MS-DOSやMS-Windows3.1の頃は、「パソコンの環境作り」に興味があり、色々といじっていたのですが、その後は使う方しか興味がなくなったので、その手のことからはずうっと外れていました。しかしながら、最近、また、興味が湧いてきたので、このUSBメモリを使って,MS-DOSのUSBメモリ起動(USBブート)を行ってみました。
まず,「HP USB Disk Storage Format Tool - v2.1.8」を以下のURLよりダウンロードし,パソコンにインストールしておきます。
http://www.pcworld.com/downloads/file/fid,64963-order,1-page,1-c,peripherals/description.html
そして,USBメモリをパソコンに差した後,「HP USB Disk Storage Format Tool」を起動し。
Device:USBメモリのドライブが選択されているか確認。
File system:FAT32 または FATを選択。
Volume label:空欄でOK。
Quick Format:チェックしてもしなくてもOK。
Create a DOS startup disk:チェック。
using DOS system files located at:MS-DOS起動FDよりコピーした「COMMAND.COM、IO.SYS、MSDOS.SYS」等のファイルが入っているフォルダを選択。
その後、「Start」をクリック。
これで,うまく行けば,USBメモリがフォーマットされ,「COMMAND.COM、IO.SYS、MSDOS.SYS」等がコピーされます。
私は,以下のMS-DOS起動FDを持っていますので,それらでうまく行くかどうか,確認しましところ,結局,うまくいったのはFreeDOS,Windows95,WindowsXPの3つのみでした。
FreeDOS(KERNEL.SYS,COMMAND.COM):起動OK
DR-DOS 7.03(IBMBIO.COM,IBMDOS.COM,COMMAND.COM):インストールできず
MS-DOS 6.3(IO.SYS,MSDOS.SYS,COMMAND.COM):インストールできたが,起動はせず
PC-DOS 6.3(IBMBIO.COM,IBMDOS.COM,COMMAND.COM:インストールできず
Windows95(IO.SYS,MSDOS.SYS,COMMAND.COM):起動OK
Windows Me(IO.SYS,MSDOS.SYS,COMMAND.COM):インストールできたが,起動後,「Ctrl+ Alt+delete・・・・・」が出て進まず
Windows XP(IO.SYS,MSDOS.SYS,COMMAND.COM):起動OK
このため,最終的にWindows95をインストールすることとしました。その理由は,これだと、
ANK16.FNT,ANK19.FNT,ANSI.SYS,BILING.SYS,CHKDSK.EXE,CONFIG.SYS,COUNTRY.SYS,EBD.SYS,EMM386.EXE,FDISK.EXE,FORMAT.COM,HIMEM.SYS,JDISP.SYS,JFONT.SYS,JKEYB.SYS,JKEYBRD.SYS,KANJI16.FNT,KKCFUNC.SYS,RAMDRIVE.SYS,SYS.COM
等がきちんと揃っており、日本語表示も可能で、MS-DOS 6.3と同様に設定できそうだからです。
と言うことで,とりあえず,このUSBメモリを使用して,日本語MS-DOSが起動するようになりました。
この状態で,「KanjiComm」と言う,英語MS-DOS上で,日本語の文章を作るソフトも起動できました。
この後は,大昔、よく遊んでいたCONFIG.SYSやAUTOEXC.BATの書き方を思い出して,環境の整備を行う予定です。
なお、勿論、USBメモリ起動を行う時は、パソコンのバイオス設定画面にて、起動順位を内蔵ハードディスクより先になるように設定しなおしてあります(OSのシステムが入っていない普通のUSBメモリを挿したまま、再起動等を行ってもハードディスクから起動するように、普通のパソコンではUSBより内蔵ハードディスクの方が優先して起動するように設定されているようです)。
matsumo(http://homepage3.nifty.com/matsumo2/)