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2009年9月8日(火) 19:30 |
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アルツハイマー病の治療薬開発に期待
アルツハイマー病の治療薬の開発に新たな期待です。 林原生物化学研究所が、以前開発した医薬品の原料にアルツハイマー病に対する改善作用があることがわかりました。 認知症の新たな治療薬として実用化を目指します。
アルツハイマー病など認知症の治療薬として実用化が期待されるのは感光色素のひとつNKー4です。 感光色素は工業製品にも広く使われていますが、細胞や免疫の活性化作用があるとして医薬品としても使われています。 林原生物化学研究所では医学的効果がほかにもあるのではと、今回改めてさまざまな感光色素を調査したところ、NKー4にアルツハイマー病を引き起こす細胞の毒性から神経細胞を守る作用があることがわかったものです。 また、神経細胞を増やす効果もあるということで、アルツハイマー病の進行をとめるだけでなく、改善する作用も期待されます。 また、運動失調症や脳梗塞の後遺症などの軽減にも効果があるということで、実用化されればさまざまな神経疾患の薬として期待されます。 林原生物研究所では提携する製薬企業を探し、5、6年で治療薬として実用化したいと話しています。
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