環境相、温室ガス目標を高く評価 高速無料化などで注文も民主党の鳩山由紀夫代表が7日、2020年までに日本の温室効果ガス排出を1990年比で25%削減する中期目標を明言したことに関し、斉藤鉄夫環境相は8日の記者会見で「新政権の地球環境問題に対する積極的な取り組みの姿勢を、高く評価したい」と述べた。 一方で、民主党が掲げるガソリン税など暫定税率の廃止と高速道路無料化については「25%削減と両立しない」と見直しを求めた。 環境相は「科学の要請に基づき先進国が25%以上削減することは、わたしも主張してきたことで、大変意義深い」とした上で「実現するには、国内施策の積み上げが必要。確かに大きな(経済的な)負担はあるが、それを上回る経済活性化も生み出すことができる」と主張した。 また「原子力発電の活用は(削減目標達成の)大きなポイントを占める。社民党は否定的だが、連立政権樹立の時に(立場を)明らかにしておかなければならない」と注文を付けた。 【共同通信】
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