NHKで放送された、「りんごは愛で育てる」という番組。 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/index.html 幸か不幸か、私は本編を見逃してしまったので、番宣とサイトの情報でしか今のところコメントできませんが、それでも気になるところがいくつかあります。 追記:ぐちやまさんのご好意で、番組を録画したDVDをお借りすることができました。ぐちやまさん多謝。 で、通しで見たのですが…コメントいただいた皆さんの感想と、特に違う印象はなく、また下記の疑問は解決に至らなかったので、このまま残しておきます。 1.「腐らない」リンゴがあったらまずいのではないか? 新聞の番宣には、「腐らないリンゴ」という言葉が使われていました。 しかし、仮に有機物であるリンゴが腐らなかったら、分解されずにプラスチックのような環境問題を引き起こす可能性があるのでは? もちろん、世間一般のリンゴに比べて日持ちがするという程度のことならありえるのですが、NHKの番宣はちと誇張が過ぎないかと。 2.初期、無農薬・無肥料で「リンゴが実らなかった」のか? これは上記サイトのバックナンバーの記事からですが、無農薬・無肥料にしたときに、3、4年は「リンゴが実らなかった」とあります。 また、8年目にして「花が咲き」「豊かな実りが約束された」とあります。 この記事だけを読めば、3、4年は花が咲かなかったということのようにも捉えられえます。 しかし、成木となった木が、「まったく花が咲かない」ということはまずありえないし、収穫ゼロということもないでしょう。商品価値があるかどうかはともかく。 一般的に、植えたばかりの苗なら3年くらいは収穫は期待できませんので、一からスタートしたから、というなら分かりますが。 3.農家の畑は「自然の状態に近づけ」ているのか? 写真を見る限り、確かに雑草は生えていますが、藪にもなっておらず、潅木もないところを見ると、かなり手入れが行き届いているようです。というか、通常の農家でもこの程度の状態が当たり前だと思うので、ことさら「自然の状態」と言うほどではないと思うのですが。 もちろん、「愛情をこめて栽培すること」は否定されるものではないし、無農薬・無肥料(病害対策のため酢は散布)でリンゴができるわけがない、と言うつもりもありません。 しかし、番組制作側があまりにもヒューマンドラマの作りを意識しすぎたのか、農業に対する理解に乏しいのか、誇張や飛躍が目に付きました。 この辺は、リンゴ栽培の専門の方にも意見を聴きたいところではありますが。 |
<< 前記事(2006/12/06) | トップへ | 後記事(2006/12/15)>> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|---|
これ、TBSの「ニュース23」でも特集組まれてましたね。↓ |
OSATO 2006/12/10 17:13 |
>「腐らない」リンゴが |
Sekizuka 2006/12/10 22:41 |
ご無沙汰でした、私には難しい記事が多く恥ずかしくて読み逃げです。 |
おばさん 2006/12/11 22:58 |
はじめまして。ときどき拝見しております。 |
再放送みました。 2006/12/11 23:21 |
皆様、コメントありがとうございます。久し振りの沢山のコメントで嬉しいです。失礼ながら、まとめてレスさせていただきます。 |
やまたろう 2006/12/12 19:34 |
枝にぶら下がっているりんごの数が通常よりも少なすぎる。 |
本職 2006/12/13 22:56 |
|
本職 2006/12/13 22:57 |
遅まきながら、林檎作りを生業としている『くま』めの感想でございます。^_^; |
くま URL 2006/12/15 00:52 |
コメントの続きでした ^_^; |
くま 2006/12/15 00:53 |
本職 さま> |
やまたろう 2006/12/15 20:03 |
くま様> |
やまたろう 2006/12/15 20:06 |
リンゴそのものの味や質は二の次で |
空 2007/04/06 04:33 |
空 さま> |
やまたろう 2007/04/10 21:52 |
<< 前記事(2006/12/06) | トップへ | 後記事(2006/12/15)>> |