光も風も雲も山も好き
「いいよねっと」の企業姿勢を疑う
- 2009-09-07 (月)
- 山登り
前回エントリーの続きです。いいよねっとの担当者から再び下記のメールが届きました。
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○×□△ 様
お世話様です。
「登山者の安全」という事を踏まえたご返信のようですが、 まず、前提として頂きたいのは、操作マニュアルやよくある質問に記載のように、当社GPSや地図データに関しましては、ユーザー様の安全を担保出来るものでは無いという事になります。
私自身も登山者の端くれとしまして「登山に必須・必携の地図」とは、故障や電池切れ、誤動作のリスクが高い電子機器ではなく、国土地理院発行の二万五千分の一地形図とコンパスだと思っています。
当社製品に依存された登山はお勧めいたしません。
また、先のお願いは、○×様がこの件をアピールされましても、当社では現在バージョンアップのご対応を行なっておりませんので、お話を聞かれたお客様にご迷惑が掛かるという理由になります。
他の方へお話しされる場合は、その点をご考慮の上でお願い致します。
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日本地形図TOPO10Mに限らず、国土地理院が提供する地図情報においてさえも免責事項があることは百も承知しており、GPSのほかに紙地図も必 ず携行します。言うに事欠いて「当社製品に依存された登山はお勧めいたしません」って、「登山の頼りにならない物を売ってます」ってどういうことなので しょうか?あきれてしまいます。
本来なら「製品には万全を期します。しかし、利用に関連して生じた損害については一切責任を負えません」として、製品の万全を期したマイナーバー ジョンアップ版を速やかに旧版ユーザーに提供するのが企業の社会的責任でしょう。マイナーバージョンアップは旧版ユーザーに無償または少額で提供するのが 常識でしょう。
今回の問題の核心は、8.00から8.03へのたった0.03のマイナーバージョンアップでありながら詳しい内容をまったく公にしない上に、バー ジョンアップ版の提供を、私を含めたごく少数に限り、旧版ユーザーにあまねく提供しようとしないことにあります。これら理由について「公表できない」など とまったく誠意ある説明もありません。「お話を聞かれたお客様にご迷惑が掛かる」と、まるで私に何らかの責任があるような物言いですが、旧版ユーザーにあ まねく対応しない企業こそ問われてしかるべきです。
ブログ「山道具道楽」で指摘されたように、旧版において重要な登山道が欠落していることをひた隠しにし、登山者の安全を置き去りにして自らの利益し か頭にない企業としか考えられません。いいよねっとは「マイナーバージョンアップ」と称していますが、登山道欠落の不具合を修正した「バグフィックス」と 呼ぶのが妥当なのかもしれません。
いいよねっとの企業姿勢と非常識さを疑います。
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秘匿された地図バージョンアップ
- 2009-09-05 (土)
- 山登り
私は登山に欠かさず、日本地形図データTOPO10M(バージョン8)を転送した携帯GPS受信機「VistaHCx」を持って行きます。このTOPO10Mは、GPS受信メーカー大手の米ガーミン社の正規代理店「いいよねっと」のサイトで購入した地図データです。購入直後、TOPO10Mv8の初期バージョン8.00において、データが欠落し掲載されていない登山道があるとの重大な指摘をブログ「山道具道楽」で見つけました。登山者の安全を図り、山での遭難を防ぐためには、正確な地図が必須・必携なのは言うまでもありません。しかし、いいよねっとは、初期バージョン使用者に対し、警告や注意を発するなどの対応策もありませんでした。
日を置いて、TOPO10Mが8.03にマイナーバージョンアップされ、欠落部分が解消されたらしいとの情報を再び「山道具道楽」で知りました。本来ならマイナーバージョンアップ版をネットを通じて無償で速やかに配布すべきなのにその様子がまったくうかがえません。そこで、利用者不在の姿勢をやんわり正すべく問い合わせてみました。しかしながら、最後に紹介するメール内容が示すように、利用者・登山者の安全を考えないような姿勢は最後まで変わりませんでした。
利用者の安全と生命にかかわる重要な問題と考え、同社とやり取りしたメールの一部公表することにします。正確を期すため、少し長くなります。個人名などは伏せるなり省略しました。
①8月23日ごろ、いいよねっとサイト内にある問い合わせ欄に以下の書き込みして送信しました。
貴社で購入したTOPO10Mv8をVistaHCxに入れ、登山で愛用しています。
そのTOPO10Mは、貴社サイトの同製品紹介ページのマップソースマップビューワーで拝見したところ、「Japan Topo 10M v8.03」となっています。一方、私が購入したバージョンはMapSourceで見たところと8.00となっています。
8.03ではどの部分が改善されているのでしょうか?また、バージョンアップ版を既存ユーザーに提供する予定はないのでしょうか?
ご回答をよろしくお願いします。
②24日、「ご質問のお答え(マイナーバージョンアップ)」と題したメールが「いいよねっとサポート窓口」から届き、内容は次の通りでした。
○×△□ 様
平素は弊社製品をご愛用くださいまして誠にありがとうございます。
大変申しわけございませんが、マイナーバージョンアップに関しましては、その内容を公表しておりません。
大まかな内容としましては、地図情報の一部追加になります。
また、マイナーバージョンアップに関しましては、通常はご対応を行なっておりませんが、ご希望のお客様に対しましては、メディア代\3,150(税込送料別)にて承っております。
ご注文の場合は、お手数ですが以下をご一読の上、store@iiyo.net宛にご注文のメールをお送り下さいますようお願い致します。
http://www.iiyo.net/shop/shop.cgi?iframe=./shop_html/directions.htm&height=4500
③このメールに対し私は同日、「TOPO10MVer.8 DVD版のマイナーバージョンアップ注文します」と題して次の内容で返信しました。
会員IDxxxxxxxの○×△□と申します。
下記の通り連絡頂いたTOPO10MVer.8 DVD版のマイナーバージョンアップを注文します
送料込みでいくらになるでしょうか?
注文に当たってはポイント1400Pを使いたいと思います
クロネコペイメントは利用可能でしょうか?
よろしくお願いします。
④翌25日、「いいよねっとonline store」から次の内容のメールが届きました。
お支払い方法はクロネコペイメント利用可能でございます。
つきましては、以下のご購入方法等、ご確認下さい。
————————————————
■合計金額:2,380円
TOPO10MVer.8 DVD版(マイナーバージョンアップ)
3,150円(税込)×1個=3,150円
【使用ポイント】1,400円
【合計】3,150円
【送料】630円
【合計金額】2,380円
————————————————
【使用ポイント】1,400
【取得ポイント】200
【累計ポイント】200
————————————————
(以下略)
④この後、煩わしさを感じながらも、メール確認やサイト上でのクレジット決済などの手続きを粘り強く進め、指定した29日午前、ヤマト便で配達されてきまいた。送られてきたものは、白ロムのDVDに焼かれたバージョンアップ版と納品書だけでした。結局、メディア代と配送料だけとはいえ、3800円近い(ポイント還元分を除く)出費になってしまいました。
⑤30日、情報源となったブログ「山道具道楽」のコメント欄に、情報へのお礼を兼ねて、いいよねっととのやり取りの概要について報告しました。「改善点(というより初期製品の欠陥)について公表もせず、具体的に説明もせず、バージョンアップに気付いた人だけに売りつけようとする態度は厚かましい限りです」とも記しました。
⑥9月3日、「いいよねっとサポート窓口」から次のメールが届きました。「特別対応なので口外するな」ということなのでしょうが、「特別な対応」について当初から何の言及もなく、ましてや口外しないことを前提に購入した覚えはありません。
○×△□ 様
お世話様でございます。
先日、ご案内・ご利用頂きました、TOPO10Mのマイナーバージョンアップですが、○×様のケースに関しましては、特別対応とさせ頂きました。
先にもお伝えしましたように、こちらは通常でのご対応を行なっていないサービスになります。
最近、「山仲間から聞いた」と複数のお客様からお問い合わせを頂いており、当社でもご対応に苦慮しております。
他のお客様からのご依頼を頂きましても、ご対応出来かねる内容となり、多くの方にご迷惑をお掛けしてしまう事になります。
当初、ご対応差し上げたお客様は○×様を含め2名の方のみになりますので、もし、本件をお仲間等へご案内されていらっしゃる場合、今後、ご遠慮頂けますと幸いです。
⑦追記:5日、いいよねっと宛に下記のメールを送信しました。
マイナーバージョンアップ版を何とか手に入れることができ、お世話様でした。
今回頂いたメールは、バージョンアップについて他言しないでほしいという要望と受け止めました。
しかし、登山に必須・必携の地図は登山者にとっては安全にかかわる重要関心事であり、
貴社は本来、バージョンアップの内容を公表して積極対応すべきです。
何故、バージョンアップ対応を限られた人を対象とするのでしょうか?その基準は何でしょうか?
他言しないことを条件にしたバージョンアップ版の提供は商倫理や公序良俗に反しませんか?
ですので、貴社の要望には到底添えないことをお伝えしておきます。
登山者の安全と貴社の発展のため、賢明な対応を願ってやみません
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涸沼のちょっと夕映えと豪華なハゼ丼
久しぶりにニコンのコンパクトデジカメCOOLPIX8400と三脚を持ち出して涸沼の夕暮れを狙ってみました。
撮影モードを圧縮データのJPGではなく、RAWに設定したのですが、シャッターを切ってからメモリカードに記録完了するまでに10秒近くかかる上、パソコンでの取り込みや画像修正でも時間が結構掛かります。デジタル一眼レフのRAWと同じように扱うにはとても難があります。
とはいえ、広角24ミリ相当も撮れるEDレンズ付きCOOLPIX8400はデジタル一眼レフに匹敵する描写力があります。それに腕が伴っていませんが…(^_^;)
上の1葉だけはJPGモードで撮影し、後の2葉はRAWモードで撮影しパソコンでJPG変換しています。
帰りには、涸沼を眺められる湖畔のお食事処「いきいき」に初めて寄り、ハゼ丼を頂きました。野菜天ぷらも乗った豪華なハゼ丼で、涸沼特産のシジミのおすましもうまみがよく出ていました。サラダとゆで卵の前菜、茶碗蒸し、水ようかんのデザート、おかわり自由のコーヒーなども付いて850円。得した気分で帰宅しました。
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風雨と雷鳴突き速攻下山(北岳その5)
- 2009-08-22 (土)
- 山登り
北岳に登ってから1カ月以上が既に経過してますが、このエントリーが最後です。多分(^_^;)
午前5時より少し前、標高2900メートルの山荘を激しくたたく雨の音で目覚めました。窓際に陣取っていた布団からむっくり起き上がると窓の外は真っ白でした。出発前聞いた予報と裏腹な荒天に、寝ぼけた頭も真っ白です。朝食ものどをよく通りません。食堂の衛星テレビは列島各地で雷の恐れがあるといっています。大雪山系の遭難事故も大きく報道していましたが、強まる風雨と来るべき雷を突いてどう下山すればいいのか、自分のことで頭がいっぱいでした。
部屋に戻ると、雷鳴もとどろいてきました。当初は、今日中に下山するにはどうしようと悩んでいましたが、山荘にもう一泊してもいいかなと思えるようになってきたので、もう一寝入りすることにしました。
再び目が覚めると、雷雨は一時収まったようです。同室者はみな、出発準備を始めていました。私もそそくさとレインウエアを着込み、デジタル一眼レフカメラをビニール袋に入れ、ザックカバーを掛け、「お先に」と真っ先に部屋を出て午前7時45分ごろ出発。当初は、往路とは異なる左俣コースを短時間で下る予定だったのですが、残雪が凍って滑落の危険があると山荘の管理人さんらから言われ、往路をたどって、標高3193メートルの北岳山頂を再び通る長時間コースに泣く泣く変更せざるを得ませんでした。
出発して間もなく、肝心のキタダケソウを見ていないことに気付き、少し脇道に逸れた途端、風雨が強まり雷鳴が響いてきました。前日出合った雷鳥のひなのように這松の間へと避難しへたり込みました。雷鳴を聞きながら山荘に戻ろうかとしばらく迷っていると、後続の登山者が次々と通過していく姿が見えました。落ち着いて耳を澄ませば雷も激しいものでなく遠雷のようで、立ち上がりました。
再登頂の感慨にふけることなく北岳山頂をあっというまに通過し下りへ。時折強まる雨に打たれ、靴が浸水しながらも、肩ノ小屋、そして小太郎尾根分岐を過ぎ、取りあえず安全な樹林帯まで逃れることができました。強烈な下りの草すべりコースをたどり白根御池小屋で小休止。頂上周辺は大荒れだというのに、登ってくる多くの登山者とすれ違いました。憧れの銀竜草(ギンリョウソウ)が斜面にこっそり咲いているのを見つけ、疲れ切った気持ちを和らげてくれました。標高が下がるにつれ雨も小やみになってきました。
午後1時すぎ、広河原山荘に無事帰り着き、その1時間後、乗合タクシーで広河原を後にしました。車中から北岳の姿は見えませんでした。芦倉の駐車場で北岳山荘で作ってもらった弁当を食べ、温泉にも寄らず帰路に就きました。
これまでの単独行はすべて日帰りで、山小屋泊まりやテント泊による登山は同僚らとのグループに限っていましたが、今回初めての山小屋泊まりの単独行となりました。北岳に登頂できた達成感はもちろんあるのですが、それよりも、「連日好天」との少し古い予報を信用しすぎて刻々と変わる予報のチェックを怠り、急転した山の天候におろおろしてしまったことへの反省の念が強い北岳登山でした。それから夏山は着替えを忘れずに\(__ )
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高山病か寝不足か頭が痛い(北岳その4)
- 2009-08-16 (日)
- 山登り
北岳山荘への途中、絶滅説が一時あった雷鳥(ライチョウ)の親子に出合いました。人の出現に慌てて走り去ることはなく、岩場の陰や這松(ハイマツ)の中へと親子ばらばらに散るようにしてゆっくり遠のいていきます。危険を分散し一網打尽を回避する退避行動ということでしょうか。それにしても、あまりにのんびりした逃げように一瞬、疲れと時を忘れさせてくれました(^_^;)
午後2時半ごろ、山荘に着き、早速チェックイン。山荘内に鎮座する缶ビール自販機で何はともあれ1缶購入し、2階の「農鳥岳」という部屋へ。へたれ気味で「ぷはーっ」と一気に飲み干せず、高山病なのか頭も少し痛み、着替えを用意していなかったので全身べとべと。同室者も次々とやってきて、気持ち良く寝入る機会を逸してしまいました(×_×)
食欲だけは別なのか、夕食のおかずは残らず食べ尽くし、ご飯もお代わり。それでもぐったり感は消えず、食後すぐに就寝。体温をうまく制御できないのか暑かったり寒かったりで夜半によく目覚めました。目覚めた際、外界がどうなっているか思いが及ばず、出発前にネットで確認した「2日間とも晴れ」との予報をのんきに信じているのでした。
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