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2007/09/17

「美しい国」は保健室のベッドの中の白日夢

エロ妻~潮吹き白日夢~ エロ妻~潮吹き白日夢~
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2003-01-31

安倍首相退陣なんだが、まだ総括が終わってないわけだ。世間の関心はもはや次の首相選びなんだが、それも出来レース気味で、二人が和気藹々と雁首並べてTVに出演したり街頭演説したり、まぁ、たいして面白くもない。おいらの勘ではどっちがなっても、小泉や安倍みたいなエンタメ性はなさそうだ。で、カトラーさんちのブログなんだが、安倍政権の総括やってます。

「健康問題」という言い方がされているが、端的にいえば「心が折れた」のだろう。燃えつき症候群やストレス性心身症、あるいは鬱病といった、明らかに精神的な「病名」がつけられる状態だ。安倍は参議院選挙の歴史的惨敗にも関わらず政権続投を決めた後、「ここで逃げてはならない、私にはやらなければならないことがある」と述べていた。その気持ちに嘘はなかっただろうが、その生真面目さが、安倍を追いつめた。
生真面目さとは、人間にとって大切な美徳だが、パワーゲームの世界に生きる政治家にとっては、むしろ足かせになる。そうした「おぼっちゃん」は、結局食い物にされるだけなのだ。

で、入院騒ぎに至る経緯を評して「狡猾なハイエナに臓物を食いちぎられている、ひ弱なシマウマのようなイメージ」と言ってるんだが、あ、おいらじゃないっすよ、カトラーさんがそう言ってるわけで。なんか、公開処刑みたいだったもんな

安倍が掲げた「美しい国」というキャッチフレーズも、すぐポンポンをこわす「おぼっちゃん」が、保健室のベッドの中で作り上げた白日夢のようなものだったと考えれば、かくも内容空疎な言葉を何故念仏のように繰り返していたのかが理解できようというものだ。
「美しい国」とは、安倍にとっては過酷な現実に出会った時に、子宮還りするように逃げ込む場所、幻想の王国のようなものではなかったのか。

まさにおっしゃる通りでありまして、さらに「野を裸足で歩いたことが無い彼らに共通するのは、国家ごっこ、改革ごっこが大好きという点」だとか「安倍普三とは、見目形はよいけれど、水っぽいハウストマトのようなもの」だったとか、言ってます。あ、おいらじゃないよ、カトラーさんがそう言ってるんで。言ってみれば、能力のない人間に大事なポストを任せるとこうなります、という典型だな。アメリカのブッシュもそうなんだがw 日米バカ合戦w で、株式日記さんも言ってます。

グローバル経済で生き残るには市場原理主義で弱肉強食で自然淘汰させるのが手っ取り早い政策なのでしょうが、弱者にとってはたまったものではない。小泉竹中内閣ではそのような弱者に対する冷たい政策が庶民の喝采を浴びた。引き篭もりやニートは笑いものになり見捨てられた。
しかし長い事続けていけば弱者や敗者が圧倒的多数となり、今回のような選挙での反乱が起きることになる。自民党は選挙で敗れることで、ようやく小泉構造改革の歪に気がつくようになったようだ。いくらアメリカや国際金融資本が圧力をかけてきても選挙で負ければ規制緩和や構造改革は続けられないのだ。
安倍総理の一番の間違いは戦う事を止めてしまったことだ。確かに戦う事を止めれば敵は作らない。しかし安倍氏を総理にまでした勢力からも支持を失う事になった。村山談話や河野談話を継承して靖国参拝もあいまいにした。従軍慰安婦問題も謝罪に終始して戦う事をしなかった。どうせ一年も経たずして辞任するのなら戦って討ち死にすべきだったのだ。

安倍首相は、小泉と違ってアメリカ離れしようとした形跡が多少なりともあるわけだ。ところが、それを政策として打ち出せなかったし、ブッシュの前では何も言えなかった。小泉チルドレンの機嫌を取りながらも郵政造反派の復党をこっそりたくらんでみたり、右翼っぽい威勢のいい言辞を弄しつつも従軍慰安婦問題でペコペコ謝ってみたり、靖国参拝もしなかったり、結局、どれひとつとして強烈なリーダーシップを発揮して自民党や有権者をリードする事が出来なかった。自分の立ち位置と思想が乖離しているわけだ。さらに言うなら、小泉みたいにわざと敵を作って闘って見せるといった分かりやすいパフォーマンスが出来なかった。そして今は慶応病院のベッドで、美しい国を夢見て眠る。南無~。

コメント

本題とは関係無いんだけど、最近の実が詰まった甘いトマトはあんまり好きじゃないなあ。種の所のデロデロが多くて少し酸っぱめでトマトくさいトマトが好きだ。

実が固いトマトでないと、遠隔地に時間をかけて出荷する事ができないんだよ。昔風のトマトは、知産地消でないと食えない。

ペリーショック以来、我が国は他者に対し迎合し屈従する外的自己と、これを偽りの自己と見なし、純化する内的自己とに分裂したとするのは、ご存じ岸田秀。我が国が精神分裂病で、米国は強迫神経症とも後に指摘。外的対応しか念頭にない外的自己と、そのために崩れたidentityを建て直すため、幻想の自己像を維持しようとする内的自己に分裂するという代償を支払って(和魂洋才)我が国は半植民地化を辛うじて免れたと「ものぐさ精神分析」にはある。勿論、開国=外的自己であり、攘夷=内的自己。吉田松陰は内的自己を尤も純粋に代表する思想家であり、松陰のエピゴーネンは幾たび生け贄にされようとも日本に絶えることなく輩出されるだろう、とも。「俺は戦後と寝なかった」という平岡公威こと三島由紀夫もその系列でしょう。自分たちの武器と戦い方で勝とうとしたアメリカインディアンや清朝は滅んだが、進取の気風に溢れる我が国は素早く文明開化に乗り出し、独立を保ったと言い切れるほど単純ではない等々、今読んでも古さを感じません。岸田氏当人は左気味の方なのですがね。
外資の手先か三島かと問われれば、当方は三島の側におりますが。

戦前と全く同じだな。財閥非難で軍事官僚が力をつける。
マスコミがあおって大衆に火がつく。
そうして国が滅びた。今回も恐らく同じ事になるだろう。

ヒラリー・小沢・中国共産党・ロシアの対日包囲網
既に完成したと見てよい。今回の死者は数千万人だろう。

【訃報】AV総合村西とおるさん死去

AV総合の村西とおる(むらにし・とおる、本名:草野博美=くさの・ひろみ)が13日午前0時31分ごろ、いわき市内の病院で胃がんのため、死去した。58歳。福島県出身。葬儀・告別式は20日午後0時から、セレモニーホール清翔苑で行う予定です。通夜は妻乃木真梨子さん。

 ↑ 村西とおるさんの9月13日のブログは誰が作成したのかな(’’)
 http://www.policejapan.com/contents/muranishi/20070913/index.html

安倍首相は確かにお坊ちゃんだけれど、「美しい国」、「美しい国」と念仏みたいに唱え続けた。今になって思えば、たぶん誰からもバカにされるのが分かってて、敢えてそうしてきた感がある。
この効果はこれから出てくる。そして、それこそ安倍首相の役割であり、たぶん本人も自覚していた。「美しい国」と唱え続けた効果を見極めて、次のリーダーへバトンを渡して力尽きた、というのが安倍さんの気持ちなのだろう。

Re 真実の目 (den)
2007-09-17 21:41:34
どうすれば日本人はプロパガンダに洗脳されなくなりますかね?
私は今回の安倍政権に対する国民のバッシングにはほとほと嫌気が差しています。

日清・日露の勝利以降戦争反対派は非国民扱い、
敗戦すれば戦争アレルギーで平和ボケ、
バブル経済で浮かれ、
小泉・安倍政権の構造改革に高支持率かと思ったら、
手の平を返して一斉にバッシング。

本当に何も考えていないんでしょうね。
こればっかりはどうすればいいのか全く分かりませんよ・・・
ネットの普及でマスゴミによる国民の洗脳が少しは変わるかと思ったのですが、
あまり効果はないように感じています。

元小泉信者で
「支持してた自分自身の非」を
見ないフリしてる奴らって
また違う奴に騙されるんだろうな。
 

小泉に熱狂してた奴らって
今は被害者ぶってるみたいけど
本当は加害者じゃん。

↑同感。

でもってトマトの件ですが、甘い実を育てようとすると水分を極力控える必要があるんだそうで、その結果実が硬くなるんじゃないかと思います。

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