最終更新: 2009/09/09 18:47

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新型インフルエンザ ワクチン自己負担額は合計6,000〜8,000円程度の見通し

新型インフルエンザは新たな患者数が前の週のおよそ1.6倍と急速に拡大している。一方、10月下旬から始まるワクチン接種の自己負担額が明らかになった。
今週中にも決まる優先順位を基に、10月下旬から始まる新型インフルエンザのワクチン接種。
1人2回接種するワクチンの自己負担が、合計6,000円から8,000円程度になる見通しになった。
街の人は「やっぱり助成を少しでもしてくれると家計は助かるけど」、「1カ月の経費にしたら全然負担で。すごい負担ですもんね」などと話した。
一方、舛添厚労相が打ち出した「低所得者などへの負担軽減措置」については、結論持ち越しになった。
みながわクリニックの皆川一孝理事長は「負担はちょっと高い感じしますよね。それによってワクチンを受けることができなくなってしまうと、これは問題かなと」と話した。
病院に来ていた人からは「子ども3人いるので、相当な負担です」、「(季節性インフルエンザも受けるか?)ひと冬でそんなに払えない」などと話した。
厚生労働省は9日午後、先週1週間に報告された集団感染の件数が、前の週のおよそ1.6倍の2,318件と発表した。
一方、必要性の高まる輸入ワクチンについては、副作用などの不安の声もある。
病院に来ていた人は「(輸入ワクチンについて)成分とか普通の人は知らないと思うので、子どもにはちょっと不安かなと思います」と話した。
街の人は「副作用でもあったらどうしようかなとか」と語った。
安全性や有効性について、国内での治験を求める声が上がっている。
こうした中、厚労省が輸入を検討している海外の2社のうちの1社、スイスの「ノバルティス社」の日本法人は、FNNの取材に対し、「大人200人、子ども120人への治験を来週から開始する。3週間おいて2回の接種を行い、早ければ10月いっぱいで結果が出る」と回答した。
みながわクリニックの皆川一孝理事長は「(国産・輸入も含め)安全なワクチンを経済的負担なく、広く患者さんに打てるようになって、新型インフルエンザを予防できれば」と話した。

(09/09 18:46)


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