名城V2戦セコンドにテレ東大橋アナ?
史上初の女子アナセコンド誕生 !? WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男(27=六島)が8日、大阪市内のジムで同級1位ウーゴ・カサレス(31=メキシコ)との2度目の防衛戦(30日、大阪府立体育会館第2競技場)に向けた練習を公開した。その場でジムの枝川孝会長は、取材に訪れた試合を放送するテレビ東京の大橋未歩アナウンサー(31)に「セコンド参戦」を要請。もちろん王者も乗り気で、美しき笑顔と美声がV2を後押しする?
大橋アナのひと言でゴングが鳴った。公開練習前の会見。中継局の看板アナは「リポーターとして、一生懸命応援させてもらいます」と締めた…はずだった。ところが、“強敵”がいた。会見中は静かだった枝川会長だ。「アカンで」と突っ込むと、休む間もなく攻め立てる。「セコンドについてや。間に合うから」。強烈な先制パンチで、美女アナをたじろがせた。
まずは戦略的に攻めた。「世界戦は4人がセコンドにつける。ジムが申請したら2週間くらいで許可が出るよ。登録料5250円」。会長は日本ボクシングコミッション(JBC)に確認していた。昨年9月の王座決定戦では大橋アナに「勝ったら合コン」をお願いし、祝勝会に参加させた“実績”もある。横からは名城が「いいですね」と会長をアシスト。名城陣営のまとまりも十分だった。
連打でたたみ掛けられ、大橋アナは一気にロープ際まで追い込まれた。「仕事柄、声は聞こえやすいと思うんですけど」「励ますくらいなら…」。必死のクリンチが、逆に会長の闘志に火をつける。「『ピンポン7』の次は六島の6で『ボクシング6』やね」。テレビ東京系が放送し、同アナが応援キャプテンを務めた4月の「世界卓球」まで持ち出した。完勝だった。
KO負けの大橋アナは苦笑するしかなかった。「かなり寛容な会社ではありますが…。真剣にセコンドについていらっしゃる方に申し訳ないので」。さわやかな笑顔と美声は、どこから送られるのだろうか。【近間康隆】
[2009年9月9日8時7分 紙面から]
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