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世間では「統一協会は信者を強力にマインドコントロールしている」と言います。
1960〜1970年代、日本の大学では学生組織の原理研究会が「親泣かせの原理運動」と呼ばれる熱烈な宣教を行い、まじめな学生信者が大学を中退し献身者として教団活動に専従して、多くの親達を困惑させました。 1980年代には反社会的な霊感商法でも世間を騒がせ、現在に至るまで反省することがないばかりか、「霊感商法は一部の信者が勝手にやっている」と居直っています。 1992年の合同結婚式に参加した山崎浩子さんが、1993年に婚約の解消と統一協会からの脱会を表明した記者会見で、「マインドコントロールされていました。」と発言したことと、同日に発売された元統一協会員のスティーヴン・ハッサン氏 の『マインド・コントロールの恐怖』という本がベストセラーとなったことから、“マインドコントロール”という言葉が広く認知されるようになりました。 アメリカ人のハッサン氏の見解とは少し異なるかも知れませんが、統一協会員が組織の為に献身的に活動する最大の理由は「恐怖によるコントロール(洗脳)」です。 統一協会では、まず勧誘したゲストを信者にする為に、ゲストをほめちぎり賛美します。 「愛のシャワー」と呼ばれるテクニックで、「ここで自分は愛されている」「ここは居心地がいい」とゲストの統一協会への印象を良くします。 そして「真の愛による世界平和」「自己犠牲の愛による奉仕」と言った道徳的な愛を説きます。 正論を語って納得させ、統一協会が正しいと思わせる為です。 それで「世界を救いたい」という純粋な心で入教する者も多いのですが、自分が救われたい気持ちで入教する者もいます。 ですから統一協会では「病気が治った」とか「ビジネスで成功した」と言うような「ご利益の証し」もよく語られます。 全てが捏造というわけではなく、精神的な充実感から、実際に救われる方もいます。 しかし何十年も信仰生活を続けた食口が不幸に遭われた場合には「本人の信仰が足りない」で済まされます。 例えば「まず信じなさい」「とにかく実践してみなさい」と言って組織に慣れさせていきます。 そして、目に見えない「霊界の話」を繰り返し教育して信じさせます。 人間の最高の願望は何かというと「永遠の幸せを得ること」でしょう。 統一協会では「天国に行ける」というアメを与えて、その反面「やらなければ地獄に堕ちる」とムチで脅します。 それも自分だけではなく、「祖先も霊界の地獄で苦しみ悲しみ、子孫も地獄に堕ちる」と脅します。 食口をアメとムチで支配するのです。 このような生活環境が長いと「統一協会に不都合な情報」を受け入れることができなくなります。 「文氏はメシヤだ」「統一協会は正しい」と思考が固定され、「逆らえば地獄に堕ちる」と繰り返し教育されるので、統一協会に対する「否定的な思考がストップするよう」コントロールされるのです。 では一例として裁判の記録を見てみましょう。 ウ 以上の判示によれば、上記勧誘・教化行為は、前記イ認定の不当な目的で行われていたにもかかわらず、原告らに対しては、その不当な目的を秘匿したまま、先祖の因縁話をしたり、霊界の先祖からの働きかけや自己の罪深さを意識させるなどして不安をあおり、それによって、次の教化プログラムに進ませ、ある程度被告の教義を教え込んだ時点で、被告の教義を知った者がこれから離れると、より罪が重くなり、死後霊界で低い場所に行って苦しむとか、先祖の救いの道が絶た れ、霊界で先祖に讒訴されるなどと述べ、被告の教義から離脱することを困難な精神状態にしたものというべきである。さらに、その過程では、原告らが、堕落人間であることを意識させられ、救いを求める心情をかきたてられているのを利用して、救いのためには堕落人間である自分が自己の判断で行動することは許されず、アベルの指示に絶対服従しなければならないなどと指導し、その上、原告らの考えや行動をサタンの働きであるとか堕落エバなどと述べ、また、被告に反対する意見をサタンであるなどと述べ、これに耳を傾けさせず、結果として、原告らの自由意思を阻害しているものといわざるを得ない。 エ(ア) 被告は、統一原理における地獄観は恐怖心を抱かせるものではなく、被告の信者は、恐怖心から被告の教化プログラムを受け、入教に至ったわけではない旨主張し、これに沿う証拠とし て、乙第107ないし第109、第111号証、証人太田等、同C、同I、同岡村信男及び同Sの各証言がある。しかしながら、 a 甲第2号証によれば、文鮮明のみ言として、「あなたがたが失敗したら救いがない。失敗したらそれ程低い霊界に落ちていって救いがない・・・あなたがたが勝手に離れた場合、先祖が70代までもひっかかるのである。」「今後もし失敗したらその悲惨さはあなた達には決して分らない。これは実に悲惨なものである。・・・創造のアダム・エバが堕落した地獄より以上の恐ろしい所である。」「今からは霊界で見るのは誰の血統が一番清い血統を維持するか、ということであ り、今からその競争である。」というものがあることが認められる。 b 甲第3号証によれば、文鮮明が、昭和57年3月13日、「下降して行き着く先はどこですか、地獄です。統一教会に入ってきた後で、何かほかに良いものを求めて教会を去って行く人は、必ずいずれはみじめな立場にならざるを得ませ ん。その意味で統一教会というところは恐ろしい所です。ここではどっちつかずの生ぬるい立場は許されません。」と語ったことが認められる。 c 甲第8号証によれば、被告の発行する「信仰と生活」に、「皆さんがこの統一教会に来て、これこそ真実の道であると分かったら、如何なる苦労をしても、この道に連れて来てあげねばならない。もし、それをしなかったら、霊界に行っ て、何だこんな素晴らしい所に来られるのに、愛するお父さんや、お母さんを何故、放っておいて地獄に行かせたのだと讒訴されるよ。」という記載があることが認められる。 d 甲第15号証の二によれば、文鮮明が、平成5年8月1日、「霊界に行った時、地上でいかにできのよい人であっても他の人の世話になり、受けることを好み、与えることを嫌がる人は皆、真っ暗な地獄に行くのです。統一教会の人たちの中にも、「私は教会の世話になります」と言う人は、地獄一番底へ行かなければなりません。「私は統一教会のプラスになります。先生の手助けをします」と言う人たちは、先生と共に高い所に行くのです。」と語ったことが認められる。 e 甲第21号証によれば、文鮮明は、平成6年1月21日、「統一教会に反対する者はみな、霊界に連れていくのです。不思議です。韓国においても卓明煥氏が死にました。政界において、先生の指示を無視して政党をつくろうとした者も、同じ日に死にました。恐ろしいことです。」と語ったことが認められる。 f 甲第26号証によれば、信者の間で使用されていた伝道マニュアルに、「特に親戚と親友を伝道しなければあの世に行ってから彼らのざん訴を免れる事は出来ない。」と記載されていることが認められる。 g 甲第92号証の2によれば、かつて被告の信者であった菊池俊江は、自分は氏族のメシアとしての使命があり、これを放棄したら地獄にいる先祖は救われないし、自分も地獄に行って、先祖から救いの道を閉ざしたことを責められ、攻撃されると教えられていたことが認められる。 h 甲第146号証によれば、被告は、地獄は暗くて悪臭が漂い、つらさ、ねたみ、嫉妬、不便なものがあまりにも多く、そこでは何事も思い通りにならず、自由に呼吸することさえできないこと、地獄は地上で犯した罪悪の姿を最悪に表現して生きていく所で、物質に目がくらんだ者は何かを食べ続け、腹が破裂して、はらわたがはみだしているにもかかわらず、それでも食べ続けているなどといった地獄の悲惨さを強調した上で、先祖は、地上にいる子孫の協助がなければ霊界で永遠にその罰を受けなければならない旨教えていることが認められる。 i 甲第225号証によれば、文鮮明が、その執筆した本に、「地獄という所は、一度はまれば永遠に抜け出せない所です。それでも、皆さんは自分のお父さん、お母さん、そして親戚が地獄に行くということを実感できません。ただ「どうにかなるだろう」と思って、それでおしまいです。しかし、愛する父母が本当に地獄に行くと考えてみなさい。この世の監獄にさえ入るとなると、泣いたりわめいたりしながらありとあらゆることをしてでも引っ張り出そうとするのが人情であるならば、まして天情によって結ばれた息子、娘が、自らの父母と親戚、兄弟と姉妹が永遠に出てくることのできない監獄に行くということを知れば、そのような考えをするのでしょうか。」と記載したことが認められる。 以上によれば、被告は、信者に対し、地獄の恐怖と先祖の苦しみを強調し、信者は、子孫として先祖を救う使命があり、被告の教義を捨ててその使命を放棄した場合の恐怖と罪悪感を教えているものと認めることができ、前記被告の主張は採用できない。 http://www1k.mesh.ne.jp/reikan/japanese/hanketu/tokyo3/tokyo5.htm 統一協会のマインドコントロールは既に裁判で明らかになったように、 1、食口に対し地獄の恐怖と先祖の苦しみを繰り返し教育する。 2、子孫として先祖を救う使命があると繰り返し教育する。 3、統一協会の教義を捨ててその使命を放棄した場合の恐怖と罪悪感を刷り込む。 以上のように認定されていますが、その他にも、 4、日本は母の国の使命があるので、日韓併合時代の罪を反省し韓国に贖罪し、世界万民の為に人材とお金を捧げねばならないし、それができなければ日本は滅びる。(世界を救う為のお金を教祖に献金せねばならない。) ・・・等の恐ろしい内容を繰り返し教育され、アメとムチの手法で刷り込まれるのです。 この記事のトラックバックURL:
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