任期満了に伴う広島県知事選(10月22日告示、11月8日投開票)に、旧通産省出身で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(43)=広島市西区=が7日、無所属で立候補すると表明した。
中区内で記者会見した湯崎氏は「広島が持つ力と、人という財産をフルに使って新しい挑戦を始めたい。広島県の底力を引き出し、県民と一緒に新しい時代を切り開きたい」と抱負を述べた。政党には推薦申請しない意向を示した。
湯崎氏は広島市佐伯区出身。東京大法学部を卒業後、1990年に旧通産省に入った。98年に米国の情報技術(IT)系ベンチャーキャピタルに出向し、帰国後の2000年3月、退職して高速通信サービス会社を設立。昨年3月、副社長を退き、現在は個人事務所を開いている。
知事選をめぐっては、11月に任期満了を迎える藤田雄山知事(60)が6月の県議会本会議で引退を表明。これまでに広島県立大名誉教授で経営コンサルタントの若井具宜(ともぎ)氏(61)=広島市東区=が立候補を表明している。
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