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名城“長谷川で腕試し” 豪華友情スパー11日実現

テレビ東京の大橋アナ(左)のインタビューに応える名城(右)

◆ 30日の防衛戦へ怖いモノ無し ◆

 世界王者・名城信男がWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(28=真正)との友情スパーで最強挑戦者との2度目防衛戦をクリアする。8日は大阪市のジムで5回のスパーを公開。その会見で「長谷川さんの速さを体感したい。カサレスは下から上がってきた選手。スピードありそうなんで」と11日に手合わせする計画を明かした。

 名城は長谷川が9度目防衛に成功した7月14日の世界戦前にパートナーを務めた。今回はその返礼。カサレスは2階級下のライトフライ級で5度の世界王座防衛経験がある。日本初、バンタム級世界戦でも初の2戦連続1回KO防衛を支えたスピードを肌で感じておけば怖いモノなしだ。

 問題は次戦が未定の長谷川のコンディションか。近年はスパーを試合前45日間に限定。2カ月近く実戦練習しない状態で名城と打ち合う選択は男気の表れだ。「前も来てもらいましたから」と長谷川。かつて「チャンピオンズ」のコンビ名でNGKの舞台に立ち、漫才を披露した2人が再び手を携えた。

◆ WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ ◆
(9月30日・大阪府立体育会館第2競技場)
王者
名城 信男
(27・六島)
<12回戦> 同級1位
ウーゴ・カサレス
(31・メキシコ)
13勝8KO1敗 30勝22KO6敗1分

[ 2009年9月9日付 ]

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