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「新世界の創造」との二部作でございます。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 肉体の殻を脱いだのち 人は好みの世界に行く 議論好きな人は際限なく議論する世界へ行く 戦いの好きな人は際限なく戦う世界へ行く 陰口が好きな人は際限なく陰口を叩く世界へ行く 供養が好きな人は際限なく供養し続ける世界へ行く 嫉妬が好きな人は際限なく嫉妬し続ける世界へ行く 怠けるのが好きな人は際限なく怠け続ける世界へ行く 怒るのが好きな人は際限なく怒り続ける世界へ行く 祈りが好きな人は際限なく祈り続ける世界へ行く 瞑想が好きな人は際限なく瞑想し続ける世界へ行く 修行が好きな人は際限なく修行し続ける世界へ行く 悟りが好きな人は際限なく悟りを求める世界へ行く 数十年、数百年、数千年と、自分が選んだ世界に棲む ある者は暗く深いじめじめとした洞窟を好む それがその人にとって心地よく暖かい世界 ある者は魔と同化し信者をはべらせ教祖になる そこは教祖と信者にとって心地よく暖かい世界 ある者は金銀財宝を集めて酔いしれる ある者は肉欲に溺れて快楽を貪り続ける ある者は朝から晩まで戦乱に明け暮れ殺しあう そこに棲む者にとっては心地よく暖かい世界 多くの者は美しい自然の中に住む ある者は美しい蝶を捕まえ嬉々として羽根をむしる ある者は美しい花を愛でてそっと立ち去る 同じ人が両者の間を揺れ動く 多くの者は幻の三次元社会に棲み続ける ある者は社会でのマネー獲得競争に明け暮れる ある者は際限のないローンに苦しみ続ける ある者は人間関係の葛藤に苦しみ続ける ある者は恋人との愛憎ドラマを演じ続ける 彼・彼女自身の意識以外の世界は存在しない すべての人は自分が心地よく感じる世界に行く 意識の世界は夢がすべてかなう幻の世 選ぶは本人の自由意思 聖にも通じ 邪にも通じる すべては崩壊しつつある幻の旧世界 もともとなかったかのように これより解けて崩れて流れゆく 旧い世界の残骸から生じる 混沌の海を 天の橋に立ち矛でかき混ぜて 落ちたしずくのきらめきが 新しき世の創造の礎となる （「新世界の創造」へと続く） ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 断片的なビジョンを言葉で紡いだものでございます 読む人のお心に応じて幾通りにも読めましょう。
最終更新日
2009.09.08 16:44:28
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