２億円強盗事件で３人逮捕　日通社員、ルート教えた疑い

　三重県鈴鹿市のＪＡ鈴鹿本店で３月、現金輸送車が襲われて２億１千万円が奪われた強盗事件で、県警は８日、別の事件で逮捕・起訴されて勾留（こうりゅう）中の住所不定、無職鳥山征児（３６）の２容疑者を強盗容疑、日本通運津警送支店社員伊藤良樹容疑者（３７）を強盗幇助（ほうじょ）容疑で逮捕した。襲われた輸送車は、伊藤容疑者の所属する支店の車で、伊藤容疑者は「ルートを教えた」と供述しているという。

　県警によると、３人は３月１８日午前７時ごろ、鈴鹿市地子町のＪＡ鈴鹿本店で、現金３億７千万円などを積んだ輸送車を拳銃のようなものを持って襲い、うち２億１千万円を奪って逃走した疑いが持たれている。