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【政治】

公明じわり傾斜 新体制あいさつ時間2倍に

2009年9月10日 朝刊

就任のあいさつに訪れた公明党の山口代表(左)と握手する民主党の鳩山代表=9日、国会で

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 公明党の山口那津男代表ら新執行部の顔ぶれが9日、各党に就任のあいさつ回りをした。民主党幹部との懇談時間は、自民党との時間を上回り、民主党新政権にじわりと傾斜する公明党の姿勢を印象付けた。

 山口氏らが最初に訪ねたのは、連立政権を組んでいた自民党の国会控室。応対した細田博之幹事長とは互いに選挙の労苦をねぎらい合った。

 細田氏から、今後の国会運営で協力を求められ、山口氏も「同感です」と応じたが、十分間余りで退室した。

 その後訪れた民主党控室では、鳩山代表、岡田幹事長らと面談。鳩山氏が新政権の政策実現へ協力を求めたのに対し、山口氏は、「わが党と方向が同じで国民の望むものについては、協力はやぶさかではない」と是々非々で臨む姿勢を示した。

 山口、岡田両氏がともに旧新進党に所属したころ、子育て支援策を協議した経験にも話題が及び、双方が「根っこには共通項がある」とエール交換。予定の二十分を目いっぱいかけての話し合いとなった。 (上野実輝彦)

 

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