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2007/09/17

人民解放軍電脳特殊部隊

Hacker Japan (ハッカー ジャパン) 2007年 09月号 [雑誌] Hacker Japan (ハッカー ジャパン) 2007年 09月号 [雑誌]
価格:¥ 1,800(税込)
発売日:2007-08-08

以前からおいら書いているんだが、中国の軍隊というのは人民解放軍と言って、国家の軍隊ではなく独立愚連隊みたいな組織なのだ。共産党の私兵みたいな存在なんだが、独立性が高くて勝手な行動を取る。また、豚を飼ったり、武器を売っ払って株に投資してみたり、国家元首も知らないうちにアメリカ軍の空母のあとを潜水艦で追いかけまわしてみたり、ミサイルで衛星ぶち壊してみたり、なかなか楽しそうだ。自衛隊みたいにシビリアンコントロールなんかないからね。で、やたらロケット飛ばして自分が当たって大怪我したりしているんだが、今のトレンドはハッカーのようで

 昨今、欧米の軍事関係者を驚かせたのは中国のハッカー攻撃の能力が格段の進歩を示したことである。
 広東、蘭州および北京にある中国各軍管区の電脳特殊部隊から発せられた可能性が高いハッカー攻撃は、たとえばドイツのハッカー被害の60%に及んだ(シュピーゲル紙)。
 ペンタゴンへの攻撃はNIPR Netと呼ばれる国防総省のシステムが襲撃を受けたが、これは機密情報ネットではなく、一般的な通信網。命令系統のシステムではない。
 しかし、かれらはいずれペンタゴンの指揮系統ネットへの侵入と攪乱を狙っており、「その目的は台湾有事の際に、米軍の出動を遅らせるためだろう」と推測される(クリスチャン・サイエンス・モニター、9月14日付け)。

 メルケル独首相は訪中の際に温家宝首相に文句を言ったところ、温は「(軍にそんなことを)止めさせるようにしたい」とよそ事のように述べたそうな。
またAPECシドニー会議でもブッシュ大統領は胡錦濤に対して、過日のペンタゴンへのハッカー攻撃に言及し、抗議したという。

温家宝首相が「止めさせるようにしたい」と発言したという真意は、まぁ、首相自身が知らないわけだ。報告も受けてないし、まして指示してやらせているわけでもない。現場が勝手にやっているわけで、最近ではアメリカ、ドイツ、カナダ、日本、など、あちこちやられている。あまりに酷いのでこうして直接、中国の指導者に注意するようになったわけなんだが、目的は台湾侵攻に際してアメリカ軍の情報通信網を潰し、米軍の動きを止めようという意図があるとも言われているんだが、

 ニール部長は「中国によるサイバー作戦は以前から行われている」と指摘し、「最近になって規模、深さ、世界への広がりが増した。各国とも、その被害が忍耐の限界を超えたので、警告の意味で事実を明るみに出したのだろう」と、報道の背景を説明した。
 また、東アジアでは、日本や韓国など米国と関係が深いすべての国がサイバー作戦の標的になっているといい「日本政府も被害を受けている」と断言した。この点については、日本の防衛省関係者も政府のコンピューター・ネットワークが日常的に中国のハッカーに攻撃されていると認めていることと符合する。

 ニール部長は「政治局には、米国との関係を必要と考える現状肯定派と米国が太平洋を支配する現状をよしとしない反米勢力がある。衛星破壊実験、中国潜水艦による米空母追尾など一連の行動は、中国が米国を傷つける能力を持っていることを誇示するものだ」と指摘した。

この、台湾侵攻、アメリカ軍と一戦交えるという考えが、中国の一部にあるのは間違いないんだが、さて、こいつら本気でそんな事、考えているの?という気もしないでもない。で、今度はニュージーランドなんだが、

 ニュージーランド保安情報局のWarren Tucker局長は、地元紙「Dominion Post」に対し、カナダの情報機関が中国のスパイによるサイバー攻撃を疑った過去の例を引き合いに出して、中国政府が攻撃に関与していることをほのめかせた。
 今回の疑惑が浮上するわずか1週間前、中国外交部は、中国政府がドイツ、米国、イギリスのコンピュータネットワークへの攻撃を承認したという事実はないと発表した。

こうやって考えてみると、「中国政府がドイツ、米国、イギリスのコンピュータネットワークへの攻撃を承認したという事実はない」というのは、多分、本当なんじゃないか、という気がする。つまり、政府がコントロール出来ないところで勝手に人民解放軍がゴソゴソやっている、と。

で、思うんだが、人民解放軍の仮想敵はむしろ、中国政府そのものじゃないか、という気がするわけだ。アメリカを始めとする国際社会に勝手に喧嘩を売られて、困るのは共産党政府なんだが、その政府が解放軍の予算を握っている。予算というのは、武器を買うカネというだけじゃない、軍人の給料から、飼っている豚の餌代から退役軍人の恩給まで含まれている。もっと予算くれないと、国際社会に対するテロ紛いの嫌がらせどんどんやって、おまえらの立場を悪くしちまうぞ、というような、そんな行動ではないか、という気もしないでもない。

まぁ、本気で米軍の情報通信網をハッカー攻撃で混乱させられると考えてるとしたら、とんでもないバカだけどな。国際的なインターネット網と中国のネットを繋ぐ回線なんざ極めてショボいので、戦争になったらまっ先に切られてオシマイだ。本気でネットを潰すなら、拠点はアメリカ国内とか日本とかに置かないと意味がないし、そもそも米軍は自前の通信網を使うのでインターネットなんぞに頼らない。おいらの会社ですら、経理や売上、顧客管理のPCはネットから完全に切り離しているぞw で、ついでといっちゃ何だが、中国の諜報部員はこんな小細工もやってます、という話で。

 なでしこジャパン(日本女子代表)が出場している女子W杯中国2007で、スパイ疑惑が浮上した。現地時間13日(以下現地時間)に参加国のひとつであるデンマークがFIFA(国際サッカー連盟)に対して問題を訴えたという。ロイター通信が報じた。
 デンマーク女子代表のニールセン広報担当者は、中国との開幕戦を2日後に控えた10日に、「非公開で行なわれた練習中に隠しビデオカメラを手に我々を見つめている人々がおり、不愉快な思いをした」と、ロイター通信との電話インタビューで語った。また、チームがホテルの一室で戦術面についてのミーティングを行なっていた際も、鏡の後ろにカメラを持った中国人男性ふたりが隠れていたとのこと。

あの国はやたら役人とか軍人が多い国だからね。で、そいつらが勝手に自分たちの利権だけを考えて行動している。国家元首といえども、それをコントロール出来ない。人民解放軍も馬賊も軍閥も、その中身にはほとんど差がない。近代的な軍隊だと思っていたらとんだ間違いなのだ。

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