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Kalafina初のワンマンライブ開催!秋には新曲!冬には横浜BLITZでのライブも決定!熱気に包まれた会場を誌上大再現!

2009/9/7 17:06

 女性3人のボーカルユニットのKalafinaが8月26日、東京・shibuya O-EASTにて『Kalafina LIVE 2009“storia”』を行った。ワンマンライブは5月19日に『クローズドプレミアムライブ』を実施しているがCD購入者を対象にしたライブであり、今回が正式な初のワンマンライブとなる。

 チケットはソールドアウトし、会場では「譲ってください」のボードを持つ人が何人もいるほどのプラチナチケットになった。また女性専用ゾーンも設けられたが入りきれず、入場者の男女比もほぼ半数ずつと幅広い人気を裏付けた。

 最新シングル「storia」や先日、第七章が公開されたばかりの『空の境界』のテーマ曲の数々に、この秋発売の新曲も披露。更に次回ライブが12月27日、横浜BLITZにて開催されることも発表された。


●ライブタイトルチューンの「storia」からスタート

 開演すると空に雲が流れる広大な景色の映像がスクリーンに流れ、鈴の音とピアノの音色がやさしく響くovertureと共にKeikoさん、Wakanaさん、Hikaruさんが最新シングル「storia」のジャケット&PVで着た衣装で登場。歌うのはもちろんライブのサブタイトルにもなっている「storia」。プロデューサーの梶浦由記さんが音楽を手がける歴史番組『歴史秘話ヒストリア』のテーマ曲のカバーで3人の奥深く広がるコーラスは雄大な時と幻想的な恋物語を奏でるオープニング。ストリングスの音が優しく、切ない。

 ドラムスティックのカウントでアッパーチューンの「love come down」へ。パワフルできれいなボーカルとコーラスを発しながら3人の表情は笑顔満面で楽しそう。5月のプレミアライブの時は最初、緊張気味だったがすっかり会場のテンションを引っ張り上げる。


●序盤で早くも大興奮のメンバーと観客

 最初のMCコーナーのあいさつではKeikoさんが「このステージが皆さんの夏の思い出になるように頑張ります」、Wakanaさんが「もっともっとKalafinaのことを好きになってほしいです。今日は最高の夜にしましょう!」が興奮を隠し切れない様子だが堂々としている。3人の中では比較的におとなしめなHikaruさんは「今日はお会いできて嬉しいです。よろしくお願いします」と言うと、客席に向かってピースサインを右から左に突き出す姿にも驚く。しかし「overtureの鈴音を聴いただけでドキドキして、そこにみんなの温かい声を聴いたら余計に緊張しました」と話すWakanaさんに、すかさずツッコミを入れるKeikoさん、横で微笑むHikaruさんと、いつもどおりでちょっと安心。


●3連続のミディアム曲で美しくも切ない歌声に酔う

 8月末で秋口のような気候だったこの日、「夏の終わりと言えばこの曲です」と紹介してミディアム調の「夏の林檎」は夏の終わりと過ぎた恋を思い出させる甘酸っぱさを感じる。続く「君が光に変えて行く」はバラード曲で情感たっぷりに歌い、会場も歌声にただ酔いしれた。歌い終わるとWakanaさんが「『君が光に変えて行く』はファーストシングルのカップリングで思い入れのある曲です」と説明し、「ピアノとKeikoの声で始まるこの曲が私は好きです」と言うとWakanaさんもKeikoさんもお互いに照れくさそう。「初期の曲を歌うとここまで長かったような、短かったような。レコーディングで声が震えて歌えなかったのはこの曲が初めてでした」(Keikoさん)、「歌詞も胸に刺さるよね」(Wakanaさん)と思い出を語った。次の「Seventh Heaven」は『空の境界』第七章の主題歌であり、ファーストアルバム『Seventh Heaven』のラストを飾る曲をしっとり歌う。「Lacrimosa」までバンドの刻む音は激しいが物悲しさを感じさせる曲が続いた。

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