犯罪対策〜ワシントンDCエリアに暮らす邦人のための安全情報〜
2001年9月11日に発生した世界貿易センタービル及び国防総省ペンタゴンに対する悲惨なテロ事件は、米国があのような大規模なテロ攻撃の危険に常に直面しているという現実を冷酷なまでにつきつけました。ワシントンDC地域にはテロの標的になりうる連邦政府機関が沢山あります。そうでなくてもワシントンDCは全米でも有数の犯罪多発地帯でもあります。 過去の教訓や統計から示される安全情報に基づいて、それぞれが自己のできる範囲内で安全問題に関心を払っていくことが、犯罪や危険に巻き込まれないための第一歩といえます。自分の身は自分で守る、そのために安全問題に関心を持ち、身の回りの状況に関心を持つことが大切です。 この情報は、ワシントンDC及びその周辺地域に在住されている在留邦人の方々が、安全に生活するための基礎的な情報を提供することを目的に作成したものです。皆様のお役に立つよう作成したものですので、是非ご一読下さい。
1. 犯罪統計(2005年)にみる安全度
※1 各犯罪発生件数の出所
※2 10万人当たりの犯罪発生件数は、※1の各犯罪発生件数及び連邦統計局人口統計(State and County Quickfacts)から当館にて算出。
ワシントンDCエリアにおいて、近年報告された邦人の方の犯罪被害には以下のようなものがあります。
以上で見たように、ワシントンDCエリアは依然として犯罪多発地域です。犯罪に巻き込まれないよう、常に以下のような点に注意するよう心掛けてください。
(1)中・長期間家を空ける際、注意すべきこと
(2)日常生活上留意すべきこと
(3)自動車窃盗についての留意事項
(4)旅行者に対する注意事項
(5)車両移動時の注意
(6)ガソリン盗への注意 最近、ガソリン高騰を背景に、ガソリン盗が増加している旨地元紙で報じられております。これに注意するためには、
アメリカに来ると、大多数の人が自動車を購入します。慣れない土地で自動車を購入し日常乗り回すことに、多少の不安を感じる方も中にはいらっしゃると思います。そこで、自動車にまつわるトラブルを少しでも避けられるように、いくつかの留意点を挙げてみることにします。
(1)車内に備えておくもの
(2)事故に遭ってしまったら
意識的に気持ちを落ち着ける努力をしつつ、次のことを行う。
日米の生活習慣の違いからくる「ちょっとうっかり」が、意外な事件になってしまうことがあります。