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	新型インフルエンザ感染の男性が死亡　持病なく死因不明
	裁判員裁判　覚せい剤密輸被告に懲役５年
	クジラ・イルカ追い込み漁始まる
	山本病院　不要手術で患者死亡疑惑
	「但馬牛」せり市・台風被害の佐用町からも兵庫県養父市
	鳥相撲　上賀茂神社　京都市
	中国自動車道でトレーラー事故　大阪・吹田市
	裁判員裁判で初の「執行猶予」のついた有罪判決　神戸地裁
	中之島図書館の土地所有権めぐり大阪府と大阪市が対立

最終更新日時：2009年9月10日 00:00

新型インフルエンザ感染の男性が死亡　持病なく死因不明

大阪府の会見

９日午後、大阪府四条畷市で新型インフルエンザに感染していた４５歳の男性が死亡しました。国内の感染者の死亡は１２人目です。大阪府によりますと死亡したのは四条畷市に住む４５歳の男性会社員です。男性は、今月３日にのどの痛みを訴え、３７度３分の熱が出たため７日に診療を受け、インフルエンザＡ型陽性と診断されました。男性はタミフルを服用し、９日の朝には症状もなくなっていましたが、午前１１時半ごろ意識不明で倒れているのが見つかり、病院で死亡が確認されました。男性は特に持病はなく新型インフルエンザと死亡との因果関係はわかっていません。大阪府はウイルスの毒性などに変異がなかったかなど国立感染研究所と相談して調査を進めたいとしています。

( 2009/09/10 0:00: 更新)

裁判員裁判　覚せい剤密輸被告に懲役５年

「人を裁く難しさを感じた」

大阪で初めての裁判員裁判で覚醒剤を密輸した罪に問われた男に懲役５年の判決が言い渡されました。審理されたのは二星芳樹被告（５７）が共犯者と、営利目的で木箱に隠した覚せい剤およそ１．８キロを中国から密輸した事件です。検察側は「被告は木箱に覚せい剤が入っていると認識していた」と主張、弁護側は「共犯者に”酒が入った木箱”と言われていたので認識はほとんどなかった」と主張していました。判決で大阪地方裁判所の杉田宗久裁判長は「被告はほぼ間違いなく覚せい剤が入っていると認識していたと認定、しかし「主犯は共犯者で被告の罪は被告が持ち込んだおよそ９００グラムについて考えるべきだ」として懲役５年を言い渡しました。裁判員を務めた立花祐一さん（８１）は会見で「人を裁く難しさを感じた」と感想を話しました。判決について検察側は「内容を検討して適切に対応する」としています。

( 2009/09/10 0:00: 更新)

クジラ・イルカ追い込み漁始まる

イルカは一部を除き海へ返す

外国人による捕鯨反対運動が活発化している和歌山県太地町で、悪天候のため延期されていた伝統の鯨追い込み漁が９日から始まりました。太地町の追い込み漁は、漁船の船べりから鉄の棒を打ち鳴らして岸へと追い込む独特の漁法で、今月１日の解禁から悪天候が続いていたため、９日が初漁となりました。早朝、港を出た漁船団は、太地沖の熊野灘７～８キロで鯨とイルカの群れおよそ１５０頭を見つけ、４時間がかりで湾へと追い込みました。太地町では、外国人団体らによる捕鯨反対運動が年々活発化していて、太地町の捕鯨を描いたドキュメンタリー映画が世界中で上映されるなど注目されています。それだけに漁業関係者らは神経を尖らせていて、今回は、捕獲したイルカのうち水族館などの依頼を受けたもの以外は食用にせず、海に返す予定です。

( 2009/09/09 19:15 更新)

山本病院　不要手術で患者死亡疑惑

山本元理事長

診療報酬の不正受給事件で逮捕された奈良県の山本病院の元理事長らが患者に必要のない手術を行なって死亡させた疑いがあるとして、９日、警察が傷害致死容疑で強制捜査を始めました。捜査関係者によりますと、奈良県大和郡山市の山本病院元理事長山本文夫被告（５１）と５０歳代の医師は３年前、生活保護を受けていた当時５１歳の入院患者に「肝臓がん」と嘘の診断をして手術を行いました。そして十分な輸血の準備もなく、大量出血で死亡させた傷害致死の疑いが持たれています。手術をした医師は先月、関西テレビの取材に対し、こう答えていました。
Ｑ.山本理事と手術に立ち会って、患者が目の前で亡くなったことがあった？
－「ありました」Ｑ.どういう患者だったんですか？－「肝臓がんですね。（山本元理事長は）まず酔っ払って手術に出てくる。自分で切ったのに、自分で止血はできない。『状態が悪いから薬を始めてください』と言っても『始めんでええ』と」
医師は「肝臓がんの診断については間違っていない」と主張しています。警察は病院などを捜索するとともに、山本元理事長と医師から任意で事情聴取を行ない詳しい経緯を調べています。山本元理事長は生活保護を受けている患者に心臓の手術を行なったように装い、診療報酬を騙し取ったとして今年７月、詐欺罪で逮捕、起訴されています。

( 2009/09/09 16:29 更新)

「但馬牛」せり市・台風被害の佐用町からも兵庫県養父市

兵庫県養父市の但馬家畜市場では、但馬牛のせり市が開かれました。但馬牛のせり市は、今月から１２月にかけてが年間で一番の賑わいを見せます。９日朝は、メスの子牛など約３百頭が並びました。せりには、一ヵ月前の豪雨で大きな被害を受けた佐用町からも畜産農家が参加しました。佐用町の畜産農家は「牛舎に３０センチ、４０センチ水が入ってきた。ごみと流木も入ってきた。１ヵ月たって牛舎の片付けもできて、きょうは無事来れました」と話していました。せり落とされた牛は近畿や三重県の業者に引き取られます。

( 2009/09/09 14:23 更新)

鳥相撲　上賀茂神社　京都市

烏相撲

京都の上賀茂神社では、毎年恒例の「烏相撲」が行なわれ、少年力士たちが熱戦を繰り広げました。９日午前１０時から境内で行なわれた神事では、禰宜方、祝方の二手に分かれた刀祢と呼ばれる神官が、烏のように両足をそろえて横に飛び跳ねながら弓矢や刀を奉納しました。烏相撲の起源は、神武天皇が山中で道に迷った際、上賀茂神社の神様が、ヤタガラスとなって道案内したという伝説と、悪霊退治の信仰行事である相撲が結びついて行われるようになったといわれています。神事の後、多くの観客が見守る中で、少年力士らが次々と力のこもった相撲を奉納し、土俵際での白熱した攻防に、見物客からは大きな歓声が上がっていました。

( 2009/09/09 14:14 更新)

中国自動車道でトレーラー事故　大阪・吹田市

事故現場

大阪府吹田市の中国自動車道で９日午前、トレーラーが分離帯に衝突し積み荷の鋼材が散乱する事故があり、付近では一時、通行規制が行われました。午前７時１０分ごろ吹田市千里万博公園の中国自動車道上り線で、２０トントレーラーが分離帯のガードレールに衝突する事故がありました。トラックはそのまま道路をふさぐ形で横向きに停車し、積んでいた鋼材が散乱しました。けが人はいませんでした。この事故で５時間近く、吹田ジャンクションでの通行が一部規制されました。大阪府警ではトラックの運転手から事情を聴き、事故の原因を調べています。

( 2009/09/09 13:06 更新)

裁判員裁判で初の「執行猶予」のついた有罪判決　神戸地裁

閉廷後、取材に応じる裁判員

神戸地方裁判所で行われていた殺人未遂事件の裁判員裁判で、９日、神戸地裁は執行猶予のついた判決を言い渡しました。裁判員裁判の判決で執行猶予がつくのは初めてです。兵庫県明石市の無職・砂野政雄被告（４０）は、父親の頭を灰皿で殴って殺害しようとした殺人未遂の罪に問われています。検察側は懲役５年を求刑、一方弁護側は執行猶予のついた判決を求めていて、裁判員は執行猶予をつけるかどうかの判断も迫られていました。９日の判決で神戸地裁は「犯行は短絡的だが殺意は強固ではなく父親も被告に早く戻ってきて欲しいと願っている」などと指摘、懲役３年・執行猶予４年、猶予期間中の保護観察処分を言い渡しました。閉廷後取材に応じた裁判員は「法律についてあまり分からないなか、自分のことに置き換えて考えみんなで話し合って出した結論。よかったと思う。」と話しています。

( 2009/09/09 12:49 更新)

中之島図書館の土地所有権めぐり大阪府と大阪市が対立

大阪府立中之島図書館の土地をめぐって、大阪府と大阪市の双方が所有権を主張し、紛争解決の手続きに入っていることがわかりました。１９０４年に開館した大阪府立中之島図書館は、大阪市が府に無償で土地を貸す形になっていて、登記簿にも「大阪市の所有」と記されています。ところが去年、大阪法務局が、大阪府に土地の所有権があることを示す登記簿を見つけました。見つかった登記簿によりますと、１８９２年に大阪府が旧陸軍との間で土地の交換をして取得した、となっています。このため、大阪府は第三者による所有権問題の解決をめざして、「総合紛争解決センター」に和解あっせんを申し立てました。大阪府の橋下知事は「登記簿が出てきた以上は、どちらがきちんと管理するか帰属を明らかにするということで、市役所のものだ、府庁のものというのがおかしい」と話しているものの、府と市の主張は平行線のままです。

( 2009/09/09 12:39 更新)

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