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はしか予防接種率、目標の95%届かず 大都市で低め

2009年9月10日7時18分

 はしか(麻疹)予防のため、13歳(中学1年)と18歳(高校3年)を対象にした追加予防接種の接種率が、流行予防の目安となる95%に届かなかったことが9日、明らかになった。厚労省は12年度までにはしかを国内からなくす目標を掲げており、今年度以降も追加接種を呼びかける。

 厚労省の専門家会議で報告された。3月末現在で13歳は85%、18歳は77%だった。都道府県別にみると、13歳では福井が最も高く95%。富山と茨城が続いた。最低は福岡の75%。18歳では95%を超える都道府県はなく、最高は山形の91%。最低は東京都の60%で、大阪や神奈川など大都市圏で低い傾向がみられた。

 はしかワクチンは接種によって95%の人が免疫を得ると言われ、高い効果が期待できる。追加接種でさらに効果が高まるとされる。厚労省は接種率が目標に及ばなかったことについて「PR不足もあったかも知れない。今年度は目標に届くよう努力したい」としている。

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