タイトル

コラムタイトル

TOPMAIL

木村 宏之
HIROYUKI KIMURA

■プロフィール
1969(昭和44)年8月5日東京都練馬区生まれ。1990(平成2)年東京電子専門学校コンピュータ学科卒業。ソフトウェア開発会社、商社、情報提供サービス会社などで、企画・開発・営業・人事・管理・顧客サービス等様々な職種を経験。2001年(平成13年)4月合資会社アイティ企画設立。現在、ITコンサルタント・メディア評論家として、独自の視点によるコンサルティング・研修・講演を行っている。

著書「かなり不揃いの起業家たち」(アリーフ一葉舎 共著)など

財団法人日本SOHO協会会員、NPO法人ナレッジ・ネットワーク会員、NHK情報化メディア懇談会会員、東京起業家サークル来夢会員、練馬区認定 地域ITリーダー

■会社データ
社名:合資会社アイティ企画
業種:情報サービス業 他
会社所在地:東京都練馬区南大泉1−3−8
資本金:1万円

■コンタクト

http://www.itkikaku.com

kimura@itkikaku.com

コラム|木村さん

今月のコラム 2003/02/19 号

合資会社アイティ企画 代表 木村 宏之

<管理人から>
ITの世界、技術者を自称する人は多いけど、コンサルタントとなると、そうはいない。ましてや中小零細企業に根ざした活動をしている人は、ほんの一握りだろう。技術者、プロデューサー、コンサルタント、またあるときはメディア評論家、講演者と精力的な活動を行う木村さんに、そのコツを伺ってみた。

ほんとうは小さな会社にこそIT化が必要なのに、
大手に勤めていたときには支援ができなかったんです。
だったら、自分でやってみようか、と。

■御社の業務内容を教えてください。
今まで、インターネットを導入していなかった中小零細企業さま、並びに有効的に活用できていなかった中小零細企業さま、より有効的・効果的に活用したい中小零細企業さまへのITコンサルティングから付帯するもの全てです。あとは、講演・研修・評論(現在、日刊ゲンダイにコメントを寄せています)活動です。

■独立したきっかけは?
父が事業を営んでおりましたので幼少の頃より、自身で起業するのは当たり前だと思っていました。発言・行動に責任のもてる経験(10年以上の社会経験と複数の職種経験)・実年齢(30歳以上)とタイミング(時期)だけでした。大きな転機となったのは、前職の時です。このときに、経験・実年齢ともクリアはしていたのでいつでもと思っていました。そこは、上場しているソフトウェア開発会社だったのですが、とある交流会でお会いした中小企業経営者の方から
「うちもIT化したいんだけど、相談に乗ってもらえないかな?」と相談を受け、社内で量ったところ「(会社規模・売上・予算等の審査をするまでもなく)当社の取引先に値しない」と一蹴されました・・・。本当は大企業(のインフラや業務)だけではなく中小零細企業にとって必要なのに、してあげられない・できないのか?だったら、自分でできることをしてあげよう、自分でしてやろうと。詳しくは、書籍−「かなり不揃いの起業家たち」(発行:アリーフ一葉舎)をご覧になってください。

■それまでにどんなお仕事を経験してきましたか?
いくつもの会社・部署にお世話になりました。プログラマ・SE・プロジェクトマネージャー・人事・総務・研修、商品企画、事業企画・立ち上げ、営業担当・営業管理・営業マネジャー、顧客サポート、イベント企画・実施等々一般的な会社の部署として経理だけはしておりませんが、独立採算制の部署で台帳もつけていましたね。いわゆるスタッフ部門は(レベルが低いかも知れませんが)全般的に経験させていただいたものと思っております。

■仕事をするうえで大切にしていることは?
やはり、信頼関係ですね。 どうしてもネットの比率が高くなりますが、「顔」を見ないとダメですね。あとは、勇気ですね。私の言う勇気の定義は「正しい判断とそれに伴う行動」になります。

■木村さんの財産は人脈だと思うのですが、どのように築かれたのですか?
築いたという意識はあまりありません。「気づいたら築いてた(笑)」って感じですね。一朝一夕にはできないものですが、知らず知らずの内にですね。ただ、モットーとしていることは、「(どんなことでも)人の誘いを(できるだけ)断らない」くだらない飲み会でも、参加するようにしています。調子のいい奴と思われているかも知れませんね。あと「何かあれば、(これは、という人を)できるだけ誘う(巻き込む)」というようにしています。

■ビジネスは出会いだと思うのですが、そのコツを教えてください。
マメであり、聞き上手であることです。前述と変わりませんが、できるだけ効率よくきっかけをつくるため、何事も情報武装はしておきます。弊社の手法(ノウハウ)になってしまうので話したくないのですが・・・(笑)。

具体的な事例の一つですが、展示会等へ行った際は片っ端から名刺を配る。そこでは内容の話を聞かなくてもいいんです。パンフレットを頂戴してきます。そこから、興味があれば問合せ・訪問します。まず、「御社の商品について話が聞きたい」と。ここで大事なのがSOHOのように自宅でやっていない限り、「訪問」です。特に地域的に近辺の場合は相手の会社にいくことによって担当者と上司が出てきますし、会社の雰囲気が分かります。で、もちろん売り込まれます、それでよいのです。 当然「会話」になるので、自社のPRができます。あとは野となれ、山となれ!ですね!!ただ、聞き方等コミュニケーションにもノウハウ・心構えがありますので、
興味のある方はセミナーをご紹介しますよ(笑)

■パーティーをプロデュースしていくコツも教えてください。
相手に喜んでもらうためは?と考え、計画は緻密に実行は大胆に!です。よく4W1Hとか、言いますが、私の場合は7W3Hで考えています。When(いつ)・Where(どこで)・Who(だれが)・What(なにを)Whom(だれに)・Why(なぜ)・Weather(天気・天候)How(どのように)・How much(いくらで)・How many(いくつ・何人)にして考えます。

実施までの期間が1ヶ月ほどあれば、変更や改善策も行いやすくなります。計画の段階では、一分一秒の単位でスケジュールをつくります。全てのスタッフのアクションやトークもつくり、そのスケジュールに当てはめます。そこで、全てを把握しておきます。例えば、挨拶の「こんにちは」は、「こんにちは」なのか「みなさん、こんにちは」なのか「みなさ〜ん、こんにちは」なのか「みなさ〜ん、こんにちは〜」なのかで、秒数が変わります。

会場までの道のりから、会場の状況判断をします。例えばセミナーような会場ならば、ホワイトボードの位置、それに対する椅子の一脚一脚の向かう角度まで徹底します。前の席に人がいる場合も想定して複数名で実際に座ってみて、若干動かすとか・・・。そんなことまで?と思われるかも知れませんが、そこまでします!!自己満足かも知れませんですが、そこまでやったのだからという自負が欲しいんです。しかし、実際にはそんなにうまくいかないですけど(笑)。

■お薦めのサークル、組織があれば紹介してください。
皆さんも参加できそうなものは
東京起業家サークル来夢http://www1.ocn.ne.jp/~laimu/to/
関西起業家サークル来夢http://www1.ocn.ne.jp/~laimu/kk1.htm
ビジネス交流会『根.com』http://koncom.tripod.co.jp/
京都異業種交流会「京(みやこ)バレ−」http://www.kyoto-venture.net/miyako/
など。

あとは、リクルート社発行のアントレ&独立事典での情報がお薦めです。
ちなみに、アントレは、http://www.recruit.co.jp/BI/magaplaza/index.html
独立事典は、http://www.recruit.co.jp/BI/magaplaza/mook.html
上記のURLから送料無料で届けているそうです。

■今後、どんな分野に挑戦していきたいですか?
会員制のコミュニケーションサービスと、企画・発想力でメシの食える商売をしていきたいですね。

■そのために何を武器にしていきますか?また、何が足りないですか?
武器は、やはり仲間(人脈)になります。足りないものは、自分の能力と仲間(人材)になります。

■ありがとうございました。今後も多方面でのご活躍を期待します!

レッツ合資会社 Copyright(C)1999〜2003 化猫