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岡部家19代目と対面

2009年09月09日

写真

岡部貞義さん(右)と面会し、記念撮影をした大竹しのぶさんと西田敏行さん=8日、名古屋市熱田区の熱田神宮

【初代・又右衛門は熱田神宮の宮大工 安土城の建設者】

 織田信長の居城安土城(滋賀県安土町)を建てた熱田神宮の宮大工、岡部又右衛門を描いた映画「火天の城」の公開を前に、主演した西田敏行さんらが8日、名古屋市熱田区の熱田神宮を訪れ、又右衛門の子孫にあたる岡部貞義さん(73)=名古屋市千種区=との対面を果たした。
 「火天の城」は直木賞作家の山本兼一さん原作。城を築くまでの過程を迫力ある映像で表現する一方、又右衛門一家の家族愛を丁寧に描いた。この日は西田さんのほか、又右衛門の妻を演じた大竹しのぶさん、田中光敏監督が熱田神宮で、映画のヒットを祈願した。
 映画では、織田信長が熱田の森に又右衛門を訪ね、築城を命じるところから始まる。撮影は京都で行ったが、田中監督はロケハンなどのため熱田神宮を訪れている。「又右衛門の原点。(この)においを京都に持って帰って撮影した」と懐かしそうに境内を見回した。西田さんは「一度は(ここへ)うかがいたいと思っていたので、うれしい。豊かでピュアな気持ちになりました」と話した。
 その後、西田さんらは貞義さんと対面した。貞義さんは又右衛門を初代とする19代目の岡部家当主。試写を見て「素晴らしい出来」と感激したという。現在、家に残されているのは由緒書きと系図だけ。「信長からもらった褒美があったはずだが、今では何もない」と貞義さん。西田さんと大竹さんのサイン入り色紙をプレゼントされ、「宝物です」と笑顔をみせた。
 「火天の城」は12日から、名古屋市のピカデリーほかで公開される。(増田愛子)

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