民主党の小沢一郎代表代行と親交が深く、財界から政権交代を訴え続けた京セラの稲盛和夫名誉会長は30日、民主党の大勝について「日本の政治にとり、明治維新に次ぐ平成の維新といわれるほど大きな変化をもたらすのではないか」と、期待感を表明する談話を発表した。また、民主党に対して「おごることなく、浮かれることなく、国民のために誠実に慎重に政治を行うことが重要だ」と指摘。「日本が本当の民主国家に変わっていけるかどうかは、民主党の双肩にかかっているという自覚を持ち、国民の期待に応えるべき重責を果たしてほしい」と、注文をつけた。【宮崎泰宏】
毎日新聞 2009年8月30日 23時33分