べ物によって酷使される以外にも、人体のどこにも共通することですが、神経を多く使ったり、こまごまとしたストレスがたまると胃の収縮運動がよく機能しなくなるので、消化ができず、食べ物がたまってそのくずが残ります。 そのようにいろいろと酷使される胃腸なのですが、胃の中の食物は授受作用によって均衡を保っており、それゆえ人体の健康は維持され、人間は生きるのです。 とても塩辛い物を食べると身体器官は渇きを覚え、水を飲むことによって塩辛い成分を蒸発させます。 また辛い物を多く食べた場合は胃が痛くなり、「これ以上辛い物を入れるな」という信号を送り、辛い物を食べないようにするのです。 このように人体構造の相互作用とは妙なるものです。 ここで、私たちは神様の人間創造の神秘を発見するのです。 目に見えるものを陣頭指揮するのも大変なのに、見えない人体構造は誰の指示を受けるわけでもないのに神秘的なほどにうまく作用しています。 人間を愛する神様のその愛に対して私たちは重ねて感謝しなければなりません。 ところがこのような人体構造の機能を妨害し、人間の肉体を駄目にする歴史的な犯罪者がいます。それがまさしくルーシェルです。 ルーシェルは、よく機能している胃を機能できないように、つかんだり、切り刻んだり、ねじったり、つねったりもします。 こうなると胃が痛かったり、瀞癖ができたり、穴が開いたりして、様々な症状を誘発します。そうなると人は、食物が食べられず、食べたとしてもうまく消化できないのです。 それであちこちの病院へ行ってみるのですが、そのようにして生じた病気はなかなか治らないのです。 ですから人は「これは神経性のものだ」といって慢性病だと思い、常に苦しい思いをして生きることになるのです。・・・・ (「李相軒先生が霊界から送ったメッセージ(2) 人類の犯罪者ルーシェル」 成和出版社) http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Lynx/9732/Lee/2-1_12lu.html 文章を読んだ限りでは、とても「統一思想」を書いた李相軒のメッセージとは思えませんが、統一協会では病気の原因はルーシェルであると教えていました。 ルーシェルがつかんだり、切り刻んだり、ねじったり、つねったりすると、胃が痛かったり、瀞癖ができたり、穴が開いたりしたそうです。 ちなみに1999年にルーシェルは、金孝南女史に屈服して今までの悪行を悔い改めて、ようやく神様の元に帰ったそうですが、現在は誰が後を引き継いで、つかんだり、切り刻んだり、ねじったり、つねったりしているのかは不明です。 このような内容を信じるのは、相当な信仰が必要だと思いますが、信じさせる為に一般の礼拝でも、補足するかのような説教がされています。 万物を自分の中に抱え込んでしまうと心情関係を築けなくなりますし、そういう人間関係を持っていない人は結局お金しか頼るものがないため更に万物を溜め込むようになり、病気になります。 「癌」という字は病だれに品物の山と書きます。 万物は霊界に持って行くことができませんが、地上で築いた心情関係はそのまま霊界にいっても永遠に続きます。 また私たちが神様に万物を捧げていくならば、神様の心情をつかむことができます。 (「天国と所有」 2008年6月22日(日) 釧路教会) http://www.uc-kushiro.com/article.php?story=20080622202307946 霊感商法でも同様のトークが使われるのですが、統一協会では聖日礼拝の説教でも、病気や癌の原因は財産を溜め込むことだと、末端の食口に教えています。 そして神様に万物を捧げるならば、神様の心情をつかむことができるとも教えています。 (神様に捧げなければ悪いことが起きると、さりげなく脅迫するのです。) 一般人にはとても理解し難い論理でしょうが、もしかしたら逮捕された今関容疑者らは、「一和など統一協会の商品を購入した人(神様に万物を捧げた人)は、神様の恩恵により善霊が働き、悪霊が離れて癌が治る」と、真面目に信じていた可能性もあります。 実際、医学が未発達だった過去には、病気の原因は悪霊(鬼、悪魔)によるものと考えられていた時代もありました。 統一協会では過去の迷信を最大限に利用して金儲けをしているのですが、次回は、現代人から見た病気の原因について書いてみます。 統一協会の教理は、普通の人が読んだら頭が痛くなるような論理ですが、「李相軒が霊界から送ったメッセージ」を読んで、お腹が痛くならないように注意してください。 もしかしたらルーシェルがねじったり、つねったりするかも知れませんよ。(笑) この記事のトラックバックURL:
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/kanteishoku800/diary/200810130000/c1be5/
『癌は、病だれに品物の山と書く』というのは、特に身内を癌で亡くした方々への決め台詞となりました。私も、毎日その台詞を使っていました。今では、相手の弱みに付け込むひどい商売だったと思いますが、当時は私自身もその様に信じ込まされていました。又、人参エキスと遠赤外線治療で、癌を克服し、双子のお子さんを出産された海外宣教師の方のビデオも、内部教育用に見せられた記憶があります。
>文章を読んだ限りでは、とても「統一思想」を書いた李相軒のメッセージとは思えませんが、 本当にその通りですね。ついでに、アウグスチヌスの霊界からのメッセージも目を通してみましたが、とても現在の神学の体系を立てたご本人のメッセージとは思えない、笑ってしまう程に稚拙な内容でした。せめて、アウグスチヌスのメッセージを捏造する前に、「告白」位は読んでおけば良かったのに・・・。と思ってしまいました。 >もしかしたらルーシェルがねじったり、つねったりするかも知れませんよ。 爆笑してしまいました♪(2008.10.14 16:20:11)
ぱっぴんす0314さん
>教会員で人参茶飲んでても癌になる人はいます。 私も軽いアレルギーがあったので、離教後も毎日一和の人参を飲んでいましたが、効果は今ひとつでした。 「濃縮液」と書いてありましたが、実は薄めてあったのかも知れません。(笑) (2008.10.16 23:29:54)
ベルナデッタさん
>ついでに、アウグスチヌスの霊界からのメッセージも目を通してみましたが、とても現在の神学の体系を立てたご本人のメッセージとは思えない、笑ってしまう程に稚拙な内容でした。せめて、アウグスチヌスのメッセージを捏造する前に、「告白」位は読んでおけば良かったのに・・・。と思ってしまいました。 モモン7032さんのブログのブックマークから借用させていただきます。 統一教会の霊能者 『李相軒先生が霊界から送ったメッセージ』のウソ http://www.j-world.com/usr/sakura/other_religions/uni_shamanism.html >爆笑してしまいました♪ お粗末でした♪ (2008.10.16 23:50:43)
義理の父も『一和の高麗人参』を沢山飲んでましたが・・・ガンで亡くなりました。残念です。(2008.10.20 00:52:12)
上記タイトルのサイトのご紹介、有難うございました。大変参考になりました。
佐倉さんは、ソクラテスについて書いておられましたが、アウグスティヌスにおきましても、全く同様の事が言えると思いました。 彼女は、「統一思想」はおろか、ソクラテスについても、アウグスティヌスについても、全く知識を持ち合わせていないにも関わらず、「霊界からのメッセージ」をでっち上げている為、「聖人達が残した偉大なメッセージ」との間に齟齬が生じてしまっているようです。けれども、その為に墓穴を掘っている事には、全く気付いていないのでしょうね。 せめて、マインドコントロールの呪縛から逃れつつある信者の方々には、気付いて欲しいと祈らざるを得ません。(2008.10.20 19:40:23) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |