最終更新: 2009/09/09 00:37

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自民党両院議員総会 首相指名選挙で若林正俊両院議員総会長の名前を書くことで決定

自民党は8日午後、両院議員総会を開き、首相指名選挙で若林正俊両院議員総会長の名前を書くことで決定した。
自民党の両院議員総会は、午後3時から自民党本部で開かれた。
冒頭、あいさつに立った麻生首相は「残念ながら、われわれ自民・公明の与党で、過半数を取ることはできませんでした。誠にふがいなく、残念かつ、申し訳なく思っております。皆さまのご期待に応えきれなかったことをおわび申し上げます」と選挙敗北のおわびをした。
また、首相指名選挙が行われる16日に、自民党総裁を辞任することを明らかにした。
そして、麻生首相は「われわれは野党になるんだから、野党になるという決意はきちっとして、そのうえでわれわれは戦う政党として、決意新たに政権奪還をしていく、一致団結して戦っていただくことを心からお願い申し上げます」と述べた。
総会では、まず28日に行われる総裁選挙について意見が相次いだ。
丸山和也参院議員は「民主党より新しい、進んだ党として、そういうリーダーを、本気で選ぶエネルギーがあるか試されている」と述べた。
山本一太参院議員は「このままいかないといけないというコンセプトは捨てた方がいい。緊急動議でやれば、これが最高の意思決定機関ですから、ここで多数決で決めればいい」と述べた。
石破農水相は「私はこの機関はそういうものだと、そして決まったときには、どんなに異論があろうと従うのが党員の務めだと私は考えております」と述べた。
河野太郎衆院議員は「総裁選挙の推薦人の規定も、これだけ人数減っている中で、20人を維持する必要性もないと思っています。今回は、推薦人の数を引き下げる、あるいは撤廃することも考えていただきたい」と述べた。
総裁選出馬のハードルを下げるため、現在必要とされている20人の推薦人枠を、10人に引き下げるべきという緊急動議も出たが、採決の結果、過半数に満たず否決された。
続いて、16日の首相指名選挙で誰の名前を書くかに議題が及んだ。
これについても、さまざまな意見が出た。
甘利行革担当相は「白紙には、これから皆さんの期待に応えられる人を選びますからと、書いて出すことが白紙というのです。だからこそ、選択肢の1つとしてあっていいはずだ」と述べた。
武部元幹事長は「次に誰を推すかルール化されていないことが問題。わたしは執行部に苦言を呈しますが、緊急非常事態対応には、残念ながら十分でなかった」と述べた。
そして、細田幹事長が「両院議員総会長・若林正俊先生がいいという声も多いようで、そのようにさせていただいてもご異議ございませんか」と述べ、両院議員総会長の若林正俊氏の名前を書くことを提案した。
これに対し、若林氏は「党が今、一致結束をしてあたらなければならない」と述べ、受諾し、自民党議員は首相指名選挙で若林氏の名前を書くことで決定し、総会は終了した。
総会終了後には、新人の小泉 進次郎議員を、麻生首相、森元首相らが囲み、笑顔で談笑する場面があった。
小泉議員は、初めての両院議員総会について「元気ありましたね。元気があればなんでもできる。元気があれば、自民党の復活もある」と述べた。

(09/08 18:03)


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