廣田瑞人が返上したライト級王座を争う弘中邦佳(左)と児山佳宏=東京・水道橋
ケージフォースの12日・ディファ有明大会で、廣田が返上した王座決定戦に臨む弘中邦佳と児山佳宏が7日、都内で会見。児山が格上の弘中にかみついた。
児山は「2月の時点で次期挑戦者みたいなことを言われていたのに、横から割り込んできたら誰でもムカつく。はあ?って感じ」とケンカ腰。現在9連勝中、ケージフォースでは5戦全勝の児山に対し、弘中は永田克彦に勝利した6・27ディファ有明大会のわずか1戦で王座決定戦の権利を得たとあっては、怒りが収まらない。
また、永田は児山にとって日体大レスリング部の先輩にあたることもあり「弘中さんが永田先輩に勝ったときのコメントがいかにも眼中にないという感じだったので、ベルト関係なしに『やらせてくれ』という話はしていた」と、先輩の復しゅうにも燃えている。
もっとも、弘中は「チャンピオンシップにふさわしい相手という面で意識はしている」と、受け流していた。
なお、この試合は初の賞金マッチとして行われる。基本のファイトマネーを抑える代わり、勝者にはファイトマネーの数倍の賞金が支払われ、敗者は基本のファイトマネーしか払われない。
(2009年9月7日)