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【東京】

鉄道各社と連携『痴漢STOP!』 新宿、池袋駅に機動隊 被害多い路線に私服警官も

2009年9月9日

 被害が絶えない電車内や駅構内での痴漢を集中的に摘発しようと、警視庁は十四日から十八日までJR、私鉄各社と連携し、「痴漢被害STOP!キャンペーン」を行う。初めての試みで、JRと複数の私鉄が乗り入れる大規模ターミナル駅の新宿、池袋両駅には機動隊も配置。被害の多い路線の電車には特別に編成された私服警察官のチームが乗り込み、女性に精神的な苦痛を与える陰湿な犯罪に目を光らせる。

 警視庁によると、今年一〜六月の今年上半期で都内での痴漢、盗撮の摘発件数は九百七十五件。前年同期比8・5%減だが、鉄道警察隊に寄せられた被害相談は五十四件で、前年同期比で六件増えた。発生場所の上位は電車72%、駅構内11%で、合わせて全体の八割以上を占める。

 電車の路線別では快速電車の停車駅間が長いJR埼京線が11%と最多。埼京線では今年上半期で七十五人が摘発されたが、中にはインターネットのサイトで集まった痴漢目的の男たちが車内で女性を多数で取り囲んで痴漢をするという、より悪質な手口もあった。

 キャンペーン期間中は、埼京線のほか、痴漢被害が多い山手線、中央線、京浜東北線、総武線、京王線、小田急線、京王井の頭線、地下鉄東西線の九路線を重点警戒路線として、主要駅のホームに制服警察官を配置させ、各駅に痴漢捜査の協力要請を行う。

 また、初日の十四日は新宿、池袋両駅に痴漢被害相談特設コーナーなどを開設する。

 同庁幹部は「キャンペーンを通じ、社会全体で痴漢を許さないという機運を盛り上げるきっかけにしたい」と話す。 (伊東浩一)

 

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