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無題
Name としあき 09/09/07(月)17:37:21 No.2575104 del
ジョージ秋山「浮浪雲」の1〜20巻ぐらい読んでみろ。一見、人情時代活劇だが、読み進めていくと、随所に、とても深い箇所が見受けらる。「生きる事に意味なし!」なんて言葉も出てくるが、嬉しそうに、且つ、自信たっぷりに言われると、グダグダ悩んでるのがバカバカしくなり笑えてくる。何もない所をわざわざ深読みしてるわけでもなく、ジョージ秋山が、人間を理解して、あらゆる考察を何周りかして、その結果、茶化してやってるのが面白い。今時の作品に無い、エグイ描写も陰湿な描写も多々あって、絵柄に慣れれば、漫画として普通に面白く読める。「人間は目的を持って生きてこそ、初めて生きてると言える、人生に意味ができるのだ」なーんて、今の世に溢れてるありふれた言葉だが、こんな押し付けがましい格言に捉われてるから、「生きる意味がない自分はダメなんだ」なんて思っちゃうんだろうよ。そもそも生きてる事それ自体に意味なんて無いんだから、意味なんて無けりゃ無いで全然気にする事はないさ。 |