野村不動産 新宿の億ション即日完売 立地の希少性、不況でも魅力
9月10日8時15分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
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野村不動産のプラウド新宿御苑エンパイア完成予想図(写真:フジサンケイビジネスアイ) |
最多価格帯は9000万円台だが、最高価格2億6980万円の物件もあった。6月中旬に開設したモデルルームには、9月5日の登録締め切りまでに約1000組が来場し、最高倍率は5倍だったという。同社では「新宿御苑を一望できる立地や環境など、物件の希少性が評価された」とみている。
同マンションは、1963年に完成したマンションの老朽化に伴う建て替え。2010年6月に完成する。従来は地上7階地下1階建て総戸数69戸だったが、地上13階地下2階、総戸数93戸のマンションに生まれ変わる。このうち58戸に地権者や事務所が入居し、残りの35戸が売り出された。
■中・低価格マンション 底入れも
低迷していた不動産市場に回復の兆しが見えはじめた。民間調査会社の不動産経済研究所によると、7月の首都圏マンション初月契約率は75.3%で、好調の目安となる70%を3カ月連続で上回った。7月末の販売在庫数は前月末よりも482戸減り7446戸と、順調に減らしている。
ただ、こうした動きが顕著なのは各社が値下げに踏み切った中・低価格帯のマンション。不動産関係者は「1億円を超えるような高額マンションの動きは鈍い」と口をそろえる。高額マンションは、富裕層の投資や2件目の住まいを目的に購入されることが多く、こうした層が慎重な姿勢をみせているからだ。
高価格帯マンションの需要回復には、景気の本格回復が条件。だが、プラウド新宿御苑エンパイアの場合、実際に住む目的で購入した人がほとんどで66件あった登録申込者の6割が30、40代。9割近くが新宿区や渋谷区を中心とした、都内からの住み替えという。高額でも魅力ある物件は売れることを証明した。(門倉千賀子)
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最終更新:9月10日10時49分
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