夕張駅前に飲食８店の屋台村オープン

　北海道夕張市のＪＲ夕張駅前に９日、飲食店８店が入る「ゆうばり屋台村」（通称・バリー屋台）がオープンした。飲食店が少ない同市のため、建設会社が「人が集まる場所をつくりたい」と計画した。

　炭鉱住宅の廃材を一部利用した面積約１８０平方メートルの建物に、ラーメン店や居酒屋、郷土料理の店などが入居。年中無休で午前１１時ごろから午後１０時ごろまで営業する。

　建設したトベックス（小樽市）の戸部勇司社長（５９）は「人が集まっていろいろな話をして、夕張再生の新しいアイデアが生まれたらいい」と期待。オープン直後に訪れた夕張市の沢田トシ子さん（７５）は「ちょうど良い規模。昔話に花を咲かせたい」と喜んでいた。（共同）

　［2009年9月9日18時15分］