arisa
2009年08月30日(日) 20時29分03秒

鈍感な人

テーマ:徒然なるままに

ここ2,3日、

たくさんの『想い』や『気づき』が頭を駆け巡り、

頭の中の整理が付きつつあります。


でも、頭のメモリが少なすぎて、

それらはキレイにお空に飛んで行ってしまうんだな(T_T)。。。

つまりは『経験が身に付かない!(爆)』


できるだけ、ボイスメモリに残すようにしているんだけど、

それすらなかなか追いつかないほどの頭の回転。。。。


私って、どうなっているの?なんだろなぁ~って感じです。



このブログを開くきっかけになったK子さんのブログに

精神の「障害者手帳」に関して書かれていたのを読んで、

手帳にまつわる、母とのエピソードを思い出しました。


精神病を患っている人にたいしての社会福祉には、

「自立支援法による援助」

「障害者手帳」

「障害年金」

が、あります。


それぞれの基準による等級や援助内容が決まっているのですが、

私が初めに申請したのは

「自立支援法による医療費補助」でした。


「自立支援」といっても、中身は色々あるようで、

「医療費補助」がいちばん有名です。

精神科にかかる費用が1割負担へ減免されます。


その当時、私は働きながら、

『モラ夫との生活費全部』と『不妊治療費(体外受精)全部』と『その他私の医療費全部』を

私の給料で賄っていました。

もちろん、家事全般をやりながらです。


モラ夫に『せめて不妊治療費だけでも援助してください』と頼んでも

知らんぷりされ、みじめな気持が募るばかり。


経済的な余裕はなく、いたしかたなく「自立支援」の申請をしました。


「ああ、これで私も立派な精神病者かぁ」


友達の中にも、精神疾患を患っている子がいるので、

決して、偏見を持っているわけではないのですが、

ひどくうら寂しい気持ちになりました。


その後、1年ほどたって、モラ夫からの攻撃にさらされ別居し、実家へ避難。

両親との衝突もあって、さらに精神的に追い詰められていた私は、

「障害者手帳」を申請するのですが、両親にはしばらく黙っていました。


モラ夫との確執 → 私との確執 → 父の認知症の発覚 etcで、

母もかなり精神的に参っており、心配をかけたくない気持ちがあったからです。


しばらくたって、介護者への調査が入る段になって、

はじめて母に手帳の申請をしたことを告げました。


「障害者手帳の申請が受理されれば、交通費(特にバス)の援助がうけられるから。」

母にはそう説明しました。

その時、母は69歳。

いわゆる交通関連の『老人パス』をもらえる一歩手前の年齢でした。

母は、「早くパスがもらいたいねぇ」と常々、口にしていました。

私の住んでいる地方自治体では、

『老人パス』をもらうのに、年間数千円のお金が必要です。


さて、障害者認定の調査当日。

母と一緒に、一通りの質問を答え、簡単な福祉援助の説明を受けました。

その時です。


母「老人パスもタダにならないんですかねぇ」


私の頭の中は真っ白になりました。


母は、私が「障害者」になることよりも

自分が、交通パスをタダでもらうことの方が重要なのだと。


もう、これ以上は、悲しくて、なにも言いたくありません。。。


先日も母、モラぶりを発揮!!

その件は追々、記事にしていきます。


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