東京都葛飾区と江戸川区の小中高校計12校に、生徒の殺害を予告する内容のはがきが郵送されていたことが分かった。被害届を受けた警視庁は脅迫容疑で捜査を始めた。
葛飾区と江戸川区の教育委員会などによると、はがきは江戸川区小岩の消印で8~9日に届いた。差出人名はなく、手書きで「生徒ノ命ヲ貰(もら)イマス」と書かれていた。各校は、集団登下校するなど警戒している。
また、文面は葛飾区柴又で96年9月9日に起きた上智大生殺害・放火事件についても触れており、「殺シガ好キデ好キデタマラナイ 誰デモイイ 捕マルマデヤッテヤル」と書かれていた。警視庁は、同事件の発生日に合わせて郵送された疑いがあるとみている。【佐々木洋】
毎日新聞 2009年9月9日 12時55分(最終更新 9月9日 13時50分)