2009年9月8日 20時59分更新
新型インフルエンザの感染拡大が続くなか、先週1週間にインフルエンザが原因で休校や学級閉鎖の措置を取った小中学校や高校などは新学期が始まったことなどから前の週のおよそ2.8倍にあたる772施設に増えたことが厚生労働省のまとめで分かりました。
厚生労働省は新型インフルエンザの流行状況を把握するため全国の保育所と幼稚園、それに小中学校と高校で休校などの措置をとった場合に報告を求めています。
それによりますと今月5日までの1週間に休校や学年閉鎖、学級閉鎖の措置をとった施設は42の都道府県のあわせて772施設になり、前の週の278施設のおよそ2.8倍に増えました。
都道府県別にみると最も多かったのは▼東京都の127施設で次いで、▼大阪府の66施設▼兵庫県の50施設▼沖縄県の45施設などとなっています。
前の週までは感染が広がっていた沖縄や先月すでに2学期が始まっていた北海道・東北地方の施設が目立っていたのに対し、今回の結果では大都市圏を中心に全国に広がる傾向が出ています。
厚生労働省は学校が本格的に始まったことで今後さらに感染が拡大する恐れもあるとして、うがいや手洗いなどの感染対策を徹底するよう呼びかけています。