About

普段の描き方を駆け足で追います。
特に変わったことはしておりませんが、何かの参考になれば幸いです。

Spec

PC:AT互換機/Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU 
E8400 @ 3.00GHz/3.00 GHz、 3.24 GB RAM/物理アドレス拡張
OS:Microsoft Windows XP/Home Edition Version2002 Service Pack 3
ディスプレイ:Nanao FlexScan S1721
ペンタブレット:intuos3PTZ-430

使用ソフト:Adobe Photoshop CS4/ SAI

Making

今回は夏が確定テーマなので、以前からリベンジしようとおもっていた「風鈴」を描くことにしました。 少女達を精霊のような質感で描くことをコンセプトにします。 完成サイズはA5なのですが、 大体いつも紙に出す出さない関係なく長辺3500px〜4000pxくらいで作業をします。 作業するにもいい、引き伸ばしてもそんなに劣化しない気持ちの良いサイズ。 速さ重視です。

鉛筆で何枚かエスキース(素描)をきった後、SAIでざっくりとラフを描きます。 上記は上のものに比べてすこし詰めた状態。ラフの間に気が付いたことや最後まで守っておきたいことは ここでメモをするなどして確定しておきます。 左右のバランスと風鈴のガラスのシースルー感を最後まで大事にすることにしました。

ラフを下に敷いて別レイヤーを作成して筆ツールで線画を起こします。

描くパーツごとにレイヤーわけをしてブラシや塗りつぶしツールで適当に色をつけます。 おおまかに色の感じをつかんでいきます。この段階では古めかしい素材感。風鈴の光などもどうせこのあとの処理でつぶれてしまうので、ざっと色をおいてあります。

あらかじめ作っておいた素材と組み合わせて華やかに。 基本的に素材集等は使わずに全て手で描きます。

可能性を探っています。赤白で祭りっぽい感じを出そうかなとおもっていたのですが没にしました。

色が全体に入ったら今度は影をつけていきます。 光源の位置を気にしながら紫灰で影をつけます。SAIをとるかPSを取るかは其の時の作品の質感によります。 今回はSAI。筆で色を落として水彩で溶かしながら色を延ばしていきました。

逆光にしてガラスの質感を検討します。この色合いは没にしました。

全体像が見えてきたので少しずつ塗りこんでいきます。 これは風鈴のガラス部分の発行処理。オーバーレイ+トーンカーブ をグループ結合にして(Altを押しながらレイヤー間をクリック) あります。

あらかじめ取材してきた朽ちた柱の写真をテクスチャとして張り込みます。画面全体に大体手が入ってきました。

ここから数時間描く作業。上記画像のようにひたすらペンタブで書き込んでいきます。

トーンカーブやレイヤー複製+ガウスなどで質感を出しながら仕上げ。 ウェブページにあげるものについては上記のように縮小をかけながら アンシャープマスクを数回にわたってかけると、シャープに見せることが出来ます。

完成品はこちら

Books

下記でも画像ソフトの講座を書いていますので、見かけた際は宜しくお願いいたします。
テクスチャの作り方とか、トーンカーブの使い方とか、毎回内容変えてたり。

(株)MdN 月刊MdN12月号「Photoshop解体工房」
(株)工学社I/O別冊[7日間]CG入門講座[コスチューム&キャラクター編]
(株)MdN 月刊MdN9月号
(株)MdN MdN別冊ムック「Photoshop創作工房」
(株)工学社I/O別冊「SAIではじめる萌えイラスト講座」