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マイクロソフト セキュリティ情報 MS09-035 - 警告

Visual Studio の Active Template Library の脆弱性により、リモートでコードが実行される (969706)

公開日: 2009年7月29日 | 最終更新日: 2009年9月9日

概説

要点

このセキュリティ更新プログラムは、責任ある開示方法で報告された Visual Studio に含まれている、パブリック バージョンの Microsoft Active Template Library (ATL) のいくつかの脆弱性を解決します。このセキュリティ更新プログラムは、特にコンポーネントおよびコントロールの開発者に向けられたものです。ATL を使用してコンポーネントおよびコントロールを作成、配布する開発者はこのセキュリティ情報で提供している更新プログラムをインストールし、このセキュリティ情報で説明している脆弱性の影響を受けないコンポーネントおよびコントロールを作成するためのガイダンスに従い、お客様に配布する必要があります。

このセキュリティ情報は、影響を受けるバージョンの ATL を使用して作成されたコンポーネントまたはコントロールをユーザーが読み込んだ場合に、リモートでコードが実行される可能性があります。

ほとんどのマイクロソフト セキュリティ情報が特定の製品の脆弱性のリスクを説明していますが、このセキュリティ情報は ATL を使用して作成した製品に存在する可能性のある脆弱性について説明しています。このセキュリティ更新プログラムはすべてのサポートされているエディションの Microsoft Visual Studio .NET 2003、Microsoft Visual Studio 2005、Microsoft Visual Studio 2008、Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージおよび Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージについて深刻度を「警告」と評価しています。

これらの問題の影響を受ける可能性のあるコントロールおよびコンポーネントの影響、回避策および緩和する要素の詳細情報については、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 をご覧ください。

詳細情報は、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションをご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは、ATL ヘッダーを変更して、ATL ヘッダーを使用して作成する ActiveX コントロールが安全にデータ ストリームを初期化することで、脆弱性を解決します。この脆弱性に関する詳細情報は、次の「脆弱性の情報」のセクションの下の特定の脆弱性のエントリに関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」をご覧ください。

推奨する対応策: ATL を使用してコンポーネントおよびコントロールを作成する開発者は、この更新プログラムをダウンロードして、次の MSDN の記事 で提供しているガイダンスに従ってください。

Visual Studio をご利用で自動更新を有効にしている場合、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードされ、更新された ATL を受け取っています。しかし、前述のとおり、影響を受ける可能性のあるコントロールおよびコンポーネントを更新するために、追加のステップが必要です。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションに関する情報は、マイクロソフト サポート技術情報 294871 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたい管理者およびエンタープライズ インストール、またはエンド ユーザーについては、マイクロソフトは更新プログラム管理ソフトウェアを使用して、または Microsoft Update サービスを使用して更新プログラムを確認することにより、この更新プログラムを直ちに適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および適用のツールとガイダンス」をご覧ください。

既知の問題: マイクロソフト サポート技術情報 969706 には、このセキュリティ更新プログラムをインストールする際に起こる可能性のある既知の問題に関して説明されています。

US マイクロソフトセキュリティ情報: http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS09-035.mspx

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

次の影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェアの表では、サポート ライフサイクルが終了したソフトウェア バージョンは含んでいません。ご使用中の製品およびバージョンのサポートライフ サイクルを確認するためには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトをご覧ください。

影響を受けるソフトウェアおよびそのダウンロード先:

ダウンロードこのマークをクリックして、PC/AT 互換機用または NEC PC-9800 シリーズ用の更新プログラムをダウンロードしてください。
更新プログラムをダウンロードおよびインストールする方法は、更新プログラムのダウンロード方法および更新プログラムのインストール方法をご覧ください。

ソフトウェアPC/AT最も深刻な脆弱性の影響総合的な深刻度この更新プログラムによって置き換えられるセキュリティ情報

Microsoft Visual Studio .NET 2003 Service Pack 1
(KB971089)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

MS07-012

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1
(KB971090)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1*
(KB973673)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 64-bit Hosted Visual C++ Tools
(KB973830)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

Microsoft Visual Studio 2008
(KB971091)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

Microsoft Visual Studio 2008*
(KB973674)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1
(KB971092)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1*
(KB973675)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ
(KB973544)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ
(KB973551)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ
(KB973552)

ダウンロード

リモートでコードが実行される

警告

なし

*スマート デバイス 向けの ATL を使用したモバイル アプリケーション用

このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)

なぜこのセキュリティ情報は 2009 年 9 月 9 日に更新されたのですか?
関連するサポート技術情報 969706 のセキュリティ情報についての既知の問題の欄を更新し、この問題を修正するためのセキュリティ以外の更新プログラムを提供するため、既知の問題の番号を KB974223 から KB974479 に変更したことをお知らせするために、このセキュリティ情報を更新しました。このセキュリティ情報で説明しているセキュリティ更新プログラムをインストールしていない Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 のユーザーには、Microsoft Update によりセキュリティ更新プログラムとセキュリティ以外の更新プログラムの両方が自動的に提供されます。このセキュリティ更新プログラムを既にインストールした Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 のユーザーには、Microsoft Update によりセキュリティ以外の更新プログラムが自動的に提供されます。このセキュリティ更新プログラムを既にインストールした Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 ユーザーはこのセキュリティ更新プログラムを再インストールする必要はありませんが、KB974479 で説明した問題が発生している場合には、セキュリティ以外の更新プログラムのみをインストールしてください。

なぜこのセキュリティ情報は 2009 年 8 月 12 日に更新されたのですか?
マイクロソフトは以下のプラットフォームにおける更新プログラムを再度提供するためにこのセキュリティ情報をリリースしました。

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB973673)

Microsoft Visual Studio 2008 (KB973674)

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB973675)

新しいセキュリティ更新プログラムは、スマート デバイス向けの ATL を使用したモバイルアプリケーション用コンポーネントおよびコントロールをVisual Studio を使用して作成している開発者向けのものです。全ての Visual Studio 開発者は、これらの新しい更新プログラムをインストールすることにより、Visual Studio を使用して報告された問題の影響を受けないコンポーネントおよびコントロールが作成できます。

この問題に関する詳細情報は、マイクロソフト サポート技術情報 969706 をご覧ください。

なぜこのセキュリティ情報は 2009 年 8 月 5 日に更新されたのですか?
このセキュリティ情報の「既知の問題」のセクションの、関連のサポート技術情報 969706 を更新し、KB973923 と KB973924 のセキュリティ更新プログラムが再度検出される検出ロジックを修正したことをお知らせするために、このセキュリティ情報を更新しました。修正前の検出ロジックではセキュリティ更新プログラムが正常にインストールされているかを確認するために、そのセキュリティ更新プログラムが既にインストールされているかの有無を確認していました。マイクロソフト ダウンロード センターより提供している Visual C++ 再頒布可能パッケージ (KB973544、KB973551、KB973552) は Microsoft Update より提供している ATL に関するセキュリティ更新プログラム (KB973923、KB973924) のスーパーセットです。ダウンロード センターより提供している Visual C++ 再頒布可能パッケージを既にインストールされたお客様は、ATL に関するセキュリティ更新プログラムを再度インストールする必要はありません。新しい検出ロジックでは、修正版の Visual C++ 再頒布可能パッケージが既にインストールされている場合、ATL のセキュリティ更新プログラムを検出しません。また、「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」のセクションでは、Visual C++ 再頒布可能パッケージとその他の Visual Studio の更新プログラムとの違いを説明しています。このセキュリティ情報で公開している更新プログラムを Microsoft Update 以外の方法で展開する場合、Visual C++ 再頒布可能パッケージをダウンロードし、展開する事が可能です。このパッケージは ATL 更新プログラムを含むスーパーセットです。

Visual C++ 再頒布可能パッケージとその他の Visual Studio の更新プログラムの違いは何ですか?
Visual C++ 再頒布可能パッケージを配布する必要のあるお客様は、このパッケージをそれぞれのセットアップに同梱、またはチェーンする必要があります。その他の Visual Studio の更新プログラムは、以前のバージョンの Visual C++ 再頒布可能パッケージ、または Visual Studio をインストールされているお客様を対象にしています。これらのパッケージは、Microsoft Update からのみお客様に提供しており、以前のバージョンの Visual C++ 再頒布可能パッケージ、または Visual Studio がインストールされている環境にのみ適用可能です。

なぜ、マイクロソフト ダウンロード センターの Visual C++ 再頒布可能パッケージ用の更新プログラムの KB 番号は、SMS、SCCM、WSUS および MU の更新プログラムの KB 番号と違うのですか?
修正された Visual C++ 2005 および 2008 再頒布可能パッケージ (KB973544、KB973551 およびKB973552) の完全なバージョンは、製品の完全な新しいバージョンであるため、マイクロソフト ダウンロード センターから配布されます。SMS、SCCM、WSUS および MU (KB973923、KB9739234) から配布される更新プログラムは、影響を受けるバージョンの Visual C++ 再頒布可能パッケージを以前にインストールしたお客様用の更新プログラムです。これらの更新プログラムはダウンロード センターのバージョンではありません。マイクロソフトはお客様が、マイクロソフト ダウンロード センターからダウンロード可能な完全なバージョン (KB973544、KB973551 および KB973552) 以外のバージョンの再頒布を実行しないことを推奨します。

なぜ、このセキュリティ更新プログラムを定例外で公開したのですか?
このセキュリティ更新プログラムは、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 「Microsoft ATL (Active Template Library) の脆弱性により、リモートでコードが実行される」で公開した問題を解決するため、定例外でリリースしました。

このセキュリティ情報は、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (973882) で説明している脆弱性にどのように関連しますか?
このセキュリティ情報は、パブリック バージョンの Active Template Library (ATL) の脆弱性を解決します。プライベート バージョンの Active Template Library (ATL) の脆弱性については、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 の Web サイトをご覧ください。

これらがリモートでコードが実行される脆弱性である場合、このセキュリティ情報の深刻度を「警告」にしか評価していないのはどうしてですか?
既定では Microsoft Visual Studio はこれらの脆弱性の影響を受けないため、このセキュリティ情報の深刻度は「警告」と評価しています。脆弱な ATL を使用して作成したコントロールおよびコンポーネントが影響を受けます。影響を受けた場合、コントロールまたはコンポーネントに存在する脆弱性の種類により、深刻度が「緊急」または「警告」と評価されます。

これらの脆弱性は Visual Studio のユーザーに直接影響を及ぼしますか?
いいえ。システムに Visual Studio がインストールされているということで、この問題の影響を受けることはありません。

このセキュリティ情報に関連する更新プログラムは、コンポーネントおよびコントロールを作成する開発者向けのもので、Visual Studio を使用して、報告された問題の影響を受けないコンポーネントおよびコントロールが作成できます。影響を受けるバージョンの ATL を使用して作成された脆弱なコンポーネントおよびコントロールのみがこの問題の影響を受けます。影響を受けるバージョンの ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールを構築または再配布する開発者は、このセキュリティ情報で提供される更新プログラムをインストールし、コンポーネントおよびコントロールにこのセキュリティ情報で説明している脆弱性が含まれないよう、ステップに従う必要があります。

どのバージョンの Active Template Library (ATL) がこれらの脆弱性の影響を受けますか?
バージョン 7.0、7.1、8.0 および 9.0 が影響を受けます。他のすべてのバージョンは、サポートされていません。

どのバージョンの Visual Studio が影響を受けますか?
マイクロソフト セキュリティ情報の、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」の欄をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは MS09-034 に関連していて、定例外の更新プログラムとしても公開されるのですか?
はい。マイクロソフト セキュリティ情報 MS09-034 「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム」には、関係のない複数の脆弱性を解決すると同時に、影響を受ける ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールが Internet Explorer で悪用されるのを防ぐための緩和策が含まれています。MS09-034 で提供している新しい多層防御には、Internet Explorer 5.01、Internet Explorer 6 および Internet Explorer 6 Service Pack 1、Internet Explorer 7 および Internet Explorer 8 に対する更新プログラムが含まれています。これは、ActiveX の Kill Bit のセキュリティ機能が無視される可能性のある脆弱性など、既知のパブリック、およびプライベートの ATL の脆弱性の悪用を監視し、阻止する手助けとなります。これらの保護はお客様を Web ベースの攻撃から保護するよう設計されています。

MS09-034 の更新プログラムをインストールした場合でも、この更新プログラムをインストールする必要がありますか?
このセキュリティ更新プログラムは、特にコンポーネントおよびコントロールの開発者に向けられたものです。影響を受けるバージョンの Active Template Library を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールを構築または再配布する開発者は、このセキュリティ情報で提供される更新プログラムをインストールし、コンポーネントおよびコントロールにこのセキュリティ情報で説明している脆弱性が含まれないよう、ステップに従う必要があります。

MS09-034 の更新プログラムをインストールしている場合、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 およびマイクロソフト セキュリティ情報 MS09-035 で説明している脆弱性を解決するために、マイクロソフトまたはサード パーティが提供した追加のコンポーネントおよびコントロールをインストールする必要がありますか?
セキュリティ情報 MS09-034 の Internet Explorer の緩和策は、Visual Studio の Active Template Library で作成した、特定のコンポーネントおよびコントロールの基本的な脆弱性を解決しません。マイクロソフトは開発者に、このセキュリティ情報で提供しているガイダンスに従い、このセキュリティ情報で説明している脆弱性の影響を受けるすべてのコンポーネントおよびコントロールを修正および再度作成することを推奨します。

ファイル情報の詳細はどこにありますか?
ファイル情報の詳細の場所については、「セキュリティ更新プログラムの適用」の参照表をご覧ください。

ATL とは何ですか?
Active Template Library (ATL) はテンプレート ベースの C++ クラスのセットで、小型の迅速なコンポーネント オブジェクト モデル (COM) オブジェクトを作成することができます。ATL にはストックの実装、デュアル インターフェイス、標準 COM エミュレーター インターフェイス、接続ポイント、ティアオフ インターフェイスおよび ActiveX コントロールなどの重要な COM 機能の特別なサポートがあります。詳細情報は、次の MSDN の Web サイト (英語情報) をご覧ください。

サードバーティのコンポーネントおよびコントロールはこの問題の影響を受けますか?
サード パーティのコンポーネントおよびコントロールには、コンポーネントおよびコントロールのビルド時の特定の状況により、この問題の影響を受ける可能性があるものがあります。マイクロソフトは開発者に、このセキュリティ情報で提供しているガイダンスに従い、このセキュリティ情報で説明している脆弱性の影響を受けるすべてのコンポーネントおよびコントロールを修正および再度作成することを推奨します。

私はサード パーティのアプリケーション開発者ですが、ActiveX コントロールで ATL を使用しています。この ActiveX コントロールはこの脆弱性の影響を受けますか? また、受けるとしたら、どのように更新したらよいのでしょうか?
コンポーネントおよびコントロールが影響を受けるかどうかを判断するための手順および更新方法については、次の MSDN の Web サイト をご覧ください。

なぜこの更新プログラムはいくつかの報告されたセキュリティ上の脆弱性を解決するのですか?
これらの問題を解決するために必要な変更が関連するファイルに存在するため、この更新プログラムはいくつかの脆弱性を解決します。ユーザーは、ほぼ同一のファイルを含むいくつもの更新プログラムをインストールする代わりに、この更新プログラムのみをインストールすることができます。

このセキュリティ情報で説明されているソフトウェアの旧バージョンを使用していますが、どうしたらよいですか?
このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアのテストを行い、この脆弱性による影響を評価しました。そのほかのバージョンについてはサポート ライフサイクルが終了しています。ご使用中の製品およびバージョンのサポート ライフサイクルを確認するためには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトをご覧ください。

今後の脆弱性の影響を受ける可能性を防ぐため、旧バージョンのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のバージョンに移行することを強く推奨します。Windows 製品のサポート ライフサイクルに関する詳細情報は、マイクロソフト サポート ライフサイクルをご覧ください。これらのオペレーティング システムのサポート対象サービス パックに関する情報は、こちらをご覧ください。

旧バージョンのソフトウェアに関するカスタムサポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフトサポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから、国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、現地プレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細情報は、Windows オペレーティング システム FAQ をご覧ください。

私は開発者ですが、このマイクロソフト セキュリティ情報で説明されていない問題に関する質問があります。どうすればよいですか?
この問題への対応の一環として、マイクロソフトは開発者用のコンテンツおよびマイクロソフトのリソースおよびマイクロソフトの開発者のコミュニティで皆様の質問にお答えするフォーラムへのリンク先を提供しています。詳細情報は、次の MSDN の記事 をご覧ください。

脆弱性の詳細

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は脆弱性による影響が最大であった場合を前提としています。このセキュリティ情報のリリース後 30 日以内に、深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連する脆弱性が悪用される可能性に関する情報は、7 月のセキュリティ情報の「Exploitability Index (悪用可能性指標)」のセクションをご覧ください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標)をご覧ください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度及び最も深刻な脆弱性の影響
影響を受けるソフトウェア ATL の未初期化オブジェクトの脆弱性 - CVE-2009-0901 ATL COM の初期化の脆弱性 - CVE-2009-2493 ATL の Null 文字列の脆弱性 - CVE-2009-2495総合的な深刻度

Microsoft Visual Studio .NET 2003 Service Pack 1

警告
リモートでコードが実行される

警告
リモートでコードが実行される

警告
情報漏えい

警告

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1

警告
リモートでコードが実行される

警告
リモートでコードが実行される

警告
情報漏えい

警告

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 64-bit Hosted Visual C++ Tools

警告
リモートでコードが実行される

警告
リモートでコードが実行される

警告
情報漏えい

警告

Microsoft Visual Studio 2008

警告
リモートでコードが実行される

警告
リモートでコードが実行される

警告
情報漏えい

警告

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1

対象外

警告
リモートでコードが実行される

警告
情報漏えい

警告

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ

警告
リモートでコードが実行される

警告
リモートでコードが実行される

警告
情報漏えい

警告

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ

警告
リモートでコードが実行される

警告
リモートでコードが実行される

警告
情報漏えい

警告

Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ

警告
リモートでコードが実行される

警告
リモートでコードが実行される

警告
情報漏えい

警告

ATL の未初期化オブジェクトの脆弱性 - CVE-2009-0901

攻撃者が ATL ヘッダーの、正しく初期化されていないバリアント型 (VARIANT) の VariantClear を呼び出す可能性がある問題のため、Active Template Library (ATL) にリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。このため、破損したストリームの提供により起きたエラーの処理中に、攻撃者は VariantClear が呼び出された際に起きた状態を制御する可能性があります。この脆弱性は Visual Studio の ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールが含まれるシステムのみに直接影響します。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、CVE-2009-0901 をご覧ください。

「ATL の未初期化オブジェクトの脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2009-0901:

「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。

既定で、製品としての Visual Studio は、この問題の影響を受けません。代わりに、影響を受けるバージョンの ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールが影響を受けます。

影響を受ける可能性のあるコンポーネントおよびコントロールの問題を緩和する要素および回避策については、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 をご覧ください。

「ATL の未初期化オブジェクトの脆弱性」の回避策 - CVE-2009-0901:

回避策は、設定または構成の変更を示しており、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用する前に既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは、以下の回避策を検証し、この回避策が機能性を低下させるかどうかについて、説明の部分で述べています。

影響を受ける可能性のあるコンポーネントおよびコントロールの問題を緩和する要素および回避策については、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 をご覧ください。

「ATL の未初期化オブジェクトの脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2009-0901:

どのようなことが起こる可能性がありますか?
この脆弱性は、影響を受けるバージョンのマイクロソフトの ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールがインストールされているシステムのみに直接影響します。

これはリモートでコードが実行される脆弱性です。例えば、この脆弱性はユーザーが影響を受けるコンポーネントおよびコントロールをインスタンス化している Internet Explorer の特別に細工された Web ページを訪問した場合、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ログオンしたユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。

ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者はこの脆弱性を悪用して、影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。

何が原因で起こりますか?
この脆弱性は、ATL ヘッダーの問題により、正しく初期化されていないバリアント型の VariantClear() を呼び出す攻撃を起こされる可能性があります。この方法で ATL を使用してコンポーネントまたはコントロールを作成した開発者については、作成後のコンポーネントまたはコントロールにより、ログオン ユーザーのコンテキストで、リモートでコードが実行される可能性があります。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
ユーザーのシステムに影響を受けるコントロールが存在し、攻撃者がマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 で説明している緩和策を回避した場合、攻撃者が影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
攻撃者は、影響を受けるコントロールを悪用して、Internet Explorer でこの脆弱性を悪用するように特別に細工した Web サイトをホストし、ユーザーを誘導してその Web サイトを表示させる可能性があります。また、侵害された Web サイトまたはユーザーが提供したコンテンツまたは広告を受け入れるまたはホストする Web サイトが含まれる場合もあります。これらの Web サイトには、この脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれている場合があります。しかし、すべての場合において、攻撃者は影響を受けるコントロールを見破らない限り、これらの Web サイトに強制的にユーザーを訪問させることはできません。このため、攻撃者はユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させようとします。一般的には、ユーザーに電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージのリンクをクリックさせることにより攻撃者の Web サイトへ誘導します。また、バナー広告や、別の方法を悪用して影響を受けるコンピューターに特別に細工した Web コンテンツを提供し、それを表示する可能性もあります。

主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
主に、ワークステーションおよびターミナル サーバーが、この脆弱性による危険にさらされます。サーバーは、十分な管理者アクセス権を所有していないユーザーが、サーバーにログオンし、プログラムを実行する権限を得た場合にこの脆弱性による危険にさらされる可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは 初期化されたバリアント型でのみ VariantClear() を呼び出し、開発者が影響を受ける可能性があるコントロールを解決可能な更新されたバージョンの ATL を提供することで問題を解決します。

このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか?
いいえ。マイクロソフトは信頼のおける情報元からこの脆弱性に関する情報を受けました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般に知られていたという情報は受けていませんでした。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。このセキュリティ情報が最初に公開された段階で、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用され、お客様が攻撃されたということを示す情報は受けておらず、また、公開された検証用コードのいかなる実例の存在も確認しておりません。

ATL COM の初期化の脆弱性 - CVE-2009-2493

データ ストリームのオブジェクトのインスタンス化を処理する ATL ヘッダーに問題があるため、Microsoft Active Template Library に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。この脆弱性は Visual Studio の ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールが含まれるシステムのみに直接影響します。ATL を使用して作成されているコンポーネントおよびコントロールについて、安全に OleLoadFromStream 関数を使用しない場合、任意のオブジェクトがインスタンス化され、これにより Internet Explorer 内の Kill Bit のような関連のセキュリティ ポリシーが無視される可能性があります。この問題により、認証されていない攻撃者が、影響を受けるシステムでリモートで任意のコードを実行する可能性があります。攻撃者は特別に細工した Web ページを作成し、この脆弱性を悪用する可能性があります。この脆弱性では、ユーザーが Web ページを表示すると、リモートでコードが実行される可能性があります。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、CVE-2009-2493 をご覧ください。

「ATL COM の初期化の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2009-2493:

「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。

既定で、製品としての Visual Studio は、この問題の影響を受けません。代わりに、影響を受けるバージョンの ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールが影響を受けます。

影響を受ける可能性のあるコンポーネントおよびコントロールの問題を緩和する要素および回避策については、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 をご覧ください。

「ATL COM の初期化の脆弱性」の回避策 - CVE-2009-2493:

回避策は、設定または構成の変更を示しており、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用する前に既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは、以下の回避策を検証し、この回避策が機能性を低下させるかどうかについて、説明の部分で述べています。

影響を受ける可能性のあるコンポーネントおよびコントロールの問題を緩和する要素および回避策については、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 をご覧ください。

「ATL COM の初期化の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2009-2493:

どのようなことが起こる可能性がありますか?
この脆弱性は Visual Studio の Active Template Library で作成した ActiveX コントロールが含まれるシステムのみに直接影響します。

これはリモートでコードが実行される脆弱性です。この脆弱性は、ユーザーが Internet Explorer で、特別に細工された Web ページを訪問し、影響を受けるコンポーネントまたはコントロールをインスタンス化した場合、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ログオンしたユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。

ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者はこの脆弱性を悪用して、影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。

何が原因で起こりますか?
この脆弱性は、データ ストリームのオブジェクトのインスタンス化を処理する ATL ヘッダーの問題が原因で起こります。ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールについて、OleLoadFromStream 関数を安全に使用しないことで、任意のオブジェクトがインスタンス化され、関連のセキュリティ ポリシーが無視される可能性があります。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
ユーザーのシステムに影響を受けるコントロールが含まれ、攻撃者がマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 で説明している緩和策を回避して、ユーザーが管理者ユーザーの権限でログオンした場合、攻撃者が影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
攻撃者は、影響を受けるコントロールを悪用して、Internet Explorer でこの脆弱性を悪用するように特別に細工した Web サイトをホストし、ユーザーを誘導してその Web サイトを表示させる可能性があります。また、侵害された Web サイトまたはユーザーが提供したコンテンツまたは広告を受け入れるまたはホストする Web サイトが含まれる場合もあります。これらの Web サイトには、この脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれている場合があります。しかし、すべての場合において、攻撃者は影響を受けるコントロールを見破らない限り、これらの Web サイトに強制的にユーザーを訪問させることはできません。このため、攻撃者はユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させようとします。一般的には、ユーザーに電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージのリンクをクリックさせることにより攻撃者の Web サイトへ誘導します。また、バナー広告や、別の方法を悪用して影響を受けるコンピューターに特別に細工した Web コンテンツを提供し、それを表示する可能性もあります。

主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
主に、ワークステーションおよびターミナル サーバーが、この脆弱性による危険にさらされます。サーバーは、十分な管理者アクセス権を所有していないユーザーが、サーバーにログオンし、プログラムを実行する権限を得た場合にこの脆弱性による危険にさらされる可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは ATL がデータ ストリームのオブジェクトのインスタンス化を処理する方法を修正し、開発者が影響を受ける可能性があるコントロールの問題を解決可能な、更新されているバージョンの ATL を提供します。

このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか?
いいえ。マイクロソフトは信頼のおける情報元からこの脆弱性に関する情報を受けました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般に知られていたという情報は受けていませんでした。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。このセキュリティ情報が最初に公開された段階で、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用され、お客様が攻撃されたということを示す情報は受けておらず、また、公開された検証用コードのいかなる実例の存在も確認しておりません。

ATL の Null 文字列の脆弱性 - CVE-2009-2495

マイクロソフトの Active Template Library (ATL) に情報漏えいの脆弱性が存在し、終端の NULL 文字がないため文字列が読み取られる可能性があります。攻撃者は、この文字列を操作して文字列の終端を超えてエクストラ データを読み取ろうとするため、メモリの情報が漏えいする可能性があります。この脆弱性は Visual Studio の ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールが含まれるシステムのみに直接影響します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、情報漏えいを起こす可能性がある悪質なコンポーネントまたはコントロールを実行し、サードパーティにユーザー データを転送する、または影響を受けるシステムにログオンしているユーザーがアクセス可能なすべてのデータにアクセスする可能性があります。この脆弱性により、攻撃者は直接コードを実行したり、ユーザーの権限を昇格させたりできませんが、攻撃者はこの脆弱性を悪用し、攻撃に使用する情報を入手して、影響を受けるコンピューターを侵害しようとする可能性があります。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、CVE-2009-2495 をご覧ください。

「ATL の Null 文字列の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2009-2495:

「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。

既定で、製品としての Visual Studio は、この問題の影響を受けません。代わりに、影響を受けるバージョンの ATL を使用して作成したコンポーネントおよびコントロールが影響を受けます。

影響を受ける可能性のあるコンポーネントおよびコントロールの問題を緩和する要素および回避策については、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 をご覧ください。

「ATL の Null 文字列の脆弱性」の回避策 - CVE-2009-2495:

回避策は、設定または構成の変更を示しており、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用する前に既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは、以下の回避策を検証し、この回避策が機能性を低下させるかどうかについて、説明の部分で述べています。

影響を受ける可能性のあるコンポーネントおよびコントロールの問題を緩和する要素および回避策については、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 をご覧ください。

「ATL の Null 文字列の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2009-2495:

どのようなことが起こる可能性がありますか?
この脆弱性は Visual Studio の Active Template Library を使用して構築した ActiveX コントロールが含まれるシステムのみに直接影響します。

これは情報漏えいの脆弱性です。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、情報漏えいを起こす可能性がある悪質なコンポーネントまたはコントロールを実行し、サードパーティにユーザー データを転送する、または影響を受けるシステムにログオンしているユーザーがアクセス可能なすべてのデータにアクセスする可能性があります。この脆弱性により、攻撃者は直接コードを実行したり、ユーザーの権限を昇格させたりできませんが、攻撃者はこの脆弱性を悪用し、攻撃に使用する情報を入手して、影響を受けるコンピューターを侵害しようとする可能性があります。

何が原因で起こりますか?
この脆弱性は、ATL ヘッダーの問題のために、終端の NULL 文字がないため文字列を読み取られる可能性があります。攻撃者は、この文字列を操作して文字列の終端を超えてエクストラ データを読み取ろうとするため、メモリの情報が漏えいする可能性があります。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ログオン ユーザーが利用可能な全データにアクセスする可能性があります。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
ユーザーのシステムに影響を受けるコントロールが含まれ、攻撃者がマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 973882 で説明している緩和策を回避した場合、攻撃者が影響を受けるシステムのメモリにある情報を読み取る可能性があります。

主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
主に、ワークステーションおよびターミナル サーバーが、この脆弱性による危険にさらされます。サーバーは、十分な管理者アクセス権を所有していないユーザーが、サーバーにログオンし、プログラムを実行する権限を得た場合にこの脆弱性による危険にさらされる可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、ストリームの読み取りの際に正しいバッファーを割り当て、開発者が影響を受ける可能性があるコントロールの問題を解決可能な、更新されたバージョンの ATL を提供して、この脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか?
いいえ。マイクロソフトは信頼のおける情報元からこの脆弱性に関する情報を受けました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般に知られていたという情報は受けていませんでした。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。このセキュリティ情報が最初に公開された段階で、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用され、お客様が攻撃されたということを示す情報は受けておらず、また、公開された検証用コードのいかなる実例の存在も確認しておりません。

セキュリティ更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

次の「検出および適用のガイダンス」では、上で説明している脆弱性を解決する ATL のヘッダーを使用して、このセキュリティ情報の Visual Studio のバージョンを確実に更新する方法に関する情報を提供します。

組織のサーバー、デスクトップ、モバイル コンピューターに適用する必要があるソフトウェアおよびセキュリティ更新プログラムを管理してください。詳細情報は、TechNet 更新プログラム管理センターをご覧ください。Microsoft セキュリティ TechCenter では、製品に関するセキュリティ情報を提供しています。

セキュリティ更新プログラムは Microsoft UpdateWindows Update および Office Update から利用可能です。セキュリティ更新プログラムはマイクロソフト ダウンロード センターからダウンロードすることができます。「セキュリティ更新プログラム」のキーワード探索によって容易に見つけることができます。

最後に、セキュリティ更新プログラムは Microsoft Update カタログ は、セキュリティ更新プログラム、ドライバーおよびサービスパックなどを含むコンテンツを検索可能なカタログで、Windows Update および Microsoft Update でご利用になれます。セキュリティ番号 (例えば “MS07-036” など) を使用して検索することにより、バスケットに適用可能な更新プログラムをすべて追加することができ (異なる言語の更新プログラムを含む)、選択しているフォルダーにダウンロードできます。「Microsoft Update カタログ」の関連情報を参照するには、Microsoft Update カタログ よく寄せられる質問をご覧ください。

注: 2009 年 8 月 1 日より、マイクロソフトは Office Update および Office Update インベントリ ツールのサポートを終了します。Microsoft Office 製品用の最新の更新プログラムを引き続き入手するためには、Microsoft Update をご利用ください。詳細情報は、About Microsoft Office Update: Frequently Asked Questions (英語情報) をご覧ください。

検出および展開のガイダンス

マイクロソフトは今月のセキュリティ更新プログラム向けの検出および適用のガイダンスを提供しました。このガイダンスは、IT Pro がセキュリティ更新プログラムを適用する際に役立つ、Windows Update、Microsoft Update、Office Update、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA)、Office 検出ツール、 Microsoft Systems Management Server (SMS)、Extended Security Update Inventory Tool および Enterprise Update Scan Tool (EST) など、様々なツールの使用方法を理解するのに役立ちます。詳細情報は、サポート技術情報 961747 をご覧ください。

Microsoft Baseline Security Analyzer

Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) により、管理者は一般的なセキュリティの誤構成だけでなく、不足しているセキュリティ更新プログラムについても、ローカルおよびリモートのコンピューターをスキャンできます。MBSA の詳細情報については、 Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) Web サイト をご覧ください。以下の表では、このセキュリティ更新プログラム用の MBSA が検出する概要を提供しています。

ソフトウェアMBSA 2.1

Microsoft Visual Studio .NET 2003 Service Pack 1

不可

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 64-bit Hosted Visual C++ Tools

Microsoft Visual Studio 2008

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ

Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ

MBSA 2.1 の詳細情報は、MBSA 2.1 よく寄せられる質問をご覧ください。

Windows Server Update Services

Windows Server Update Services (WSUS) を使用することにより、管理者は Windows 2000 オペレーティング システムおよびそれ以降、Office XP およびそれ以降、Windows 2000 およびそれ以降のオペレーティング システムに対する Exchange Server 2003 およびそれ以降のバージョン、SQL Server 2000 およびそれ以降のバージョン用の最新の重要な更新プログラムおよびセキュリティ更新プログラムを迅速に、かつ確実に適用することができます。Windows Server Update Services でこのセキュリティ更新プログラムを適用する方法に関する情報は、次のマイクロソフトの Web サイト をご覧ください。Windows Server Update Services 製品概要

Systems Management Server

次の表に、このセキュリティ更新プログラムについての SMS の検出および展開のまとめを記載します。

ソフトウェアSMS 2.0SMS 2003 with SUSFPSMS 2003 with ITMUConfiguration Manager 2007

Microsoft Visual Studio .NET 2003 Service Pack 1

不可

不可

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1

不可

不可

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 64-bit Hosted Visual C++ Tools

不可

不可

Microsoft Visual Studio 2008

不可

不可

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1

不可

不可

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ

不可

不可

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ

不可

不可

Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ

不可

不可

SMS 2.0 および SMS 2003 では、SMS はセキュリティ更新プログラムの検出に Security Update Inventory Tool (SUIT) が含まれている SMS SUS Feature Pack (SUSFP) を使用します。詳細は、Systems Management Server 2.0 のダウンロードをご覧ください。

SMS 2003 について、SMS 2003 Inventory Tool for Microsoft Updates (ITMU) は、Microsoft Update により提供されるセキュリティ更新プログラムおよび Windows Server Update Services よりサポートされるセキュリティ更新プログラムを検出するために、SMS により使用されます。SMS 2003 ITMU に関する詳細は、次の マイクロソフトの Web サイト をご覧ください。また SMS 2003 も Microsoft Office Inventory Tool を使用して Microsoft Office アプリケーションに必要な更新プログラムを検出することができます。Office Inventory Tool および別のスキャンニング ツールに関する詳細情報は、 SMS 2003 Software Update Scanning Tools (英語情報) をご覧ください。詳細は Downloads for Systems Management Server 2003 (英語情報) もご覧ください。

System Center Configuration Manager 2007 は更新プログラムの検出に WSUS 3.0 を使用します。Configuration Manager 2007 Software Update Management に関する詳細情報は、System Center Configuration Manager 2007 (英語情報) をご覧ください。

SMS に関する詳細情報は、次の SMS Web サイトをご覧ください。

詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 961747「毎月リリースされる検出と展開の手引きの一覧」をご覧ください。

Update Compatibility Evaluator および Application Compatibility Toolkit

更新プログラムはアプリケーションを実行するにあたり必要となる同じファイルやレジストリ設定に頻繁に書き込みを行います。これにより、非互換性の原因となったり、セキュリティ更新プログラムの適用にかかる時間が長くなる可能性があります。Application Compatibility Toolkit 5.0 (英語情報) に含まれている Update Compatibility Evaluator (英語情報) コンポーネントでインストールされているアプリケーションに対し、Windows の更新プログラムのテストおよび確認を効率化することができます。 Application Compatibility Toolkit (ACT) には、お客様の環境に Microsoft Windows Vista、Windows Update、Microsoft Security Update または Windows Internet Explorer の新しいバージョンを適用する前に、アプリケーションの互換性問題を評価するために必要なツールやドキュメントが含まれています。

セキュリティ更新プログラムの展開

影響を受けるソフトウェア

影響を受けるソフトウェアに関する特定のセキュリティ更新プログラムについての情報は、該当のリンクをご覧ください。

Microsoft Visual Studio .NET 2003 Service Pack 1

参照表

次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。

参照表
この修正を含む予定のサービスパック 

今後のこのソフトウェア向けのサービス パックは計画されていません。この問題に対する修正は今後リリースされる更新プログラムのロールアップに含まれる可能性があります。

展開 

ユーザーによる操作を必要としないインストール

VS7.1sp1-KB971089-X86 /q

再起動しないインストール

VS7.1sp1-KB971089-X86 /norestart

ログファイル

VS7.1SP1-KB971089-X86-intl-msi.0.log
VS7.1SP1-KB971089-X86-intl-wrapper.log

詳細

検出および適用の詳細は、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」をご覧ください。

再起動に関する情報 

再起動の必要性

この更新プログラムは再起動の必要がない場合もあります。必要なファイルを使用中の場合、この更新プログラムは再起動が必要です。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。

ホットパッチ

対象外

削除に関する情報 

[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用します。

ファイル情報 

サポート技術情報 971089 をご覧ください。

レジストリキーの確認 

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Updates\Visual Studio\7.1\M971089
"Installed" = dword:1

展開に関する情報

更新プログラムのインストール

更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。

アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。

このセキュリティ更新プログラムは、コンピューターに Windows インストーラー 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。

Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

Windows Server 2008、 Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable (日本語)

Windows Server 2003、Windows XP および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable (日本語)

このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ
スイッチ説明

/? または /h または /help

使用ダイアログ ボックスを表示します。

セットアップ モード 

/q[n|b|r|f]

ユーザー インターフェイスのレベルを設定します。
n ? UI なし
b - 基本的なユーザー インターフェイス
r ? 低減されたユーザー インターフェイス
f - 完全なユーザー インターフェイス

/quiet

/q と同じ

/passive

/qb と同じ

インストール オプション 

/extract [ディレクトリ]

特定されたディレクトリに対してパッケージを抽出します

/uninstall または /u

この更新プログラムをアンインストールします

/addsource または /as

このオプションは、更新プログラムをインストールした時に、製品のインストール ソース メディアを挿入するようメッセージが表示された場合に使用できます。
例: <更新プログラムの実行可能ファイル>/addsource "C:\Product MSI\Visual Studio\enu\vs_setup.msi" /addsource "C:\Product MSI\Net\Netfx.msi"

再起動オプション 

/norestart

インストールの完了後、再起動しません

/promptrestart

必要な場合、ユーザーに再起動のダイアログが出されます

/forcerestart

必要な場合、インストール後にコンピューターを再起動します (例: ファイルがロックされている、または使用中である場合)

ログのオプション 

/l[i|w|e|a|r|u|c|m|o|p|v|x|+|!|*] <ログファイル>

i ? ステータス メッセージ
w ? 致命的でない警告
e ? すべてのエラー メッセージ
a - 動作のスタート アップ
r - 特定のアクションの記録
u ? ユーザー リクエスト
c ? 初期の UI のパラメータ
m ? メモリ以外または致命的な終了情報
o - ディスクのスペース範囲外のメッセージ
p ? ターミナル プロパティ
v - 詳細なアウトプット
x - デバッグの追加情報
+ - 既存のログ ファイルへの追加
! ! - ログに各行をフラッシュする
* - すべての情報を記録 (v および x のオプションを除く)

/log <ログファイル>

/l* <ログファイル> に等しい

/sendreport

この更新プログラムのインストール データをマイクロソフトにワトソン レポートとして送信します。個人を特定できる情報は送信されない

: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、以前のバージョンのセットアップ プログラムが使用しているセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 Microsoft MSDN の記事 (英語情報) をご覧ください。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

Microsoft Baseline Security Analyzer

影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。

ファイルバージョンの確認

Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

1.

[スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。

2.

[検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダすべて] をクリックします。

3.

[ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。

4.

ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

5.

[バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1

参照表

次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。

参照表
この修正を含む予定のサービスパック 

この問題に対する更新プログラムは Visual Studio 2005 Service Pack 2 に含まれる予定です。

展開 

ユーザーによる操作を必要としないインストール

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB971090):
VS80sp1-KB971090-X86-intl /qn

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB973673):
VS80sp1-KB973673-X86-intl /qn

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 64-bit Hosted Visual C++ Tools (KB973830):
VS80sp1-KB973830-ia64-intl /qn

再起動しないインストール

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB971090):
VS80sp1-KB971090-X86-intl /norestart

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB973673):
VS80sp1-KB973673-X86-intl /norestart

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 64-bit Hosted Visual C++ Tools (KB973830):
VS80sp1-KB973830-ia64-intl /norestart

ログファイル

VS8.0SP1-KB971090-X86-intl-msi.0.log
VS8.0SP1-KB971090-X86-intl-wrapper.log

詳細

検出および適用の詳細は、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」をご覧ください。

再起動に関する情報 

再起動の必要性

この更新プログラムは再起動の必要がない場合もあります。必要なファイルを使用中の場合、この更新プログラムは再起動が必要です。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。

ホットパッチ

対象外

削除に関する情報 

[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用します。

ファイル情報 

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB971090):
サポート技術情報 971090 をご覧ください。

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB973673):
サポート技術情報 973673 をご覧ください。

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 64-bit Hosted Visual C++ Tools (KB973830):
サポート技術情報 973830 をご覧ください。

レジストリキーの確認 

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB971090):
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Microsoft Visual Studio 2005 Professional Edition - JPN\KB971090
"Installed" = dword:1

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 64-bit Hosted Visual C++ Tools (KB973830):
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Microsoft Visual Studio 2005 Professional Edition - JPN\KB973830
"Installed" = dword:1

製品のコードの検証 

Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB973673):
{837b34e3-7c30-493c-8f6a-2b0f04e2912c}

製品コードを使用したインストール内容の確認方法は、マイクロソフト サポート技術情報 974653 をご覧ください。

展開に関する情報

更新プログラムのインストール

更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。

アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。

このセキュリティ更新プログラムは、コンピューターに Windows インストーラー 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。

Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

Windows Server 2008、 Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable (日本語)

Windows Server 2003、Windows XP および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable (日本語)

このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ
スイッチ説明

/? または /h または /help

使用ダイアログ ボックスを表示します。

セットアップ モード 

/q[n|b|r|f]

ユーザー インターフェイスのレベルを設定します。
n ? UI なし
b - 基本的なユーザー インターフェイス
r ? 低減されたユーザー インターフェイス
f - 完全なユーザー インターフェイス

/quiet

/q と同じ

/passive

/qb と同じ

インストール オプション 

/extract [ディレクトリ]

特定されたディレクトリに対してパッケージを抽出します

/uninstall または /u

この更新プログラムをアンインストールします

/addsource または /as

このオプションは、更新プログラムをインストールした時に、製品のインストール ソース メディアを挿入するようメッセージが表示された場合に使用できます。
例: <更新プログラムの実行可能ファイル>/addsource "C:\Product MSI\Visual Studio\enu\vs_setup.msi" /addsource "C:\Product MSI\Net\Netfx.msi"

再起動オプション 

/norestart

インストールの完了後、再起動しません

/promptrestart

必要な場合、ユーザーに再起動のダイアログが出されます

/forcerestart

必要な場合、インストール後にコンピューターを再起動します (例: ファイルがロックされている、または使用中である場合)

ログのオプション 

/l[i|w|e|a|r|u|c|m|o|p|v|x|+|!|*] <ログファイル>

i ? ステータス メッセージ
w ? 致命的でない警告
e ? すべてのエラー メッセージ
a - 動作のスタート アップ
r - 特定のアクションの記録
u ? ユーザー リクエスト
c ? 初期の UI のパラメータ
m ? メモリ以外または致命的な終了情報
o - ディスクのスペース範囲外のメッセージ
p ? ターミナル プロパティ
v - 詳細なアウトプット
x - デバッグの追加情報
+ - 既存のログ ファイルへの追加
! ! - ログに各行をフラッシュする
* - すべての情報を記録 (v および x のオプションを除く)

/log <ログファイル>

/l* <ログファイル> に等しい

/sendreport

この更新プログラムのインストール データをマイクロソフトにワトソン レポートとして送信します。個人を特定できる情報は送信されない

: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、以前のバージョンのセットアップ プログラムが使用しているセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 Microsoft MSDN の記事 (英語情報) をご覧ください。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

Microsoft Baseline Security Analyzer

影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。

ファイルバージョンの確認

Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

1.

[スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。

2.

[検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダすべて] をクリックします。

3.

[ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。

4.

ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

5.

[バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

Microsoft Visual Studio 2008 および Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1

参照表

次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。

参照表
この修正を含む予定のサービスパック 

この問題に対する更新プログラムは Visual Studio 2008 Service Pack 1 に含まれる予定です。

展開 

ユーザーによる操作を必要としないインストール

Microsoft Visual Studio 2008 (KB971091):
VS90-KB971091-x86 /q

Microsoft Visual Studio 2008 (KB973674):
VS90-KB973674-x86 /q

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB971092):
VS90-KB971092-x86 /q

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB973675):
VS90-KB973675-x86 /q

再起動しないインストール

Microsoft Visual Studio 2008 (KB971091):
VS90-KB971091-x86 /norestart

Microsoft Visual Studio 2008 (KB973674):
VS90-KB973674-x86 /norestart

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB971092):
VS90-KB971092-x86 /norestart

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB973675):
VS90-KB973675-x86 /norestart

ログファイル

対象外

詳細

検出および適用の詳細は、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」をご覧ください。

再起動に関する情報 

再起動の必要性

この更新プログラムは再起動の必要がない場合もあります。必要なファイルを使用中の場合、この更新プログラムは再起動が必要です。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。

ホットパッチ

対象外

削除に関する情報 

[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用します。

ファイル情報 

Microsoft Visual Studio 2008 (KB971091):
サポート技術情報 971091 をご覧ください。

Microsoft Visual Studio 2008 (KB973674):
サポート技術情報 973674 をご覧ください。

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB971092):
サポート技術情報 971092 をご覧ください。

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB973675):
サポート技術情報 973675 をご覧ください。

レジストリキーの確認 

Microsoft Visual Studio 2008 (KB971091):
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Microsoft Visual Studio 2008 Professional Edition - JPN\KB971091
"ThisVersionInstalled" = REG_SZ:"Y"

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB971092):
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Microsoft Visual Studio 2008 Professional Edition - JPN\SP1\KB971092
"ThisVersionInstalled" = REG_SZ:"Y"

製品のコードの検証 

Microsoft Visual Studio 2008 (KB973674):
{E503B4BF-F7BB-3D5F-8BC8-F694B1CFF942}

Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB973675):
{1F1C2DFC-2D24-3E06-BCB8-725134ADF989}

展開に関する情報

更新プログラムのインストール

更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。

アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。

このセキュリティ更新プログラムは、コンピューターに Windows インストーラー 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。

Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

Windows Server 2008、 Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable (日本語)

Windows Server 2003、Windows XP および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable (日本語)

このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ
スイッチ説明

/? または /h または /help

使用ダイアログ ボックスを表示します。

セットアップ モード 

/q[n|b|r|f]

ユーザー インターフェイスのレベルを設定します。
n ? UI なし
b - 基本的なユーザー インターフェイス
r ? 低減されたユーザー インターフェイス
f - 完全なユーザー インターフェイス

/quiet

/q と同じ

/passive

/qb と同じ

インストール オプション 

/extract [ディレクトリ]

特定されたディレクトリに対してパッケージを抽出します

/uninstall または /u

この更新プログラムをアンインストールします

/addsource または /as

このオプションは、更新プログラムをインストールした時に、製品のインストール ソース メディアを挿入するようメッセージが表示された場合に使用できます。
例: <更新プログラムの実行可能ファイル>/addsource "C:\Product MSI\Visual Studio\enu\vs_setup.msi" /addsource "C:\Product MSI\Net\Netfx.msi"

再起動オプション 

/norestart

インストールの完了後、再起動しません

/promptrestart

必要な場合、ユーザーに再起動のダイアログが出されます

/forcerestart

必要な場合、インストール後にコンピューターを再起動します (例: ファイルがロックされている、または使用中である場合)

ログのオプション 

/l[i|w|e|a|r|u|c|m|o|p|v|x|+|!|*] <ログファイル>

i ? ステータス メッセージ
w ? 致命的でない警告
e ? すべてのエラー メッセージ
a - 動作のスタート アップ
r - 特定のアクションの記録
u ? ユーザー リクエスト
c ? 初期の UI のパラメータ
m ? メモリ以外または致命的な終了情報
o - ディスクのスペース範囲外のメッセージ
p ? ターミナル プロパティ
v - 詳細なアウトプット
x - デバッグの追加情報
+ - 既存のログ ファイルへの追加
! ! - ログに各行をフラッシュする
* - すべての情報を記録 (v および x のオプションを除く)

/log <ログファイル>

/l* <ログファイル> に等しい

/sendreport

この更新プログラムのインストール データをマイクロソフトにワトソン レポートとして送信します。個人を特定できる情報は送信されない

: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、以前のバージョンのセットアップ プログラムが使用しているセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 Microsoft MSDN の記事 (英語情報) をご覧ください。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

Microsoft Baseline Security Analyzer

影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。

ファイルバージョンの確認

Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

1.

[スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。

2.

[検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダすべて] をクリックします。

3.

[ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。

4.

ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

5.

[バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ

参照表

次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。

参照表
展開 

ユーザーによる操作を必要としないインストール

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (x86):
vcredist_x86 /q

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (x64):
vcredist_x64 /q

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (IA64):
vcredist_ia64 /q

再起動しないインストール

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (x86):
vcredist_x86 /r:n

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (x64):
vcredist_x64 /r:n

Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (IA64):
vcredist_ia64 /r:n

ログファイル

対象外

詳細

検出および適用の詳細は、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」をご覧ください。

再起動に関する情報 

再起動の必要性

このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。

ホットパッチ

対象外

削除に関する情報 

[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用します。

ファイル情報 

サポート技術情報 973544 をご覧ください。

レジストリキーの確認 

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DevDiv\VC\Servicing\8.0\RED\1033
"Installed" = dword:1

展開に関する情報

更新プログラムのインストール

更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。

アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。

このセキュリティ更新プログラムは、コンピューターに Windows インストーラー 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。

Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

Windows Server 2008、 Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable (日本語)

Windows Server 2003、Windows XP および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable (日本語)

このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ
スイッチ説明

/?

インストール メッセージの一覧を表示します。

セットアップ モード 

/q[:u | :a]

/q - Quiet モードを指定します。また、ダイアログ ボックスを表示しません。
/Q:U ユーザー Quiet モードを指定します。このモードでは、いくつかのダイアログ ボックスが表示されます
/Q:A 管理者 Quiet モードを指定します。このモードでは、ダイアログ ボックスは表示されません。

インストール オプション 

/c

インストールせずに、ファイルを解凍します。/t:<完全なパスが指定されていない場合、ターゲット フォルダについて確認メッセージが表示されます

t:<完全なパス>

一時フォルダーを指定します

/c:<完全なパス>

Setup .inf ファイルまたは .exe ファイルの UNC パスおよび名前を指定します。

/n:v

バージョン チェックなし - 以前のバージョン上にパッケージをインストールします

再起動オプション 

/r:n

インストール後にコンピューターを再起動しません

/r:i

必要な場合再起動 - インストールを完了するために必要な場合はコンピューターを自動的に再起動します。(このスイッチが /q:a スイッチと使用される場合を除く)

/r:a

インストール後、常にコンピューターを再起動します

/r:s

インストール後、ユーザーにプロンプトを表示せずにコンピューターを再起動します

: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

Microsoft Baseline Security Analyzer

影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。

ファイルバージョンの確認

Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

1.

[スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。

2.

[検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダすべて] をクリックします。

3.

[ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。

4.

ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

5.

[バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ および Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ

参照表

次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。

参照表
展開 

ユーザーによる操作を必要としないインストール

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ および Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (x86):
vcredist_x86 /q

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ および Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (x64):
vcredist_x64 /q

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ および Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (IA64):
vcredist_ia64 /q

再起動しないインストール

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ および Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (x86):
vcredist_x86 /r:n

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ および Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (x64):
vcredist_x64 /r:n

Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ および Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ (IA64):
vcredist_ia64 /r:n

ログファイル

対象外

詳細

検出および適用の詳細は、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」をご覧ください。

再起動に関する情報 

再起動の必要性

このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。

ホットパッチ

対象外

削除に関する情報 

[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用します。

ファイル情報 

サポート技術情報 973552 をご覧ください。

レジストリキーの確認 

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DevDiv\VC\Servicing\9.0\RED\1033
"Installed" = dword:1

展開に関する情報

更新プログラムのインストール

更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。

アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。

このセキュリティ更新プログラムは、コンピューターに Windows インストーラー 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。

Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

Windows Server 2008、 Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable (日本語)

Windows Server 2003、Windows XP および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable (日本語)

このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ
スイッチ説明

/?

インストール メッセージの一覧を表示します。

セットアップ モード 

/q[:u | :a]

/q - Quiet モードを指定します。また、ダイアログ ボックスを表示しません。
/Q:U ユーザー Quiet モードを指定します。このモードでは、いくつかのダイアログ ボックスが表示されます
/Q:A 管理者 Quiet モードを指定します。このモードでは、ダイアログ ボックスは表示されません。

インストール オプション 

/c

インストールせずに、ファイルを解凍します。/t:<完全なパスが指定されていない場合、ターゲット フォルダについて確認メッセージが表示されます

t:<完全なパス>

一時フォルダーを指定します

/c:<完全なパス>

Setup .inf ファイルまたは .exe ファイルの UNC パスおよび名前を指定します。

/n:v

バージョン チェックなし - 以前のバージョン上にパッケージをインストールします

再起動オプション 

/r:n

インストール後にコンピューターを再起動しません

/r:i

必要な場合再起動 - インストールを完了するために必要な場合はコンピューターを自動的に再起動します。(このスイッチが /q:a スイッチと使用される場合を除く)

/r:a

インストール後、常にコンピューターを再起動します

/r:s

インストール後、ユーザーにプロンプトを表示せずにコンピューターを再起動します

: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

Microsoft Baseline Security Analyzer

影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。

ファイルバージョンの確認

Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

1.

[スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。

2.

[検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダすべて] をクリックします。

3.

[ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。

4.

ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

5.

[バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

その他の情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力して下さった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

「ATL の未初期化オブジェクトの脆弱性」 - CVE-2009-0901 の 問題を報告してくださった IBM ISS X-Force の David Dewey 氏

「ATL COM の初期化の脆弱性」 - CVE-2009-2493 の 問題を報告してくださった VeriSign iDefense Labs の Ryan Smith 氏

「ATL の Null 文字列の脆弱性」 - CVE-2009-2495 の 問題を報告してくださった VeriSign iDefense Labs の Ryan Smith 氏

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。この様な保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報は、Microsoft Active Protections Program (MAPP) Partners (英語情報) に記載されている各社の Web サイトをご覧ください。

サポート

セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。
マイクロソフト セキュリティ情報センター

その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。
マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法はこちらをご覧ください。

免責条項

本セキュリティ情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

2009/07/29: このセキュリティ情報ページを公開しました。

2009/07/30: MSDN の記事「開発者向け Active Template Library のセキュリティ更新プログラム」の日本語情報を公開しましたので、該当リンクを日本語情報に差し替えました。

2009/08/05: このセキュリティ情報を更新し、「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」で、関連のサポート技術情報 969706 のこのセキュリティ更新プログラムに関する既知の問題を更新したことをお知らせしました。また、KB973923 と KB969706 のセキュリティ更新プログラムが再度検出される問題の検出ロジックを修正し、Visual C++ 再頒布可能パッケージとその他の Visual Studio のセキュリティ更新プログラムの違いを明確にしました。

2009/08/12: このセキュリティ情報を再リリースし、スマート デバイス向けの ATL を使用した モバイルアプリケーション用コンポーネントおよびコントロールを Visual Studio を使用して作成する開発者向けの Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1 (KB973673), Microsoft Visual Studio 2008 (KB973674), および Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (KB973675) 用の新しい更新プログラムを提供しました。

2009/08/13: このセキュリティ情報を更新し、Microsoft Visual Studio .NET 2003 Service Pack 1 の更新プログラムに置き替わる更新プログラムであるMS07-012 を追加し、「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」のセクションに、マイクロソフト ダウンロード センターから配布される Visual C++ 再頒布可能パッケージ用の更新プログラムの KB 番号が SMS、SCCM、WSUS および MU の更新プログラムの KB 番号と異なることに関する説明を追加しました。さらに、セキュリティ情報の「再起動の必要性」を修正し、「セキュリティ更新プログラムの適用」の参照表の Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1、Microsoft Visual Studio 2008 および Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 の欄に、「製品のコードの検証」のエントリを追加しました。その他、様々な編集を行いました。

2009/08/20: Microsoft Visual Studio 2005 Service Pack 1、Microsoft Visual Studio 2008、および Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 における製品コードを使用した更新情報のインストール内容の確認方法を提供するために、マイクロソフト サポート技術情報 974653 へのリンクを追加しました。

2009/09/09: このセキュリティ情報を更新し、「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」に新しい質問および回答を追加しました。これにより、サポート技術情報 969706 を更新し、この問題を修正するためのセキュリティ以外のセキュリティ更新プログラムを提供するため、既知の問題の番号を KB974223 から KB 974479 に変更したことをお知らせしました。


 

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