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2009年9月9日(水) 18:20 |
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岡山市でクールアイランド現象確認
都市部の気温が高くなるヒートアイランド現象はよく知られていますが、これとはまったく反対の現象、クールアイランド現象が岡山市で確認されました。
都市部は郊外より涼しい。 これまでの常識とはまったく反対の結果です。 アスファルトやビルが立ち並ぶ都市部は郊外よりも気温が高くなる、これはヒートアイランド現象として今、問題になっています。 岡山大学と岡山理科大学の研究チームは、去年、温度センサーがついたカメラを使って、岡山市街地を空から撮影しました。 地表面の温度分布をカメラで撮影できればヒートアイランド現象が視覚的に捕らえられるというのが狙いでした。 しかし撮影した500枚以上の画像を分析すると、中心部の岡山駅前、ビルが立ち並ぶところは表面温度が低く、逆に郊外の住宅街では表面温度が高くなっているのがわかりました。 さらに、表面温度だけでなく、岡山市内45箇所に温度計を設置して気温も測りました。 JR岡山駅周辺の都市部が気温が低くなり、クールアイランド現象が現れています。 これまで理論的にはクールアイランドについては知られていましたが、実際に観測された例は非常に珍しく、この結果は、気象関係だけでなく建築学会などでも注目されているということです。
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