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Kalafina初のワンマンライブ開催!秋には新曲!冬には横浜BLITZでのライブも決定!熱気に包まれた会場を誌上大再現!

2009/9/7 17:06

●CG映像も使った幻想的な演出

 「Lacrimosa」を歌い終わるとステージ全体を白い幕が覆う。するとその幕には森林を立体的に描写した映像が映し出され、「fairytale」に。神秘的な歌詞はおとぎ話そのままでその世界観を描いた映像になっていた。曲が進むと白い幕が落ち、白と黒を貴重にした新たな衣装に着替えた3人が姿を現し、続くフレーズを歌う。不思議なシーンだ。残響が残る間にドラムのカウントが刻まれると、ストリングスのイントロで客席の人波が徐々に揺れ動き始める。美しいハーモニーと激しいビートの融合でインパクトを与え、代表曲となった「oblivious」で会場のムードも湧き上がる。


●トークコーナーでは夏の思い出を語る

 もの寂しさを感じさせる「傷跡」の後には、パフォーマンスとのギャップが楽しいと評判のトークコーナー。いきなり「クイズを出します」とぶち上げるWakanaさんに驚くKeikoさんとHikaruさん。Wakanaさんは早くもマイペースぶりを発揮する。それぞれ夏の思い出をテーマに話し始める。「小学生の時の自由研究で名水100選のうちの4カ所をまわって、味や色、効能を調べたんですけど、正直、水って色とか味ってほとんど同じで甘いとかおいしいくらいしか書くことがなくて」(Hikaruさん)、「夏祭りの盆踊りで必死にやっていたら周りの小学生が私をお手本にし始めて。そこで金魚すくいをやった時の金魚を今、飼ってます」(Wakanaさん)、「今年の夏はアイスクリームとリハーサルしかなかった。リハ後に3人で一緒に帰る時、Wakanaが歌い出して、私がハモって、Hikaruは横で見てました(笑)」(Keikoさん)。


●今後も精力的なライブ活動を約束

 “梶浦語”と呼ばれる独特の言葉を、ワールドミュージックっぽいコーラスでハモるイントロから入る「serenato」から後半戦に突入。「また風が強くなった」、「音楽」とアグレッシブなサウンドが続くと右肩上がりのテンションで場内の人波の揺れ方も激しくなる。その雰囲気に感化された3人のボーカルとコーラスワークは更にキレまくる。歌の直後、息も整わぬ間にKeikoさんが「こういう一体感が生まれる曲はいいね!」と話すとHikaruさんがうなずく。Wakanaさんが「みんな、熱くない?」と会場に問うと「熱い!」の声。その様子をうれしそうに見ながら、「ライブ活動を始めて、私達の音楽を聴いてくれている人がいると実感できるようになりました。今日のライブもうれしかったです。この勢いを止めないように頻繁にライブを続けていきたいです」とKeikoさんが語ると温かい拍手が起こる。最後はミディアムナンバーの「明日の景色」を万感の想いを込めて歌った。


●新曲&次回ライブ発表に会場も歓喜

 アンコールではライブTシャツを着て、ラフな衣装で再登場。ピアノの伴奏と3人のボーカルのみのバラード曲「Gloria」ではプレーンな3人の歌声に酔いしれる。ギター、ベース、ドラム、キーボード、バイオリン、マニュピュレーターの6人のサウンドサポートメンバーを紹介した後、「大好きなみんなにお知らせがあります!」と切り出すと、次回のワンマンライブを12月27日、横浜BLITZで行うことが発表された。更に秋にリリース予定の新曲「progressive」もここで初披露。矢継ぎ早の発表に場内も大喜び。「progeressive」は曲名通り、力強いボーカルでアップテンポなロックチューンでライブ映えする楽曲。ストリングスも随所に効いたナンバーでCD化の際、どんな完成形になるのか、楽しみだ。ラストの「sprinter」でもスピードを緩めず、一気にスパート状態。初のワンマンライブを全力で走り切った。


●12月27日のワンマンライブは2009年のKalafinaの総決算

 ステージを最後まで見守っていたプロデューサーの梶浦由記さんも、3人の成長する姿に目を細めていた。春にアルバムをリリース後、この日まで多くのステージ、精力的なライブ活動を繰り広げてきたKalafina。5月のプレミアムライブでは緊張も感じられた3人だったが、この日は1曲目から最後まで笑顔で歌い続けた。多くのステージとお客さんと接することで、自信と手応えを感じたのではないだろうか。12月27日に横浜BLITZで行われるワンマンライブだが、ほぼ1年前は梶浦さんのライブのオープニングアクトだった。今回は正真正銘のメインアクトで、2009年のKalafinaの総決算とも言える。このライブを観ずしてKalafinaは語れない!

>>Kalafina公式サイト

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